本日の画像
ミクロワールドサービスが顕微鏡の世界を伝えるコーナーです。 日々の業務メモやちょっとした記事もここに記します 【サイトトップ】 【9月】 【10月】 【11月】 【12月】 【2008年1月】 【2月】 【3月】 【4月】 【5月】 【6月】 【7月】 【8月】 【9月】 【10月】 【11月】 【12月】 【2009年1月】 【2月】 【3月】 【4月】 【5月】 【6月】 【7月】 【8月】 【9月】 【10月】 【11月】 【12月】 【2010年1月】 【2月】 【3月】 【4月】 【5月】 【6月】 【7月】 【8月】 【9月】 【10月】 【11月】 【12月】 【2011年1月】 【2月】 【3月】 【4月】 【5月】 【6月】 【7月】 【8月】 【9月】 【10月】 【11月】 【12月】 【2012年1月】 【2月】 【3月】 【4月】 【5月】 【6月】 【7月】 【8月】 【9月】 【10月】 【11月】 【12月】 【2013年1月】 【2月】 【3月】 【4月】 【5月】 【6月】 【7月】 【8月】 【9月】 【10月】 【11月】 【12月】 【2014年1月】 【2月】 【3月】 【4月】 【5月】 【6月】 【7月】 【8月】 【9月】 【10月】 【今月】 2014年11月30日
引き続きお休み期間中です。すみません…(画像/MWS)。 2014年11月29日
お休み期間中です…(画像/MWS)。 2014年11月28日
お休み期間中です…(画像/MWS)。 2014年11月27日
現在お休み中…(画像/MWS)。 2014年11月26日
明日27日から来月2日までお休みします。メールにお返事できないかもしれませんし,本ページも更新しないかもしれません。山ほどの仕事がのしかかってきているので,お休みといいつつ,一気に仕事を片づけたいと思っています。とにかくJシリーズを作るためには,あらゆる懸案を取り払い,パワーを全てそこに投入できるようにしなければなりません。読者の皆様にはご理解いただければと思っています。すみません(画像/MWS)。 2014年11月25日
関東地方平野部でも紅葉になってきました。東京都内でもこの通り。公園のモミジもいいぐあいに色づいています。現象的にはクロロフィルの緑が抜けて枯れゆく姿なのですが,鮮やかな色彩は華やいだ感じで,こうして素敵な色彩を用意してくれている自然というのは不思議だなあと思うのです。画像は古いお散歩カメラ,リコーGX-8です。晴天ですがホワイトバランスは曇天。こうすると正しい色に近くなるのです(画像/MWS)。 2014年11月24日
長野方面の地震は震源が陸地できわめて浅いのにもM6.7という大規模なもので,あまりの恐ろしさに身震いします。被害が小さく,復旧も速やかにすすむことをお祈り致します。ところで,地震の起きた22日は,上の画像で示すように,新月なんですね。満月,新月の日は潮汐力によって断層などの破壊が起きやすいとされていますが,今回もこれに該当するように感じます。筆者は顕微鏡を見ながらの作業なので無感の地震でもよく感じていて地震はつねに意識しています。新月,満月はとくに警戒していて,寝るときにも顕微鏡がデスクから落ちないように引っ込めておいたりするくらいです。皆様も用心して下さいませ(画像/気象庁)。 2014年11月23日
体調を整えるには煮野菜に限ります…。干し貝柱に大根とキャベシ。これに少々のキクラゲを添えれば,お腹にやさしい一品のできあがりです。このキクラゲはアラゲキクラゲですが,一度も乾燥せずに育ったものを干したような感じで,ぷるぷると柔らかいですね。けっこう菌臭も強くて,きのこを食ってるーという感じがしていいです。野生のアラゲキクラゲですと,何度も乾燥を経験しているので,バリバリとした歯ごたえになり,菌臭も弱いことが多いように思います。キクラゲというと乾燥保存が定番ですが,戻したものを湯通しして冷凍しておくと,そのまま料理に使えて便利です(画像/MWS)。 2014年11月22日
ここのところ活力が低下気味だったので今年2回目の中華丼で充電中…。会津田島方面からやってきたキクラゲがいい味出してます…(画像/MWS)。 2014年11月21日
きょうの画像は筆者のお散歩カメラ。『本日の画像』コーナーの風景写真を主力で担ってきた機種でもあります。見てお判りの通りに,かなり古いカメラで,そろそろ10年ものになろうかと思います。このカメラはもともと,一般撮影のほかに,顕微鏡に接続できてタイムラプスができるということで試験的に導入したものでした。しかしコリメート法での相性が悪く,レンズを外して改造するのも面倒だったので,学会等の旅行用・音声録音用に転用していました。そうしてスナップ等に使っていると,このカメラは旅の記録用やお散歩カメラとしての基本性能が格段に優れていることが明らかになり,そうしたら急にお気に入りになって,未だに使っているものです。かなり多機能で,使いこなせるようになってきたのは,ここ5年くらいです。 2014年11月20日
あまりにも忙しい状態が続いています。色々な方々からのお申し出も,先延ばしにしたり,断ったりせざるを得ない状況です。せっかくのご依頼に対応できないのは本当に残念なのですが,体は一つしかありません。物理的に時間がないので,どうかお許し下さい。。 2014年11月19日
きょうの画像に示すようなシンポジウムが開かれます(こちら)。一般参加OKで,事前受付不要のシンポジウムですので,都合のつく方はご覧になってはいかがでしょうか。震災後に研究者が取り組んできた成果の一端を見ることができます(画像/MWS)。 2014年11月18日
これは相模湾東部の砂浜から採取した砂。砂鉄の多いところを採取して,細かい茶こしでふるって残った大きめの粒です。実体顕微鏡で見れば,半分以上が生物の遺骸でできていることがわかります。砂浜というと,石が砕けた砂が堆積している場所といったイメージがありますが,場所によっては,生物の遺骸が集積していることも多いのです。顕微鏡で見ていると,色とりどりの貝の破片や有孔虫,ウニのトゲ,石英,磁鉄鉱などが次々と視野に入って飽きません。鉱物好きの方には特におすすめの自然観察です。撮影はNikon1J1にTokina AT-X M90mmF2.5にMacroExtenderです(画像/MWS)。 2014年11月17日
15日深夜はよく晴れたので空を撮影しました。星空と書けないところが都会生活の宜しくないところです。最微2〜3等という感じの空ですが,都内としては相当によい部類なのです。。デジカメのモニタでは星がほとんど見えませんので,適当にカメラを振っていっかくじゅう座を狙いましたが,ほとんど外れていて,視野右上にかすっている感じです。心眼で見れば,ここにはバラ星雲があるはずなのです。画像二枚目はだれでも一目でわかるオリオン座。M42がかすかに写っています。これいじょう露出をかけても背景が明るくなってしまうので星雲の細部は再現されません。そこも都会生活の哀しさですが,デジタルカメラで撮影することにより,星の少ない夜空でも,肉眼等級程度の星は確認できるようになりました。本当は暗い夜空が欲しいのですけど(画像/MWS)。 2014年11月16日
Jシリーズ用の珪藻と放散虫を拾い出す毎日ですが,ほかのバイオミネラルも足りなくなってきており,新規試料の調製もしています。きょうの画像は今年の春に,ヨコエビの巣を採取して処理したものから拾い出したものです。ヨコエビは100μm〜数100μm程度の粒子をたくさん集めて巣を作るので,これを処理すれば,そのサイズのバイオミネラルが一攫千金というわけです。外れることもありますが,当たれば興味深い眺めを楽しみながら拾い集めることになります。画像に写っているのは,いろいろな破片(左上),有孔虫(左下),貝形虫(中央〜右にかけて),珪藻(右上)です。撮影はNikon1J1, Tokina AT-X M90mmF2.5+MacroExtenderです。絞りはF5.6です。新しい試料は封入剤との相性もあって,封入試験を繰り返す必要があるので今季のJシリーズに間に合うかどうかはわかりませんが,作業を進めています(画像/MWS)。 2014年11月15日
14日は方解石研磨をみせてほしいという来客がありまして,方解石の午後となりました。きのうの画像で方解石を出したのは,来客にそなえて研磨の練習をしていたからです…。なんでも,質のよい方解石を入手したとのことで,早速見せてもらうと,なるほどメキシコ産の特徴を持つ透明度の高い方解石です。これの一面を平らにしたいとのご希望をお持ちでしたので,研磨の実際を60分一本勝負で開始しました。 2014年11月14日
素晴らしい本が出版されました。『イラストレイテッド 光の科学』(朝倉書店)です。選ばれたトピックを,数式を使わずに丁寧に記述し,理解を助ける豊富な図版と,家庭でもまねできる実験手法,それに著者らが撮り溜めた貴重な写真の数々で埋め尽くされた本です。ごまかしのない記述は,本当に理解している人しかできない芸当で,読む方も紙と鉛筆を用意して真剣かつ丁寧に理解してゆく必要がありますが,それを乗り越えて理解ができれば光の世界への大きな扉を開けたことになるでしょう。とにかく,類書のない貴重な本で,本ページの読者の全てに推奨いたします。 2014年11月13日
ここのところ紹介しているLychnocanomaという放散虫は,よく検鏡してみると,ぺらぺらのシリカの薄膜を持っていたらしいのです。どの個体をみても,これが破断して失われたような痕跡が見えます。本種は,ひょっとすると,よく成長した個体はひらひらしたシリカの薄膜で水の抵抗を増加させ,沈みにくくなっていたのかもしれません。そういった工夫でもなければ,こんなに分厚いシリカの殻を持つ種がプランクトンとして浮遊していたとは考えにくいのです。顕微鏡を覗きながら,一千万年前のむかしに思いは馳せるのです(画像/MWS)。 2014年11月12日
これは地上18メートル付近の,ホテルの外壁にいたクモ。雨が降らない限りは水もなく,虫が飛んでこない限りは食べ物もないところで,ホテルの灯りに誘われて飛んでくる小昆虫を食べてここまで育ったのでしょう。地球上で生物の痕跡のないところを探すことは難しいと言われますが,こんな不毛なところにもちゃんと生態系の一部が存在していると,本当だなぁと思うのです(画像/MWS)。 2014年11月11日
緑のある風景,何も説明がなければ,何があったのかはわかりません。ここは宅地だったとのことです。確かに不自然に平坦な土地で,しかし畑地でもなく,何かの跡地でなければおかしい整地状態です。あの津波に数メートルの高さで襲われ,何もかもが流失/破壊して,更地が残ったのです。奥に見える高台は,移転先として整備している途中のものです。津波もはい上がれない高さのところに,新たに住宅地ができる予定です。東北各地の沿岸で起きていることですが,日常の雑事に紛れて忘れられてしまいがちです。だからこうして訪問地の画像を見て,記憶に焼き付けるのです(画像/MWS)。 2014年11月10日
ここのところ紹介している放散虫Lychnocanomaを作ってしまった人がいます。きょうの画像がその作品で,驚異的な出来映えです。筆者はおそらく,世界でいちばん,この放散虫を拾い出して取り扱った部類に入ると思っていますが,この模型は本物にしか見えません。世の中には恐ろしい技術を持った人がいるものだと感嘆しています。 2014年11月9日
こんかい供給するLychnocanomaの典型的な個体はこんな感じです。これはほとんどパーフェクトな個体で,常にこのようなべっぴんさんがマウントされているわけではありませんが,全体の姿形はこのように見えます。肉厚のシリカによる輝きがあるので,長軸に対して横からの偏斜照明が抜群に効きます。厚みもあるので深度合成の練習用にもよく,裏側からの観察もでき,顕微鏡の練習用としても有用な物体です。二枚目の画像に写っている,針のような構造(骨針)は釣鐘タイプの放散虫に存在する重要な形質ですが,多数マウントして調べてみると,これが保存されているものと,そうでないものがあります。そこまでの再現性を問われると価格がとんでもないことになってしまいますので,全体の姿がOKならば,それは保存状態良好と見なしています(画像/MWS)。 2014年11月8日
きのう紹介したLychnocanomaの拾い出し風景。恐ろしい量の試料を処理して,放散虫を濃縮して山盛りにして,そこから拾い出したものです。見てお判りの通り,ほとんどが壊れています。大きくて太くて立派なので,なぜ壊れるのか不思議です。珪藻などが無傷で残っているものも多いことを考えると,降り積もって堆積物となり,それが地上にでて堆積岩となり,数限りない地震や凍結融解に晒されるとき,しなやかさに欠けるものはポッキリ折れて壊れるのかもしれません。しかしがんばって探し出せば,たまには壊れていないものもあって,そういうものを拾い上げる気分は,さんぽ中に新鮮なハタケシメジに出くわしたような,悪くない気分です(画像/MWS)。 2014年11月7日
今季の放散虫スライドではLychnocanomaの一種が供給可能になっています。この放散虫は聞くところによると,放散虫研究者でも無傷の完全体を持っている人は希なのだそうです。とても分厚くて立派な姿をしていて,低倍率での偏斜照明や微分干渉では素晴らしい輝きを見せます。これの完全体を,気泡を残存させることなく,お届けしたいと思っています。きょうの画像は完全体と,トゲが折れてしまった破損個体の例です。この画像でわかるように,けっこう個体差が大きく,トゲの伸び方や曲がり方はいろいろあります。何度眺めても見飽きない,日本刀を思わせるような,不思議な質感をもつ放散虫です(画像/MWS)。 2014年11月6日
ニコンsmall worldの顕微鏡写真コンテストのサイトが2014年版に更新されています。今年もいろいろなミクロの世界で埋め尽くされていますので,まだごらんになっていない方は 2014年11月5日
こんなこともあろうか系で撮影しておいた…わけではありませんが,気になっていたので新幹線車内から狙っていたります。日本のウィスキーが世界最高の栄冠に輝くのは不思議な気もしますが,まじめな職人が技を追求した結果であることは間違いなく,目出度いことです(画像/MWS)。 2014年11月4日
公益財団法人藤原ナチュラルヒストリー振興財団によるナチュラルヒストリーフォトコンテストの受付が始まっております。顕微鏡やマクロレンズを巧みに使いこなす本ページの読者の方々であれば,入選の可能性も高まると思っています。 2014年11月3日
珪藻試料を集めていて困ることは,似たような種組成のものが多いということ。マウントしてみて,すでに販売中の製品と変わらないような種組成の場合は,新たな品物にはなりません。そういったものは保管するか,Jシリーズ用の珪藻になりますが,Jシリーズの珪藻も150種を超えると新たな種を追加するのに効率が相当に低下してしまいます。一つのサンプルを処理して,珪藻の山盛りをつくって,新たに追加できた種が1〜2種ということが普通です。手持ちにない種ばかりが入った試料が入手できれば理想ですが,そうは問屋が卸さないのが実情です。画像は処理中の珪藻で,どうしようか取り扱いを決めかねているもの。貴重な遠沈管がこうやってふさがっていくのはよろしくありません(画像/MWS)。 2014年11月2日
さいきん気がついてつよいショックを受けたのがきょうの画像。マツナミのスライドグラスの箱には,紙を折ればストッパーになるように切り込みが入っているのです。この切り込みは当然見ていましたが,それ以上考えることをしなかった…。ちょっと考えればわかることなんですけど。世の中には,誰も教えてはくれないことが多々あって,これもその一つなのでしょうが,それにしてもスライドグラスを千枚単位で仕入れる筆者としては,おのれの観察能力のなさにうなだれたのでした。 2014年11月1日
Jシリーズのような繊細なものを作るには,毎日の食事をおろそかにしないことも重要です。甘いものを食べないとか,煮野菜を多くするなどは基本中の基本ですが,小魚類などの栄養価の高い食品も大いに利用価値があります。きょうの画像はツノナシオキアミ。これは東北地方でよく売っているのです。昨年秋のプランクトン学会(仙台)で,休憩室に置いてあった煎餅がツノナシオキアミ入りのもので,その風味・うま味に驚きました。休憩室係のお姉ちゃんに,これ,おいしいねぇ,どこで売っているの?と聞いて困らせてしまったのも懐かしい想い出です。 Copyright (C) 2014 MWS MicroWorldServices All rights reserved. (無断複製・利用を禁じます) 本ページへの無断リンクは歓迎しています(^_^)/ トップに戻る |