本日の画像
ミクロワールドサービスが顕微鏡の世界を伝えるコーナーです。 日々の業務メモやちょっとした記事もここに記します 【2024年】 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 お知らせ
当面の間,休業いたします。マンション外装工事が7月4日から8月終わりまでの予定となっています。このため仕事ができる日が限られ,各種対応が困難になっています。休業明けまでは注文も予約も一切受け付けできませんのでご了承下さい。仕事再開については本ページでアナウンスいたします(MWS)。 2024年8月31日
GLOBALの包丁は定評のあるものですが,お値段の割には,肉抜きの精度や刃付けの完成度がそれほどでもありません。しかし形はよく考えられており,鋼材もある程度永切れするので,多くの人にはじゅうぶんな切れ味と感じるでしょう。このような包丁に本刃付けすると異次元の切れ味に生まれ変わります。きょうの画像はG-57に本刃付けしたもの。切刃をていねいにつけてしのぎも作ります。この程度の切刃の幅でも切れ,食い込みは格段によくなります。研ぎはシャプトン#1500→工具用レジノイド#3000,GCの#8000で切刃を仕上げました。そのあとに同じ砥石の組合せで糸刃(実際には蛤刃に近い)を入れて完成です(画像/MWS)。 2024年8月30日
クチビルケイソウの涼しげな画像。台風でむしむしするので…(画像/MWS)。 2024年8月29日
これも中心部が七角形からはじまっている…のですが,それはたまたまです。でも,デザイン的には奇数個の方がよろしい感じもします(画像/MWS)。 2024年8月28日
この珪藻はタラシオシーラの仲間なのだけれども,なんと,中心部が七角形からはじまっている…。ながねんみていて初めて気がつきました。我ながら観察能力の低さにうなだれる思いですが,でも発見できたのでヨシ!と思うこともできますw。ウチの手持ちの試料にはあまり入っていないのでほかの細胞がどうなっているのか調べるのは難航しそうですが,もし100%の出現率で七角形だったとすれば分類の指標に使える気がします。但しそのことを証明するには最低でもSEMでの観察が必要になりますが(画像/MWS)。 2024年8月27日
クモノスケイソウが肉眼サイズだったら世の中のあらゆる人が拾い集めて絶滅してしまったかもしれません。誰にも気付かれないケシ粒のようなサイズで本当によかった…と思ったりもします。顕微鏡を持っている人だけが味わうことのできる自然の造形です(画像/MWS)。 2024年8月26日
これまでの人生でも特大のブツに遭遇したことは数回あった…。その原因の一つが理解された気分です。 2024年8月25日
この画像は透過明視野絞り込みですが,コントラスト強調すれば結構いろんな細胞内の構造を読み取ることができます(画像/MWS)。 2024年8月24日
お亡くなりになったミジンコは直ちにほかの生物の栄養になってしまいます…(画像/MWS)。 2024年8月23日
ながねん覗いていても,見たことのないものと出会えるのが顕微鏡観察趣味のよいところでしょう。きょうの画像の子もはじめてみました。これ,なかなかカッコイイ感じなのですが,どうも鞭毛もあるようで泳ぎ出すのです。ほとんどUFOじゃないですかコレ(画像/MWS)。 2024年8月22日
なにかを求めて甲殻類の殻に集合した付着珪藻。見た目はクチビルケイソウに似ていますがこんな集まり方をするのは怪しいので未同定です。ふつうに考えれば栄養を求めて甲殻類の有機物を目当てに集合したのかもと思いますが,この画像を見るにすでに栄養は吸い尽くされているような気もします。犬小屋に犬が入るように,珪藻にも小屋が必要なのでしょうか…(画像/MWS)。 2024年8月21日
ねざけを飲んでいたらちょっと面白い情報に遭遇。それが こちら です。 2024年8月20日
VIGOR No.5の超精密ピンセットや他メーカーのSS(極細)が茹で蛸の足先になっていた話は以前にしましたが,きょうの画像はその修復過程のもの。本ページの読者だけに伝えますが,この種の超合金の刃先は火で炙られてグチャグチャに変形していても結構なんとかなります。最初はラジオペンチでおおまかに整形,そのあとにプラ板に押しつけて整形,そして微妙な刃先の歪みは,ピンセットで挟んで整形するのです。筆者がむかーしからやっている方法です。何しろカネがない筆者は20代のころから30年以上にわたって,試行錯誤して曲がったピンセットを修復して使ってきたのです。「web上」などという概念もない時代だったので,情報に振り回されることなく思いついた方法で手技を尽くすことができました。こんな感じでいろんな刃先を修理してきました。 2024年8月19日
すこしも涼しい日が来ないので画像だけでも寒々としたものを…。夏になってからずっと週間天気予報をみていますが,来週は32゚Cくらいとの予想が出ていてもその週になれば36゚Cの連続で,気温についてはほぼ詐欺予想になっています。こんなに外れる予想をするくらいなら,毎日36゚Cと書いてくれた方が精神衛生上はずっとマシな気がします。天気についてはほぼ当たっているのに,なぜ気温の予想だけは外すのでしょうか。ふしぎです(画像/MWS)。 2024年8月18日
このところ押し入れ上段で寝ているのだけれども,きゅうくつながらも結構寝られる感じです。暗いし,足下の開口部分で温度調整が容易です。空調の騒音も小さくなります。そこに昨日から10年ぶりくらいに耳栓も復活しているのだけれども,眠りが深くなった気がします。これで酒を減らせればいいのだけれども…。 2024年8月17日
いろんな事情(押し入れを寝床にする)があって荷物をひっくり返して大騒動の盆になっています。筆者は冷房の風が苦手でただでさえまともな睡眠がとれないのに,床に寝ると冷風の影響で大量の酒を飲んでもまだ悪化した睡眠になるので根本的な解決法を探っています。まぁ毎年のことですが。。 2024年8月16日
もはやダイコンに見えるキログラム級のキュウリ。これ食えるの?と思いましたが包丁を入れてみれば食えることはわかりました。ので,タネをかき取ってから適当に切り,鍋に入れてビミサンを振りかけます。少しすると浸透圧の関係で水が出てくるので,鍋を火にかけて煮ます。味が均等に染みるように何度もかきまぜます。煮汁が減ってきたら油揚げを加えてよく混ぜて煮汁を吸わせて少し蒸せばできあがりです。1本のキュウリでどんぶり一杯になりました。 2024年8月15日
14日は物品引き渡しその他の案件で勤務帰りの方にお立ち寄りいただきました。顕微鏡関係の業務を日常とする方なので,たとえ茶飲み話でも顕微鏡的な意味で以心伝心な時間が過ぎゆくのです。有り難いことです。 2024年8月14日
せんじつ掲載したミジンコたちに関して専門家からのコメントを頂戴いたしました。感謝です。それによると,9日に掲載した「マルミジンコに似ている気がします」の画像に写っている種は,Chydorus brevilabrisという種類なのだそうで,"マルミジンコ"(Chydorus sphaericus)ではないとのこと。「この2種を見分ける同定形質が唇弁の部分で、breviは丸、sphaeriは尖っているという特徴があります」という指摘もいただきました。さすがは専門家。恐るべしです。 2024年8月14日(2)
100点という点数は人生の中でも数えるほどしかとっていないような気がします。高校3年の頃に1回だけ,河合塾の全国模試で化学が100点だったことはあります(ほかの科目は惨憺たる結果でした)。それが「インターネット老人会」なる検定で100点をとってしまいました。ネット廃人検定とでも呼ぶべきこのテストはあまりにも簡単で,100点を確信して100点をとれた人生初の出来事かもしれません。わはは。 こちら で検定できます。若い人には何のこっちゃという出題ですが,ネット歴25年以上なら苦もなく解答できるものになっています。本ページの読者なら100点続出な気がします…(画像/MWS)。 2024年8月13日
はじめて見た藻類の群体。たぶんボルボックスの仲間なのではと思いました。都心暮らしだと,そこいらへんに池もないし,こんな見事な群体などこれまで見たこともありませんでした。この群体,細胞どうしが粘液糸のようなもので連結されています。こういったものを見ると本気でイメージングしたくなりますが,残念ながらカバーガラスの端っこにいたので,水浸対物レンズを使うことはできませんでした。よって,連結部分の拡大は乾燥系のNA=0.95での画像です。悪い絵ではありませんが,もうちょっと高解像で残したかったなー(画像/MWS)。 2024年8月12日
ミジンコたちも休眠卵になってお休みの頃,日本でも盆休み。暑すぎて何もよいことがありません。みなさん休みましょう…(画像/MWS)。 2024年8月11日
これはゾウミジンコかな。あいかわらず下手くそな絵ですがせっかくなので掲載(画像/MWS)。 2024年8月10日
みたいものはカバーガラスの端っこにあるというのは,永久プレパラートでも,一時的プレパラートでも変わらないのかもしれません…(画像/MWS)。 2024年8月9日
気象庁が「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」というものを発令したのだけれども,こういった情報があってもその確度は不明で,地震予知ができたことがないことも考えれば,南海トラフに限らないほうがよいような気がします。確かに,あの3.11の巨大地震のときは,3月9日にM7級の地震があり60cm程度の津波も観測されています。これが不気味であることは本ページでも記事にした通りですが,予知にはまったく至っていません。 2024年8月8日
新型コロナの陽性率がピークを超えたとの意見がネット上で相次いでいます。モデルナ推計値では確かに下がっていますが,ピーク越えというよりはいまの時点では高止まりという感じでしょう。この陽性率の低下には2つの考え方があって,「ほかの発熱性疾患は一定値・新型コロナの患者が減った」というケースと,「新型コロナの患者はあいかわらず多いが,ほかの発熱性疾患も激増したので,新型コロナの検査陽性率が見かけ上低下した」というケースです。今回は溶連菌や手足口病などほかの発熱性疾患が増えてきているので,単純に新型コロナが減ったとはいいにくい気がします。そもそも検査を受けていない人も多数でしょうし。 2024年8月7日
からつ(唐津)の海を漂っていた珪藻。コスキノディスクス属(コアミケイソウ属)の一種です。被殻表面の微細構造が見えてきています。分類は表面の構造からもわかりますが,より専門的には側面の陥没を探します。画像2枚目には,二カ所の陥没部分があるのですがひじょうに微妙なものです。探してみて下さい(画像/MWS)。 2024年8月6日
マイクロカットキュウリはそのまま ゆずの村 でもかけて食べれば上等なのですがほかの食べ方もいろいろあります。その一つがきょうの画像で,ちくわを調味料に用いたものです。ちくわは開いて,そのままでは厚いので半分にそぎ切りにします。これを刻みます。そこにごま油を適量たらしてよく和えます。これでOK。ちょっと中華風の薄味のおかずができあがりです。といっても,キュウリもちくわも,マイクロカットするのに高難易度の素材です。これを味わえるのは全国415人くらいの研ぎファンだけかもしれません。筆者の感覚では,ちくわの皮はあらゆる食材の中でももっとも硬いものの一つと思っています。薄いので「硬い」とは気づきにくいですが。 2024年8月5日
あついので毎日,こんなものばかり食べています。当店特製のマイクロカットキュウリ。これは包丁が切れないと作れないもの。キュウリは切れない包丁でもラクに切れる代表みたいなものですが,これがマイクロカットとなると話はまったく別で,すっと刃先が入るようなカミソリ級の切れ味が必要になります。これをシャリシャリと食べるとなんだか疲れも和らぐような気がします。食感がまるで変わり海藻でも食べているかのようです。研ぎが得意なみなさまは一度試して見るのもよいかもしれません(画像/MWS)。 2024年8月4日
これは近所のスーパー(シマダヤ)に並んでいたカツオ。宮城県産て書いてあったのだけれども,それは大雑把過ぎるよねという感じ。扱いから見ても気仙沼産の感じなんだけれども,もしそうなら 気仙沼 と特筆大書してもらいたいくらいです。日本有数のカツオ水揚げ港ですし品物の品質も上々なのです。きょうもいつも通りに切りつけてからバーナーで焼き,脂をからめながら並べて,藻塩,刻みタマネギで頂きました。銚子の朝どれよりは一日遅れで身が柔らかいですが,風味は申し分なくおいしく頂きました(画像/MWS)。 2024年8月3日
このページにはときどきくまモンが登場するのです…。きょうのくまモンは九州からの産直です。都内ではめったに見かけないのですが九州地区であればスーパーなどでそこそこ見かける品物です。当室の優秀な調査員Aがスーパーで見つけて連れ帰ったものです。中身は食べません。どこかに転送します。欲しいのはくまモンなのです。わはは(画像/MWS)。 2024年8月2日
だれでも知っていると思いますが,デイリーポータルZというアクセス数の多いお化けサイトがあります。馬鹿げたことを本気で追求する記事が楽しく,筆者は十数年前から欠かさずチェックしています。このサイトのWEBマスターの林雄司さんのことを筆者は密かに天才!だと思っていて,いつもその発想に「やられたー」と感じていました。今回もやられました。 2024年8月1日
むいたモモの皮と種を水に浸して一晩冷蔵庫に置くと,おいしいモモの水ができるという投稿をSNSでみかけた。そうしたらモモが転がり込んできたので早速やってみます。すっきりとしたうすい甘味とさわやかな香りでこれは悪くないなと思いました。でも,残った皮はどうするのという気もしたので,もう一つのモモをむいた皮と種と一緒に電子レンジでチン。経験的にはたいていの食材の皮は電子レンジでチンすれば食べられるのです。ちょっとモソモソしていますが食べられないほどではなく,食物繊維として頂いてしまいました。今年初物のモモは完璧な熟し具合で幸せな時間を過ごしました。モモを連れてきてくれた方には感謝感謝です(画像/MWS)。 Copyright (C) 2024 MWS MicroWorldServices All rights reserved. (無断複製・利用を禁じます) 本ページへの無断リンクは歓迎しています(^_^)/ トップに戻る |