本日の画像
ミクロワールドサービスが顕微鏡の世界を伝えるコーナーです。 日々の業務メモやちょっとした記事もここに記します 【2019年】 1月 2月 3月 4月 5月
2019年4月30日
「たくさんのふしぎ2019年6月号」に関するその後の情報です。 2019年4月29日
「たくさんのふしぎ2019年6月号」は,amazonでの在庫が復活せず,大変ご迷惑をお掛けしております。すみません。出版社側からの手配は25日には済んでいるはずなので,amazon側での対応が遅れている模様です。4月28日22時現在,Rakutenブックスさんの方でも,予約受付が殺到したようで,注文できなくなってしまいました。万事休すです。 2019年4月28日
世の中で売られているタコには2種類ある。うまいタコとまずいタコだ。うまいタコは本ページで紹介した,必殺薄切りタコの技法によっておいしく食べられるのであるが(2018年2月15日付け記事参照),まずいタコ,おまえはダメだ。どうやったらここまで味が抜けるのかと首をかしげるようなものが堂々と売られている。そういったものをどうするかというと,必殺薄切りタコの技法に加えて,早煮昆布をハサミでチョキチョキして加えるのである。そして数時間放置。これで食えるものに変身する。きょうの画像はその処理例。薄く切って醤油をたらし,早煮昆布を乾燥したまま加えるだけ。昆布のうまみがタコに移り,タコの水分をほどよく吸い取り,酒のつまみにはじゅうぶんな代物になる。忙しい日々にも料理は欠かしませんが,その理由の一つは,こういった他愛のない創作行為がストレス解消になるんですよね(画像/MWS)。 2019年4月27日
『珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』は5月1日発売です。すでに出版情報は流れていますので,全国の書店で注文可能な状態にあると思います。そこで,きょうは書店注文の方法を書いてみましょう。欲しい本が書店にないときに,レジやカウンターで注文すれば,数日で本を取り寄せてくれるサービスがあるのです。 2019年4月26日
『珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』は,まだamazonで在庫切れが続いています。ご迷惑をお掛けしましてすみません。 2019年4月25日
『珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』は,まだ発売前にもかかわらずamazonランキング1位を獲得しました。前著でも1位を獲得していましたが,あれからずいぶん久しぶりの1位獲得です。これも皆様のおかげでありまして,深く感謝申し上げます。 2019年4月24日
『のらぼう』は茹でてそのまま食べてもじゅうぶんおいしいのですが,山ほど買ったのでいろんな料理で試すのもよろしい。たらこスパゲッティに大量に入れるとよくマッチしてとてもうまいし,単にあごだし醤油で食べるのもまたオツなもの。きょうの画像はちょっと思いついてやってみたもの。のらぼうに藻塩を振り下味をつけ,バター少々をのせて電子レンジで軽く溶かしてよく和えます。そこに新もののシラス干しを加えてよく和えてできあがり。シラスはいちど酒蒸しにしてから使うとなおよい。 2019年4月23日
予約受付中の『たくさんのふしぎ6月号』ですが,夜にamazonのサイトをみたらこんな状況でした…。これでは注文しようとページを開いた人も,ちょっと戸惑いますよね。こうして販売機会を逃すというのはムダ以外の何物でもなくもったいないのです。。そしてこのようなことはまず滅多に起きないのに,なぜか筆者の身には降りかかるのです。子どもの頃からこういった不運が降り注いできたのでもう慣れました(笑)。こんなことくらいはカワイイものです。たぶん。このあとにもっと巨大な不可抗力的な販売妨害がおそってこないことを願いますが,筆者の人生的にはたぶん何かがあるかも…と身構えてしまいます。不運をかいくぐってきた人の人生には,安息などという時間は少ないのかもしれません(画像/スクリーンショット)。 2019年4月22日
『たくさんのふしぎ2019年6月号 珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』 ご案内 福音館書店の人気雑誌「たくさんのふしぎ」の6月号(5月1日発売)は一冊まるごと珪藻特集です。ミクロワールドサービス過去10年間の活動の集大成として,珪藻の魅力を平易な言葉とたくさんの画像で紹介いたします。目では見ることのできない小さなガラス。しかし顕微鏡で覗けばそこにはふしぎな世界が広がります。採集方法,珪藻を洗っている作業,並べるにはどんな苦労が?など,多くの方から質問を受けてきた事柄についての答えもあります。未発表の画像や撮り下ろしの画像をたくさん投入し,当サービスのお客様でも新鮮な気持ちでご覧頂けます。 2019年4月21日
20日も『のらぼう』を探す旅に出ました。先日購入した増戸産の『のらぼう』は近年でもよい味わいだったので,Round2に突入したわけです。のらぼうの旬は短く,産地も限られているので気合いを入れて入手にいかないといけません。むかしは地元に住んでいたので珍しくもなかったのですが…。 2019年4月20日
忙しいときに合わせるようにパソコンというものは壊れる。困るなあ。つねにバックアップを用意しているので業務は止まりませんが,使い勝手も異なりますしデータの待避などには時間をとられます。今回は冷却ファンの故障。自分で交換するのは面倒な機種なので業者に頼む予定。古い機種なのですけれども測定器がそのパソコンでないと動かないので,修理するより他はないのです。モノクロのCMOSやテスターや分光器を廃棄にするわけにはいきませんので。デジタルものはこういったところが困りますね(画像/MWS)。 2019年4月19日
18日は都内で顕微鏡の午前午後でした。旧知の間柄で集結し,Jシリーズの取扱法,レンズの清拭,乾燥マウント珪藻の観察,深度合成,ヒトツメケイソウの照明法,水浸−DICによる原生生物の観察,機材メンテナンスなど盛りだくさんでした。大量の顕微鏡に囲まれ,いくらでもやることがあり,その一つ一つが楽しいという夢のような時間でした。夕方になれば薫り高いウィスキーを南極の氷でいただきながら,水浸対物レンズを用いてきわめて鮮度の高いミドリゾウリムシを微分干渉観察。これをオトナの贅沢というのでしょうか…(画像/MWS)。 2019年4月18日
17日は『のらぼう』を探す旅に出ました。時期的には少し遅いのですが,のらぼうは花芽を食べるものでもあるので,ぎりぎり遅いくらいに,雨がたっぷり降って,そのあとに日射が適度に続いた頃に味の濃いものが採れたりします。のらぼうは五日市周辺の特産品ですが,その狭い地域でも品質に差があり,増戸産のものは別格だと思っています。寒暖の差があってしっかりと朝露に濡れるようなところがよいのです。 2019年4月17日
これは21世紀に入って間もない頃の画像。ポスドクとして働いていた研究所の実験室のようす。採用されたのはよいけれども,顕微鏡は故障したBHSPが一台あるだけ。海産珪藻の培養実験を行うというのに手も足もでない設備状況。顕微鏡を買おうにも,研究予算は消耗品以外には使ってはいけないのだという。消耗品というのは,5000円以内の物品のこと。それではなんにもできないので,廃棄顕微鏡を持ち込んで,じぶんで分解掃除して,セルカウントや撮影ができるようにとS型と格闘していたのです。 2019年4月16日
この葉っぱが出てくるようになると春の不眠まつりが訪れるというのが恒例行事だったのですが今年はまだ寝られています。横で寝ている人は一度も起きないまま朝を迎えることができるので,それと比較すると最低3回は覚醒して2回はトイレにいくという筆者の睡眠が劣悪であることは疑いがありませんが,それでも,ここ数年と比較すると信じられないくらいまともに寝られている…という印象なのです。 2019年4月15日
野党の候補者に対してでっちあげた嘘の犯罪情報を流したり,候補者に不利な情報を流すといったことは明石市長選や沖縄県知事選などの例に見るように,しばしば起きていることですが,どういった関係者がそのような工作員活動を行っているのかはわかりませんでした。しかし今回, こんな ことが明るみに出て,どうも組織的犯罪の疑いが濃厚になったようです。謎が一つとけたようで,ちょっとすっきりしました(画像/MWS)。 2019年4月14日
おととい教員公募における出来レースの実例をお話したわけですが,もちろん,世の中出来レース「だけ」でできているわけではありません。本物の公募,というものもあります。実体験から「これは本物」といえる例が少ないのが残念なところではありますが,それでも思い当たる例があります。 2019年4月13日
きょうは国にコクミンネンキンという名の税金をン十万円も吸い上げられる日でしたので,じつに気分がわるく,少しでも中和するために花でも探しながら5,6キロほどさんぽしました。都心ですから緑も少なく,こうやって画像にしても,都会の緑は薄っぺらいですね。きれいなんだけれども,あまり安らげないのです。緑に包まれる感覚がないからなのでしょう(画像/MWS)。 2019年4月12日
きのう研究者や教員公募では出来レースも珍しくないことを述べましたが,きょうはその体験談について書いてみましょうか。 2019年4月11日
優秀な研究者であるにもかかわらず職を得られずに40代前半で自殺した人の話が こちら で紹介されていた。この研究者の本を出版した会社の社長のブログにはさらに詳しい話も載っていた(こちら)。 2019年4月10日
きょうの画像は,故障して分解してもとに戻せなくなった廃棄顕微鏡を譲ってくれた知人に,直ったよの報告と御礼がてら送付したもの。17年前にはこんな画像を作って遊んでいたのだから不良研究者と言われても仕方がないでしょう(笑)。でも不良研究者なりに,ちゃんと顕微鏡とデジタルカメラを使いこなしていることがわかる絵になっていますよね? そこも笑っていただいてよいところかもしれないですね。一枚の画像のなかには,ちゃんと今後の方向性が写っているではないですか。わはは(画像/MWS)。 2019年4月9日
グリセリン浸の対物レンズは,カバーガラスと対物レンズ先端の間をグリセリンで連結して使います。グリセリンは自家蛍光が小さいので蛍光用対物レンズを液浸にするのに向いているのです。液浸のやり方はいろいろですが,グリセリンは表面張力が大きい上に濡れ性が悪く,カバーガラス上にグリセリンを一滴垂らして対物レンズを接触させるようなやり方だと対物レンズ先玉に空気膜が残ってしまうことがあります。見た目には完全に液浸にできているように見えますが物体にピントを合わせるとほとんど結像してない,といった状況になります。 2019年4月8日
レイマーさんの対物レンズはどんなもんでしょうという感じの問い合わせがありましたので,テスト撮影の画像をのせてみます。使用したレンズはFL40/1.0 Glyc 160/0.17です。グリセリン浸にして,いつものJ166に載っているクモノスケイソウを撮影しました。J166はカバーガラス厚さが0.145mmなので厳密には0.17mmのときと光路長が変わりますが,グリセリンの屈折率が1.47付近で均質液浸に近いので実用上は無視できます。 2019年4月7日
室内の片づけで一日が暮れてしまうどころか,日付が変わるほどになってしまいました。ので,きょうの更新は筆者のところに届いたボキャブラリーテスト結果。いずれの結果も当然のことながら筆者よりもはるかに上の得点で,今のところのデータでは筆者が最下位をキープしておりボキャブラリの貧困さを如実に露呈することとなっています…。まぁ,ろくに勉強もしない不良生徒だったので仕方ありません。 2019年4月6日
『令和』のレイは『レイマー』のレイかもしれない…かも。画像はレイマーの誇る有限補正系の蛍光用グリセリン浸レンズ。誰でも手の届く価格でこのようなものを供給してくれるメーカーはほんとうに有り難いです。『令和』の時代にも大活躍して欲しいと思うのです。レイマーさんの対物レンズ群は こちら で見ることができます(画像/MWS)。 2019年4月5日
これはカバーガラス表面に生じた傷。大量の珪藻が並ぶ豪華な標本を作り終え,さてきれいにしようとカバーガラスを清拭。そして拭き具合チェックしようと顕微鏡を覗いてこれを見つけたときの気分は,血の気がひくというか何というか,表現のしようがありません。この大量の傷は決まったロットのカバーガラスだけで発生したので,原因は硝子材の不均一になるのだろうと推測しています。レンズペーパーにダイヤモンドの粉末を塗ったってこんなにきれいな傷を入れるのは難しいです…。 2019年4月4日
3日の都内のようす。ちょうどピークかな(画像/MWS)。 2019年4月3日
これはスライドグラス裏面の傷のようす。8年間ほど使用した標本です。白クラウンガラスのスライドグラスですが,表面に結晶が析出してきています。これは磨いてもとれない硬いものです。縦に入っているラインは使用時に生じた傷。顕微鏡のステージは金属でできているので,スライドグラスを置いて滑走させただけで傷が入ります。当サービスのJシリーズのような完全無傷の製品にとっては,顕微鏡のステージでさえも傷の原因となる凶器になってしまいます。では柔らかければいいかというとそうでもなく,ガラスというのは木材でこすっても傷が入ることあるのです。モース硬度でいうとはるかに柔らかい銅で引っ掻いても傷がつきます。ので,ガラスに傷をつけないためには,何にも接触させないというのがいちばんの方法です(画像/MWS)。 2019年4月2日
これは劣化したカバーガラスの表面。透過暗視野でNA=0.45による撮影です。露出はISO400で1/2秒ほど。 2019年4月1日
手元に壊れた100xの金属対物レンズがあるので,ちょっと悪あがき。使用不能なものはためらうことなく破壊できますので,勉強材料として使えます。症状は軸出し不良と巨大な球面収差で,落下衝撃品に典型的な症状です。こういったものはまず修理は不可能なのですが,ダメ元でやってみます。各エレメントにばらして,それぞれのエレメントを目視検査。のちに組込。エレメントの間隔がきちっと隙間なく収まるように注意しながら組み込みます。そして検鏡。やっぱりダメorz Copyright (C) 2019 MWS MicroWorldServices All rights reserved. (無断複製・利用を禁じます) 本ページへの無断リンクは歓迎しています(^_^)/ トップに戻る |