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ミクロワールドサービスが顕微鏡の世界を伝えるコーナーです。
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新刊書のご案内
 

『たくさんのふしぎ2019年6月号 珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』を出版しました!! 各方面から絶賛の声が届いております。本の紹介についてはこちら をご覧下さい。






お知らせ


『たくさんのふしぎ2019年6月号』のアマゾン在庫が復活しました(こちら)。大変お待たせいたしました。

多くの方からとても好評で,プレゼント用,お土産用にも最適との声を頂いております。この機会に,多くの子どもたち,かつて子どもだった人たちに珪藻という「新しい世界」を紹介頂ければと思います。ブログ,SNS,クチコミ等でぜひ本書の情報を拡散して下さい。そしてぜひお手にとってご覧頂ければと思います(画像/MWS)。








2019年5月31日




今月の本ページは『珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界(月刊たくさんのふしぎ2019年6月号)』の連動特集として更新して参りました。今回の本は雑誌ということもあってそれなりの部数を発行されているようで,多くの方に珪藻を紹介できるチャンスを作れたのはとてもよかったと思っております。

しかし本を出版しただけでは,珪藻を学ぶ材料が世の中に配置されただけです。いろいろな人にこの本を「発見」してもらわなければ,せっかく出版した本も存在しないことと同じで,何の意味もありません。

現在は書店が少なくなり,また人々も書店めぐりに費やす時間がなくなってきています。パソコンやスマホなどの情報機器にどうしても時間をとられてしまうからです。

この状況下では,せっかく出版した本も存在を知られることなく倉庫に眠り,廃棄されてしまう可能性が高くなっているのです。

『珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』はとても大きな反響があり,皆様から絶賛されましたが,それでも多くの人に認知してもらうのは本当に大変な作業です。

皆様,本書をお読みになって価値のあるものだとお感じになりましたら,周囲の方々に出版情報と入手法を広めていただくようお願いいたします。本を人の手に渡すことにより,本来の機能をもたせてあげてください。どうか引き続きよろしくお願いいたします(画像/MWS)。








2019年5月30日




『珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界(月刊たくさんのふしぎ2019年6月号)』発売からまもなく一ヶ月になろうとしています。多くの方々からご好評を頂いております。SNSの情報で入手した方,書店で表紙に一目惚れして入手した方,プレゼントにもらった方などがおられるようで,いろいろなシーンでご利用いただいていることに著者として大変うれしく思っております。アマゾンにもレビューを書き込んで下さった方々がおられます。一つ一つ,繰り返し拝読しております。様々なご感想に勉強になるとともに,心より感謝の念がわき上がってきております。ありがとうございます。

通常『月刊たくさんのふしぎ』シリーズは,しばらくの間はバックナンバーとして入手できることがほとんどで,アマゾンなどでも既刊のタイトルについて在庫が確認できます。しかし『珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』は売れ行きが好調のようで,ほかの号と同じくらいの期間,在庫が保つかどうかわかりません。今後も人気が続くようなら,そう遠くない将来に在庫切れになることもあるかもしれません。月刊雑誌ですので在庫切れになったら増刷はありません。

入手しようと思いつつまだ手にしていない皆様,ぜひ早めにアマゾン,書店注文等で確保して下さるようにお願いいたします。

きょうの画像もボツ画像。カラフルに表現した珪藻の殻ですが,編集過程で自然と排除されました。筆者もこの絵はちょっとケバケバしい感じがしていて,『たくさんのふしぎ』よりはニコンスモールワールド向きかな,と思っていましたので,ボツにしてもらってホッとした感じもありました。編集者さんやデザイナーさんの美的センスと同じ方向性の感じがしたからです(画像/MWS)。








2019年5月29日






きょうの画像は修理を終えた油浸対物レンズのテスト撮影画像。物体はもちろん珪藻で,クモノスケイソウとカザグルマケイソウです。緑フィルターを入れてタングステンランプでの撮影です。製造から50年以上経過している古いレンズですが,修理はうまくいったようで,画像を見る限りおかしなことは起きていません。簡易照明の乾燥系コンデンサでこれだけ見えれば十分でしょう。正しい取り扱いを心がければ今後も末永くよい像を結んでくれそうです。ダメ元で行った油浸対物レンズの分解修理でしたが,結果は大収穫で終わることができ,ほっとしました(画像/MWS)。








2019年5月28日






油浸対物レンズの修理は最もやりたくないものの一つです。ただでさえ対物レンズの修理は難関で,分解してもとに戻る可能性は低い上に,そもそも分解自体が困難です。それが油浸対物レンズともなれば組み込み精度が非常に高く,ほんの少しの軸ずれを起こしただけで像不良を引き起こします。ので,やりたくないのです。

しかし重い腰をあげて取りかかることにしました。使えないレンズは修理しなければいつまでも使えないままです。もし修理に成功すれば復活するわけで,修理失敗でもダメ元です。時間が無駄になるかもしれませんがやるだけの価値はあります。修理対象の油浸対物レンズは,カバーグラスと対物レンズ先端を油浸状態にしたまま,倒立状態で長い間放置されたもののようで,対物レンズ内部がオイルで満たされていました。油浸対物レンズのオイル浸しです…。

年代物でもあり分解は困難を極めましたが,なんとかレンズユニットを取り出すことには成功。画像一枚目でわかるように,レンズユニットがオイルまみれです。垂れるほどにオイルが入り込んでいます。これの拭きは大変な作業です。下手な溶剤は使えないので,小さく切ったレンズペーパーなどで何度も拭き取ります。油膜が薄くなったら中性洗剤による清拭を行い,最後はレンズクリーナーをつけた小さな紙片でレンズには触れないように拭きます。クリーナーが染みこんでレンズのバルサム劣化を起こすのを防止するためです。

レンズ面はペーパーでオイルを吸わせた後に数回から拭きして,残存した油膜は中性洗剤による清拭で除去します。最後はごくごく少量のレンズクリーナーをつけたWhatman105で極力金枠には触れないようにレンズ面を拭き上げます。

このような作業をそれぞれのユニットごとに繰り返します。作業はもちろん実体顕微鏡で確認しながらのものとなります。極端に困難なのは,先玉の後ろ側を拭くことです。超半球レンズを拭くわけですが,このレンズは1mmくらいしかないので,その手技には高度なものが求められます。たっぷりオイルが染みてしまっているので,この一面を拭くだけで一時間近くをかけました。

こうして見た目にはきれいになったレンズユニットが揃い,元通りに,組み込み順と組み込み方位を確かめながら組み立てます。向こうが見えなかったレンズがすっきりと透明になったので気分も最高です。が,果たしてこれ,使えるのかしら…(画像/MWS)。








2019年5月27日




小型犬はとにかく動き回ってじっとしていないので,わんこ撮影はまるでゾウリムシを撮影するかのような難しさがあります。一発必中で良い絵を撮るのはまず不可能。でもNikon1J5の爆速ピントと機動性で,明るさが十分なところならけっこう命中率が上がります。わんこはカメラ嫌いな子も多く,よい表情を撮るのは難しいのですが,きょうの画像は久々にいい感じかな? お花とわんこは絵になりますね(画像/MWS)。








2019年5月26日






珪藻などの微生物採取や微化石調査では現場で顕微鏡を覗きたくなることがあります。必要とする倍率は200倍程度なので,けっこうしっかりとした光学系が必要になります。コンパクトで持ち運びできて高倍率が出せる顕微鏡というのは意外に選択肢がなく,現在でもあまり供給されていません。ニコンはむかし携帯顕微鏡H型という機種を発表し,しばらくの間販売さしていました。現在から見れば約40〜60年ほど経過した古い顕微鏡なのですが,コンパクトさと性能を考えると未だにこの機種はよくできていると思います。

ただ,あまりに古いので,もちろん中古で入手するより他はありませんし,運良く入手できてもレンズやプリズムは曇っており,電装系は故障し,塗装は傷みといった感じで,分解メンテナンスができる人でなければ実用性はありません。また一度メンテナンスしても,定期的に,たとえば5〜8年に一回くらいは分解清掃を行う必要もあり,良い状態を維持するのはなかなか大変です。

きょうの画像は分解メンテナンスの一コマ。この機種を最初に手にしてから18年くらいが経過し,何度も分解してきたので分解メンテナンスもようやく気楽にできるようになりました。各部のパーツをきれいに磨いて,接眼レンズも対物レンズもばらして清掃します。画像二枚目は10倍対物レンズを清掃中の様子。このレンズはとても小さく,リングネジを外して清掃した方がきれいになるのです。接眼レンズなどもそうで,一度分解してレンズを取り出し,きれいに拭き上げた上で元通りに組みます。

この時代の顕微鏡はレンズの貼り合わせにバルサムを使っていることがあるので,不用意にエタノールなどで清拭すると破壊することがあります。ので,希釈した中性洗剤による清拭を中心として,分解して取り出した単レンズなどはエタノールでの清拭も行います。旧式顕微鏡のメンテナンスでは肝となるかもしれない留意点です。

すっきりとした視野に戻れば作業はおしまい。最近はフィールドで活躍するよりは,室内で回覧するのによく使っています。大きな顕微鏡を設置してそこに並んでもらうのもよいですが,携帯顕微鏡を回覧して微化石や顕微鏡談義に花が咲くのもまたよいものです(画像/MWS)。








2019年5月25日




この絵はお気に入りのものだったので,『珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』の表紙にならないかなー期待したのです。白バックというところも,明るい感じがして表紙向きです。…と思っていましたが,改訂過程で,この絵を凌ぐ素晴らしいアイデアが編集者さんから提案されたので,それに従って作業してみたところ,次元の異なるものができたので,あらかじめ準備した画像はお蔵入りになったのでした。

このような経緯でボツになるのは,すっきりしていて気分もよいものです。いや〜いっぽんとられた〜という感じでしょうか(画像/MWS)。








2019年5月24日




珪藻はガラスの殻に包まれた生き物で,ガラスの殻はカプセルのようになっていて,それぞれのパーツにばらすことができます。二つのカップが組み合わさって,真ん中をバンドで留めたような格好をしているものが標準的です。そのことを示そうとしたのがきょうの画像。ミスミケイソウ(Trigonium)の三角形型を選んで,殻が組み合わさった全体の様子を横からみたもの,殻を上下からみたものを一枚の絵にしています。

このような絵を作るには大量の珪藻を検鏡して素材を探し,それぞれの画像を作り,画像処理を施してと,大変な作業になります。この画像も,『珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』のために用意したものでしたが,あまり面白くないと判断されたようでお蔵入りとなりました…。ので,本ページで皆様に紹介しませう(画像/MWS)。








2019年5月23日




きのう掲載した干上がって真っ白になった川に降りて,小さな石ころを拾って顕微鏡で見てみたのがきょうの画像。全面びっしりと珪藻の殻で覆われていることがわかります。小さなつぶつぶが連なっているのはメロシラ・バリアンスという珪藻で,流れのゆるやかな河川で大増殖する種類です。ほかに細長い針のような珪藻の見えています。これらの珪藻はとても小さいので,大きな画像を用意しました。ぜひご覧下さい( こちら )。これが干上がって白くなった河原の石の,ミクロな姿なのです。

ちなみにこの画像も,『珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』のために用意したものでしたが,最終判断で却下になりました…。ので,本ページで皆様にお披露目?するのです(画像/MWS)。








2019年5月22日






渇水になり河川が干上がってしまうと,それまで繁茂していた珪藻が空気にさらされて死んでしまいます。そして日光にさらされるうちに葉緑素などが脱色して色が抜けてしまい,ガラスの殻が残ります。ガラスの殻は光をよく散乱するので白く見えます。そのことを示したのがきょうの画像です。秋も終わりに近づき乾燥した日々が続き,ついに干上がってしまった河床です。一面,真っ白になっています。

なかなか良い絵ではあるのですが,一枚の絵で珪藻が繁茂している様子,乾燥した様子の両方が表現できていないので,わかりやすさとしては不足です。また日暮れ後の撮影となったので,寒々とした空気感になっています。それでこの絵も,せっかく現地撮影に赴いていろいろ撮影したのにボツとなりました…。良い場所を見つけてよい構図でよい光のもとで撮影するというのは,思いの外,難しいものです(画像/MWS)。








2019年5月21日






きょうの画像もボツ画像の例。珪藻がガラスで囲まれたカプセルになっていることを示す画像が必要と思い撮影したもので,被写体は淡水にいるピンヌラリアの仲間,ハネケイソウの和名があります。この一細胞を追いかけ回して,殻の正面と横向きから撮影したものです。この珪藻は滑走運動で動きますので,時間をかけて追跡すれば横を向いてくれることもあるのです。その際にゴミなどがなければ,わかりやすい絵にできるわけです。画像一枚目は縮小したもの。二枚目はもとの画像から切り出したもので少し縮小しています。

同じ細胞を写しているので,長さは当然そろっています。横向きの絵は中心部にピントを合わせているので,二枚の殻が組み合わさっている様子もわかります。液浸領域でなければとれない絵で,透過明視野としてはかなりレベルの高いものですが,児童書にはわかりにくいという理由でボツになりました…。この絵を作るだけでも大変な時間がかかることは,本ページの読者には自明のことでしょう。じっさい,大変です。

でもそういった苦労と,子どもへのわかりやすさは別の話。どんなに大変な料理でもお客様の口に合わなければ価値が低くなるように,顕微鏡写真でも,技術レベルよりも大事なのが分かりやすさだったりします。そこの辺りの一貫性を持ち続けている出版社のスタッフさん(デザイナーさん含む)はさすがだな,と思います(画像/MWS)。








2019年5月20日






写真で埋め尽くされた一冊の本を作るには,まず画像を準備しなくてはいけません。数万枚のストック画像から最適な一枚を選び出す作業が必要ですし(延々と時間がかかります),適切な画像がなければ作らなくてはいけません。時には被写体を作る作業まで必要なこともあります。そして,それらの仕事の結果できた画像でも,「なんか違うな〜」となれば「却下」されます。誌面には限りがあるので当然のことです。

きょうの画像は「却下」になった画像の例。珪藻はよくフタ付きのシャーレに例えられますので,シャーレっぽい珪藻を重ねて撮影してみました。じつに面倒です(笑)。同時に本物のシャーレも撮影して,両者がよく似たものであることがわかるようにしました。画像では同じサイズにしてありますが,本物のシャーレは珪藻の1000倍の直径です。1000倍と言ってもスケール感がピンと来ないかもしれません。100円玉の直径は22ミリメートルなので,これを1000個並べると22メートルになります。そのくらいの違いがあります。

画像のできばえはともかくとして,個人的には気に入っていた絵なのですけれども,編集過程で細部を詰めているときに「却下」されて,別の絵と差し替えになりました。別の絵もサンプルから調整して撮影・画像処理までこなさなくてはなりませんから時間がかかります。本や写真集を出版したことのある人ならご存じでしょうが,何気ない一枚の画像の陰には,こういったボツ画像が存在していて,そこに費やされた時間は何日間にもなっていたりするのです(画像/MWS)。








2019年5月19日




『珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』はアマゾン在庫も復活しまして入手しやすくなりました。ぜひプレゼントなどに活用頂ければと思います。いろいろなところからご感想を頂いておりますが,珪藻というものをまったく知らなかった方々が驚き感心し魅了されている様子が伝わってきています。予備知識ゼロ,興味関心をもったことすらない,といった方々にも喜ばれていることから,珪藻というものは人々を惹きつける何か普遍的なものをもっているのだろうということがわかります。

…ということは,『珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』は,誰にプレゼントしても喜んでもらえるということです。ぜひ皆様,多くの珪藻を知らない方々に,新しい世界を紹介してあげてください。よろしくお願いいたします。

さて,きょう皆様にもう一つお知らせしたいことは,『珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』はニコン製品によって生み出された画像を使っているのです。一部の風景画像を除いてすべてニコン製品で撮影された画像で,ニコン純度は93%を超えています。主な機材をあげれば

・ニコン フルオフォト
・ニコン バイオフォト
・ニコン オプチフォト
・ニコン ダイアフォト
・ニコン エクリプスE600
・ニコン SFR-Ke
・ニコン SMZ-800
・ニコン 携帯顕微鏡H型

・ニコン ショートバレル対物レンズ
・ニコンCF対物レンズ
・ニコンNCF対物レンズ
・ニコンCFI60対物レンズ

・ニコンクールピクスE995
・ニコンクールピクスE4500
・ニコン1J1
・ニコン1J2
・ニコン1J5

などといったところです。本に表現されているのは,「ニコンを通してみた珪藻の世界」です。表紙をみて即買いした,衝動買いしたというお言葉も頂戴しております。ニコン顕微鏡対物レンズの生み出した像をニコンのカメラが写し止めた表紙に,多くの方が魅了されているのです(画像/MWS)。








2019年5月18日




見城徹・幻冬舎社長がある作家の実売部数をツイッターで流したことが炎上している。

…ということを話題に書きたかったのだけれども,これを書き始めると三時間は必要なことが判明して断念。

言いたいことは見城徹は「カネ」のことだけしか考えていないということ。こういう人は「編集者」という肩書きだけれども編集者じゃありません。ばくち打ちですね。

このような下品な人に世の中が掻き回されるというのは残念なことです。せめて,可愛い柴犬の画像でものせて,ほっこりして頂きたいところです(画像/MWS)。








2019年5月17日






やっとアマゾンさんの在庫が復活。いちばん大事な時期に通販販路が遮断されてしまったわけで,あきらめてしまったお客様が在庫復活に気づいてくれるかどうか心配です。在庫切れからもう何日も経過していますから,本のことなど忘れている方が大半なのではとも思います。もしそうなら残念なことです。

21世紀に入ってから書店がつぎつぎと姿を消し,町の本屋さんといえるような存在は風前の灯火みたいになっています。東京やその周辺でも,郊外にたくさんあった三成堂や文教堂などの中規模書店はほぼ消滅。個人経営の書店もみな消えてしまいました。地方に行けば本屋さんに行くだけで長距離を移動しなければならないことも普通です。一冊の,在庫があるかないかもわからない「たくさんのふしぎ」を求めて,何キロ,何十キロと移動して数件もの本屋さんをはしごするなどというのは不合理でもあります。

そのような世の中だからこそアマゾンさんのような通販各社や直販のような仕事が大事になってくるのですが,在庫の補充が遅いことが大きな課題です。これからの時代,さらに書店数は少なくなっていくので,出版社さんは本気で販売手法を検討した方がよいように思います。取次と書店さんだけに頼る以外にも,在庫を消費者に届ける仕組み作りが必要に思います。本はあるのに認知されず倉庫に眠ったままで読者のもとに届かないとすれば残念なことです。その本を必要としている人は必ずいるはずで,情報が届いて販路があればなんとかなるはずなのです。

きょうの画像はそんな話題とは何の関係もない,近所の公園での一コマ。遠目にしかみていませんが,Agrocybe cylindricaというきのこですねこれは。ヤナギマツタケとも呼ばれ,大変おいしいきのこで,栽培品もあります。まさに食べ頃の育ち具合で引っこ抜いて夕飯のおかずにでもしたいところですが,都心の公園でそんな下品なことをしてはいけません。小さな自然に巡り会えたことに感謝して,画像に収めて帰ってきたのです(画像/MWS)。








2019年5月16日




『たくさんのふしぎ2019年6月号』を福音館書店本社ビルで買えた,まとめ買い(10冊)できた,という報告が届きまして,本ページで情報を流した甲斐があったと安堵しています。書店では2,3冊程度の展示のところが多く,在庫がないところもあって,多数必要な方には不便です。福音館書店さんはバックナンバーも含めて販売してくれますので,お近くの方や仕事の途中で寄れそうな方はぜひご利用下さい。ただ,営業時間が10:00-11:50,12:50-16:30となっていますので,お時間をお確かめ下さい。

きょうの画像は海で見つかる珪藻の一つ,メガネケイソウ(Pleurosigma)の仲間。何か銀河系などの小宇宙を思わせる姿がお気に入りです。画像の背景には何も写っていませんが,このことは,使っているカバーガラスにもスライドグラスにも一切の欠陥がなく,封入剤にも何らの不純物がなく,しかも製作作業中にチリなどの落下が一つもないということを示しています。もちろん,そうなるように狙って作っているわけで,「珪藻を並べる仕事」と日頃は言っていますが,じつは「何もない背景を作る仕事」も同時に行っているわけで,どちらが難しいかと言われると,後者が難しいかもしれません…というほどのものです。古今東西,珪藻を並べる人は19世紀から何人も存在していますが,「何もない背景を作った人」というのは,たぶんごく少数なのだろうと思います。それほどに難易度の高い仕事です(画像/MWS)。








2019年5月15日




『珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界(月刊たくさんのふしぎ6月号)』は一部書店やネット販売で在庫切れが続いています。アマゾンさんでの販売再開は今週末か来週初めくらいになるのではと予想しています(出版社からの出庫手配は済んでいます)。福音館書店さんから公式にアナウンスがあったように(こちら),現時点では在庫はありますので,版元品切れと勘違いしないようご注意下さい。

入手には書店でのご注文か,ネット販売での再開をお待ち下さい。お急ぎの方は福音館書店本社ビル1階の販売所でお求め下さい(このページの5月10日付け記事をご参照ください)。発売から入手困難が続き,ご迷惑とお手数をお掛けいたしましてすみません。

きょうの画像は河川の珪藻。4月にお客様が当サービスまで恵送されたサンプルです。どこをみても珪藻がいっぱいで混在する鉱物粒子もよいアクセントで,いつまでも眺めていられます。こういった身近に存在する「小さなガラス」を使って珪藻アートは作られるのです(画像/MWS)。








2019年5月14日




きのう料理がストレス解消になることを書いたわけですが,一つ大事なことが抜けていました。包丁がよく切れないとストレスが増加します。素晴らしい切れ味なら,包丁でなにかをさくさく切っているだけでストレスが消えていきます…ということです。刃物研ぎがいかに重要なものなのかは, こちら や こちら や こちら で強調してきたところでもあります。

きょうの画像は刻みものの一例。キュウリほど切り方で味の変わるものも珍しいかもしれません。よく切れる包丁でうすーくスライスしてから刻むと,通常は食べたことのない食感になります。これがけっこうイケルのです。刻んだキュウリとミョウガとショウガはシラスの酒蒸しとよく和えて,食べる直前に少量のポン酢醤油を振りかけます。ただのキュウリなんですが,なんか,洗練された料理のようになって,食べやすさも抜群で,大変よろしいのです(画像/MWS)。








2019年5月13日










『珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界(月刊たくさんのふしぎ6月号)』は現在発売中ですが,通販すべての会社で在庫なく,通販での入手が不可能な状態が続いています。このうち,アマゾンさんには入荷が決まっていますが,Rakutenブックスさん,e-honさんは現在のところ情報がありません。アマゾンさんの在庫復活はおそらく,今週末から来週くらいになるものと見込んでいます。

なぜこんなにも時間がかかるのかというと,書籍独特の事情がありまして,それは こちら に記されているようなことです。書店などの取り寄せでも事情は似ていますが,書店さんでは着荷すればすぐに連絡をくれるのが普通なので,アマゾンさんの補充速度よりははやいかもしれません。その他にもアマゾンさんの物流には こちら とか こちら のような深い闇がありまして,たとえ人気商品であってもすぐに在庫切れしてしまうような問題があります。書店さんがどんどん減っていく世の中で,どこにでも届けてくれるアマゾンさんの存在はとても貴重なものですが,在庫がなくては購入することができません。なかなか難しい問題です…。

在庫切れにより通販で購入できなくなる事態は最初から予想していましたので,ほかの通販販路ができないか出版社さんにも相談しましたが,無理とのことでした。発売後で皆さんが必要としているときに通販の完全シャットダウン。さすがにこれはつらいですね。さまざまな困難が襲ってくる筆者の人生ですが,今回もまたか,という気がしないでもありません。なんだか疲れてしまいました…。

疲れたときには何か別の仕事に集中して脳みその別の部分を使わなくてはいけません。同じことばかり考えていると回復が遅れます。そこでなるべく面倒くさい料理をすることにしました(笑)。

ホタルイカは目玉をとって軟骨を抜いてあります。軟骨はおなか側から抜く方法と頭から抜く方法があるようですが,筆者はおなか側から爪で挟んで引き抜きます。筆者の爪は発達しているので毛抜き不要です…。このくらいのホタルイカならカラストンビは気にならないのでそのままです。

冷蔵庫をのぞくとシラスがあったので酒蒸しに。シラスを適当な容器に移して酒を振り,よく混ぜてから電子レンジで加熱。5分もかからず作れます。シラスは新鮮なものでも酸化はじまっているので刻々と風味が変化(低下)します。これを酒の力でマスクしてうまみも添加するわけです。ちょっとしたことですが上品な感じになります。

鮭カマも発見されたので,焼き漬けを作ることにして,カマを焼いて身をほぐしました。これに日本酒を振りかけてよくなじませてから冷蔵庫で一晩ねかせます。日本酒は一ノ倉・無鑑査クラスのよいものを使います。焼き漬けは中学生くらいのときに新潟みやげを食べたのが最初で,こんなにうまいものがあるのかと驚きました。ただ現在売られているものはアミノ酸,砂糖など余計なものが入っているものが多いので口に合いません。ので,シャケカマを焼いて自分でつくるのです…。

これでもまだ脳みその疲れがとれないので,こんどはアジの干物を3つばかり焼いてほぐしました。これも酒を振りかけて一晩ねかせると風味良好なおかずになります。鮭の場合もアジの場合も,振りかける酒の量は少なめです。たくさん入れると何だこりゃ?というまずい食い物になりますので要注意。

ブナシメジと鶏もも肉が発見されたので鶏きのこ飯に。ブナシメジはばらして電子レンジであらかじめ加熱。鶏肉は直前に研いだ船行包丁でみじん切りにします。これに酒,しょうゆを加え中火で煮込み煮汁を飛ばせば具のできあがり。五穀米の冷や飯があったので殺菌をかねて電子レンジで十分に加熱。両者ともに沸騰程度の加熱状態で合わせて混ぜます。これをしばらく放置すれば味がなじんでおいしい鶏きのこ飯のできあがり。

などというけっこうな労働をしていると,脳みその疲れも少しは減り,「ま,いっか」くらいの感じにはなります。日頃も顕微鏡デスクに向かっていて細かな作業などで疲れると,夕飯作りに時間をかけたりします。料理というのはけっこう大規模な脳活動らしく,ぼけ防止にも有効らしいのですけれども,若い人にも中年のおっさんにも,手を動かして頭を使うということが悪いはずはありません。ぜひそこいらへんの旦那の方々にもお勧めしたいところです(画像/MWS)。








2019年5月12日




きょうは読者の皆様にご報告です。『たくさんのふしぎ2019年6月号 珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』は筆者が著作権者となる作品で,福音館書店さんから出版されたものです。きょうの画像のように,出版契約を交わしております。契約書に押印するにあたってリーガルチェック的に読み込みましたが,電子出版にも対応した最新型の出版契約内容でひじょうによく考えられたものでした。ので,安心して出版契約を交わすことができました。

出版契約でも重要なことの一つに著作物使用料の支払いがあります。今回の契約書には,「月刊誌の発行と同時に(税込みの全額を)支払う」と記載されていました。月刊誌の発売は5月1日でしたので金融機関がお休みの連休中でした。ので連休が明けて5月7日に確かめると,筆者の仕事用口座に,著作物使用料の全額が入金されていました。そして翌日には計算書が郵送で届きました。もちろん,計算に間違いなどなく,出版契約書に記載された支払いについては完全履行されたことが確認できました。

以上のように,今回の出版では,筆者と出版社の間には何のトラブルもなく,筆者はレベルの高い良好な著作物を納品でき,出版社は契約通りに出版を行い,またその著作物に対してきちんとした評価をして頂きました。お互いがお互いの仕事を確実に果たしただけのことですが,このようにスムースにことが運ぶとじつに明るい気分です。以上,出版契約の完全履行についてのご報告でした(画像/MWS)。



*1 それにしても福音館書店さんは業界トップ集団に位置するだけあって堅実なお仕事だと感心しました。原稿料等の振込は早いとされている大手出版社でも翌月払いがいいところで,三ヶ月先,四ヶ月先などという設定もあります。「出版と同時」というのは初めて見た気がします。

*2 このような堅実,誠実なお仕事をする出版社に筆者の著作物を託すことができ,まさに(著作物の)相応しい行き先が見つかった思いです。有り難いことです。





2019年5月11日




『たくさんのふしぎ2019年6月号 珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界(福音館書店)』はアマゾンさんでついに在庫切れになってしまいました。発売前に引き続いて二回目の在庫切れで,多くの方にご迷惑をおかけすることとなってしまいました。すみません。出版社さんとアマゾンさんで調整して在庫復活するように手配が進んでおりますが,日販さん経由でアマゾンさんに入る関係もあって,販売再開はたぶん来週後半以降になるのではないかと思います。アマゾンをご利用の方には大変お待たせすることになってしまいすみません。5/10現在,ほかの通販さんも在庫切れで,通販で買う方法がなくなってしまいました。。書店では在庫しているお店も多く,在庫がない場合でも注文はいつでもOKですので,ここ一週間くらいは書店さんで買うのがよさそうです。

それにしても…,なぜアマゾンさんは発売開始前からベストセラー1位を続けてきた本の入荷を切らすのでしょう。しかも入荷予定があるならそのように表示すればいいのに,まるで中古でしか入手できないかのような画面。利用者に優しくないですよね。

きょうの画像は読者から届いたもの。じつに素晴らしい記念撮影で,こんなかっこいい顕微鏡と著書が写っているとは,これこそ著者冥利に尽きます…(違うか?)。こんな絵をとれる人は,たぶん日本には10人くらいじゃないかしら。個人所有するだけでも恐ろしいことですが,さらにメンテナンスして趣味に仕事に使える状態にしているということですから感心します。一枚の画像ですが面白くて何度も眺めてはニヤニヤしてしまいます(画像/K.O.)。








2019年5月10日












『たくさんのふしぎ2019年6月号 珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界(福音館書店)』は現在,好評発売中ですが「たくさん欲しいのに入手できない」とのご意見を多く頂いております。アマゾンさんでは冊数制限がかかり残り部数も15部です(5/9,21:17現在)。再び在庫切れになる可能性が高くなっています。Rakutenブックスさんの方は未だに在庫が復活せず,e-honさんでも注文できない状況が続いています。多くの方にご迷惑をお掛けしましてどうもすみません。

(5/10, 00:11現在でアマゾンさんの在庫がなくなってしまいました。注文は可能なようです。09:00現在,注文もできなくなってしまいました。すみません。すでに出版社の方からアマゾンさんの方に受注促進のお願いをしている状況ですが,アマゾンさんの返事が遅れており,まだ出版社からの出庫には至っていない模様です。受注が入り倉庫から本を発送したとしても一度日販を経由してアマゾンさんに入るので販売再開まで5日〜7日を要する可能性が高くなっています。再度の在庫切れで大変ご迷惑をおかけしましてすみません。)

書店さんで注文するのがいちばん確実ですが,都心でも次々と書店さんが廃業しているのが現状で,お近くに書店がない方も多数おられることと思います。遠方の書店に出向いても在庫がなく,そこで注文して,もう一度取りに行くのも大変だと思います。さらに,10冊,50冊単位で必要な方は,書店から運ぶのも大変な労働になります。いちはやくアマゾンさんの冊数制限がなくなり,他の通販経路も再開してくれるよう願うばかりです。

都区内にお住まいの方や,都区内に用事のある方には,福音館書店で直接買う,という方法があります。福音館書店の本社ビルは山手線・巣鴨駅から歩いて5分,都営三田線・千石駅からも歩いて5分のところにあります。大通りに面しているのでわかりやすくすぐにみつかります(地図はこちらのページ)。

きょうの画像は福音館書店さんの本社ビルと,おもてにあるショーケースです。この本社ビル一階で新刊もバックナンバーも買うことができます。急ぎで必要な方,まとまった数が必要な方は出向いてみるのも一法です。ただし,あまりに冊数が多い(数十冊以上)場合は在庫がないことも考えられますので,電話で問い合わせしてから買いに行くのが無難です。

「たくさんのふしぎ」は定期購読層が多く,通販での販路が狭いので入手困難な状況なることは容易に予想できました。それで入稿が済んでから(3月初旬),入手経路についてどうにかならないか福音館書店さんに何度もお願いをしましたが,現状以外に方法はないとのことでした。著者としては考えられることはすべて手を打ってきたのですが,それでも皆様にご不便をおかけしてしまい,本当に申し訳なく思っています。どうか通販の入荷を待つか,書店注文等でご対応下さいますようお願いいたします(画像/MWS)。








2019年5月9日




背景を黒くして斜めからリング状に光を入れて照明すれば輪帯暗視野照明になります。きょうの画像はその照明法で撮影したもの。きのうの画像と明暗が逆転します。色もなんとなく反転するところが面白いですね。よく設計された一枚の珪藻アートプレパラートは,このようにしていくつもの風景を見せてくれます。

このような珪藻アートを話題にした『たくさんのふしぎ2019年6月号 珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』は好評発売中です(こちら)。

福音館書店の「たくさんのふしぎ」ページでは6月号の記事(取材者の印象を記したもの)がアップされています(こちら)。取材された本人(筆者)が読んでもなかなか興味深い記事です。

福音館書店の「ふくふく本棚」のページでは,筆者の小文が画像とともに紹介されています。なぜこんな仕事をしているのか,思うところを書いてみましたので,あわせてご覧頂けますと幸いです(こちら)。

以上の情報はみなさまに自由に拡散してくださいませ。多くの方に『珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』を知って頂ければ有り難いです(画像/MWS)。








2019年5月8日




おととい紹介した珪藻アートを違った照明法で撮影するとこんな具合になります。珪藻の種類にもよりますが照明法によってがらりと姿を変えるのが珪藻アートの面白いところでもあります。もちろん,このようにいろいろな変化を楽しめるように設計しているのです。設計のキモは見え方の変化に富む種類を採用することですが,それを実現するためには,様々な種の珪藻(の殻)について,見え方の変化を知っていないといけません。したがってこのような作品は,徹底した顕微鏡観察なくしては生まれません。検鏡技術が標本作製のヒントを生み出すのです(画像/MWS)。








2019年5月7日




これも珪藻アートの一例。もちろん筆者製作・撮影です。海にいるカザグルマケイソウとヒトツメケイソウの仲間を敷き詰めたものです。海の中には,こんなふしぎな小さなガラスを身にまとった藻類−珪藻-が漂っているのです(画像/MWS)。








2019年5月6日




珪藻アートの一例。もちろん筆者製作・撮影です。珪藻アートは,照明方法などで多様な表現が可能です。『たくさんのふしぎ2019年6月号 珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』には,この標本を別の手法で撮影した画像を大きな印刷で掲載しています。ぜひ店頭などで確認してみてください(画像/MWS)。








2019年5月5日




4日午後は『たくさんのふしぎ2019年6月号 珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』の営業の仕事でした。本を出版すれば原稿料が入ってきて夢の印税生活…などというのは素人の妄想で,現実はなかなかハードコアな(笑)ところもあったりします。きょうの画像は著者購入分の一コマ。著書は,「見本」として契約書に書いてある部数(普通は10〜数十程度)をもらえますが,それ以上の本が必要な場合は,自分で購入しないといけません。多くの出版社で,定価の8割ほどの価格で売ってもらえますが,出費には違いありません。この画像は300冊の著者購入分です。これを関係の先生方などに献本するなりして,PRをしないといけないのです。それで4日午後は,専門家の集まりがあったので,そこに100冊持ち込んで営業活動をしたわけです。理解ある関係者だったので,出版報告会のような感じでもあり,楽しい時間を過ごすことができました。有り難いことです(画像/MWS)。








2019年5月4日






書店様,書店販売員の皆様へお願い

『たくさんのふしぎ2019年6月号 珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』はひじょうに好評です。5月3日昼現在のamazon情報によれば,福音館書店の本で1位,絵本総合で2位,小学生の雑誌1位,全雑誌総合で25位の売り上げランキングになっております。多くの方が『たくさんのふしぎ2019年6月号』を必要としています。

全国の書店様,ぜひ本書の面陳,平積み,多面陳列をお願いいたします。この本は『表紙買い』の対象となっているようです。棚差しにすると見えなくなってしまうので,避けて頂ければ幸いです。多くの人がこの本を探しています。見えやすい陳列をどうかよろしくお願いいたします。

また3〜6冊程度入荷の一部書店では,販売初日,二日ですでに売り切れになっているとの情報が入ってきています。本書は多くの方が必要としていますので,ぜひ再入荷をお願いいたします。来月号が出るまでまだ一ヶ月弱あります。販売機会はじゅうぶんにあります。本書が,必要としている方々に行き渡るよう,どうかご協力をお願いいたします(画像/MWS)。








2019年5月3日




『たくさんのふしぎ2019年6月号 珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』はようやく全国の書店に行き渡ったようです。店舗でお求めになった方からのお便りを頂き,有り難い限りです。みなさまに良いものをお届けできるように,昨年秋からこの仕事を最優先で取り組んできました。その成果をぜひじっくりとごらん頂けますとうれしいです。

きょうの画像は表紙撮影の候補の一例。採用された表紙一枚の画像を得るだけでも165枚の撮影をしています。ぴったり決まった画像というのはなかなか難しく,すべて同じサンプルを撮影しているにもかかわらず,レンズ,照明,露出など,パラメーターがたくさんあるので最良の組み合わせを探すとなると膨大な撮影が必要になります。

そのような作業の連続だったのでいくら時間があっても足りない感じもありました。まぁこれで90点だなとわかってはいても,99点の絵にしたいなぁなどと思うと泥沼です…。

本というのは恐ろしいもので,一生残ってしまうので,あまり恥ずかしいものは載せられないのです。あとから振り返ってみたときに,「よくここまで追い込んでいるなぁ」と自分で感心するような仕事を残しておかないと,あとあと居心地の悪い気分になるのです…。ので,ついつい限界を追求してしまうのです(画像/MWS)。








2019年5月2日(お願い)


本日の画像,2019年4月の記事ですが,昨日,更新操作を誤って5月の記事を上書きして消してしまいました。一ヶ月分の記事が消えてしまいました(画像は残っています)。現在復旧作業中ですが,テキストがパソコンに残っていないので対応に苦慮しております。4月の記事で,27,28,29,30日のテキストをお持ちの方は,どうか筆者までメールにて送付下さるか,キャッシュなどが残っているサイトをご案内下さい。お手数お掛けいたしますがどうかよろしくお願いいたします

千葉県のN様から早速の対応を頂きました。ありがとうございます。完全復旧しました。 (文責/MWS)。








2019年5月2日






amazonでは在庫が復活してから一日で,

1位 ─ 小学生の雑誌
1位 ─ ノンフィクション・伝記 (本)

となりまして復活しました。どれだけ皆様をお待たせしたのかと思うと本当に済みません。流通というのはどうにも制御しがたく,需要に対してきちんと供給できればいくらでも売れて店舗も利益があがるのに,なかなかうまくいかないのです。

amazon在庫は復活しましたが,また品切れになる可能性が否定できないので,早めに十分な数量を確保していただくようにお願いいたします。すでに楽天ブックスさんは在庫切れ,e-honさんも注文不可になってしまいました。通販では現時点でamazonさんだけが注文可能なようです。

そのせいもあってか注目度は高いようで,絵本総合でも2位,すべての雑誌総合でも45位と健闘しています。個人的には,もっと上を十分狙えるものと思っています。ぜひ皆様のさらなるご協力をお願いいたします。入手して損したと思うような本ではありませんので(画像/MWS)。








2019年5月1日




令和元年5月1日は,『たくさんのふしぎ2019年6月号・珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界』の発売日です。税込みで770円,全国の書店で販売開始です(西日本・九州地区では5月2日の発売となる地域があります こちら )。すでに気の早い書店さんでは,1日前から販売しているところもあるようです(関西,関東地区)。

amazonさんの在庫も復活しています こちら 。

中規模書店以上であれば在庫の可能性はあるのでぜひ書店さんに足を運んで頂くことも推奨いたします。

・丸善ジュンク渋谷店さん
・新宿紀伊國屋さん
・丸善丸の内本店さん
・神保町三省堂さん
・銀座,教文館さん
・京都恵文社さん

などは常時取り扱いです。もちろん,これ以外のジュンク堂さんや丸善さんなどで大きな店舗ではたいてい取り扱いがあります。それ以外にも,駅前にあるような書店ではたいてい取り扱いがあるので,見つからないときは店員さんに聞いてみてください。

amazonさんは便利ですが,それでも書籍の多くは実店舗で売れています。その場で見て買えるというのは,鮮魚や野菜と買うのと同じで,書籍でも大事なことです。購入に値するかどうか判断できるからです。筆者は押し売りはしません。「コレはダメ」という人に売る気はありません。でも,「こんなものが見たかった」という方にはぜひお届けしたいと思います。この本が目では見えないミクロの世界を子どもたちに紹介する,世界に類のない最良の書籍の一つであることは保証いたします。ぜひ,店頭でもご確認になり,確かめていただければ幸いです。

すでに入手された方で本書を気に入って頂けた方は,ぜひ,いろいろな方に紹介いただき,また書評・レビューなどをお願いいたします。読者の本心をそのまま表現された書評は人の心に働きかけます。よいと思ったところ,ダメだとおもったこと,改善してほしいこと,何でも結構ですので,人目につくところで書評・レビューを頂ければ有り難く思います。皆様のご意見を参考に今後の活動の糧にしたく思います。どうぞよろしくお願いいたします(画像/MWS)。









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