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ミクロワールドサービスが顕微鏡の世界を伝えるコーナーです。
日々の業務メモやちょっとした記事もここに記します


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2013年4月30日


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これは便利に使っている接写装置です。コピースタンドがあれば便利ですが置き場所がないので,既存のもので工夫しています。材料は顕微鏡の外部照明装置用スタンド,クランプ,厚紙等ですから,本ページの読者であればお持ちの方も多いかと思います。厚紙にコンパスカッターで穴をあけてスタンドに差し込めば出来上がりです。このスタンドにコンパクトデジタルカメラを取り付けて使います。クローズアップレンズも併用します。照明は窓際の障子照明が良い結果を与えるようです。とても簡易なスタンドですが30mm〜50mm程度の物体を撮影するのに役立っています(画像/MWS)。








2013年4月29日


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28日の夜は何となく眠れそうな気がして,本格睡眠…本格睡眠と呪文を唱えていたところ,26時くらいには寝てしまい,朝遅くまで目が覚めないという経験をしました。こういう睡眠は大変珍しく,前回はいつだったか思い出せないくらいです。たぶん数年前?もっと?大変不思議な気分です。これがスイミンというものならば,今までのヤツはスイミンではなかったことになると思えるような,そんな感じです。何か特別なことをしたのかと振り返ってみれば,レタスをたくさん食べたことくらいでしょうか…。

レタスが睡眠促進の作用を持つらしいということは昔からけっこう有名でネット上にもいろいろチャレンジした話が出ています。しかしこれまでの経験では,筆者はレタスで効果があった試しがありません。ひょっとすると食べる量が少なすぎたのかもしれません。28日の夜は,ソテーに使った油を拭き取る目的でレタスを大量投入し,そこに味付けに使った味噌がけっこうしょっぱかったので薄めるためにさらにレタスを追加投入しました。これを2回に分けて夜に全部食べてしまいました。小さめのレタスなら1個分以上あります。

その後ふつうに燗酒を飲んで寝ました。いつものように特に眠くなることはありませんでしたが,入眠困難を感じることもなく寝られました。半信半疑ですけど,もし少しでも効果があるのなら,夕飯にレタスを食べればいいわけなので,何となく未来が明るくなった気分…(画像/MWS)。



*1 鶏肉や豚肉などをフライパンで焼くときには,予めその肉から脂と皮を分けておき,その脂をフライパンに広げてソテーします。追加の油は一切使いません。で,調理後に残った脂は今回のように野菜で拭いてそれも一品にしてしまいます。あるいは,ゴボウやダイコンを煮てしまいます。無駄がないし洗い物も楽になるのでいつもそうしています。ただ,毎日肉料理をする人は脂の摂りすぎになるのでお薦めしません。肉は週一くらいのペースであれば,出てきた脂も全部有り難く頂戴してもよいかと思っています。

*2 洗い物が楽になる点はけっこう重要です。筆者は食器洗いにも洗剤を使いませんので,料理に油はできるだけ使わない方針です。食材から出た脂肪は食材で拭き取って食べてしまうのがいちばんです。洗剤をなぜ使わないのかというと,手が荒れるからです。大学院生の頃,手が荒れて指紋が異常な状態になり,痛みも出たので原因を追及しました。犯人は実験器具洗浄に用いていたアルカリ洗剤でした。それ以来,手荒れで悩んでいる人には,

・全ての洗剤を使わない
・石けんも可能な限り使わない
・お湯で手を洗うときは可能な限り温度を下げる
・ふだんは水で手を洗うだけで十分
・シャンプーは石けんシャンプーにして,洗髪回数を減らす

というアドバイスをしています。これで大半の人が手荒れとさよならできています。洗剤や石けんを使ってお湯で手を洗うという行為が最もよくないのです。

*3 洗剤を使わないできれいに洗えるのか,と思う人もおられるかもしれません。これは経験を積めば誰でもできます。一般家庭で洗剤を使って洗った食器と,筆者が洗剤を使わずに洗った食器を細菌学的に比較しても,どちらも完全に安全だと考えています。日本は恵まれた国ですから,蛇口をひねれば温かい塩素滅菌水が出てくるわけです。油脂の凝固点を考えれば,洗浄はこれで十分です(洗剤で洗っても食器洗浄のレベルであれば油膜は残ります。場合によっては界面活性剤も残ります)。あとは,ボロ布とタワシとアクリル布を上手に使い,洗った食器は布巾で拭き上げてしまえばいいのです。

*4 そうそう,洗剤を使わないもう一つの理由は,水系への負荷を減らすためです。大量に脂肪酸を含む濃厚溶液を毎日毎日タレ流すなんて,水環境を勉強してきた者としては,悪行に思えてしまうのです…。





2013年4月28日


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連休に入りましたがちょうど大潮なので東京湾岸をさまよいました。珪藻在庫のうち一部の種が減ってきていて特定のデザインができなくなりつつあります。どこかで材料を仕入れないことには始まりません。現在使用している珪藻在庫には,2009年採集のサンプルが多くあります。この年は珪藻の当たり年とでも言う感じで,海が穏やかで比較的長期間珪藻が採取でき,質もよかったのです。その後に採集した海の珪藻は品質が今ひとつのものが多く,目的の種も少ないもので,珪藻在庫用には魅力を感じないものも多くありました。ですので今年はよいものをたくさん採取したいところですが,大潮になると優先度の高い用事が入りサンプリング予定がつぶれてしまいました。困った困ったの状態です。

きょうの東京湾岸は穏やかな陽気でした。干潟には家族連れも多く,貝採りに夢中になっている人もたくさんみかけました。泥っぽい砂地で,主に採取できるのはホンビノスガイとカキです。採取したカキを山と積んで,その場でむき身をつくってタッパに入れている強者も(たぶん近所のお母さん方でしょう)おられました。小粒ですが実入りはよく,きっと美味しいことと思います。東京湾岸では特に湾奥部については漁業権が消滅しているところが大半なので,そのような場所では採取も問題ありません。皆さん精一杯楽しんだことでしょう(画像/MWS)。








2013年4月27日


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RICOH Caplio GX8 テレ端 AF ISO64 手持ち撮影 jpg 200%拡大




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Nikon 1 J1 1 Nikkor VR 10-30mm テレ端 手ブレ補正あり MF ISO100 手持ち撮影 jpg 200%拡大




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Nikon 1 J1 1 Nikkor VR 10-30mm テレ端 手ブレ補正なし MF ISO100 手持ち撮影 jpg 200%拡大



きょうは近所のアンテナを用いて旧型カメラと最近の機種で比較を行ってみました。先日はじめてNikon1をスナップ用に持ち歩いたのですが,どうにも像が甘く,室内でブツ撮りしているときのような鮮明さがありませんでした。原因がわからないのでまずは手ブレ補正の効果をみてみました。

画像1枚目のリコーGX8は2005年購入なので,かなり古くなってきましたがまだまだ使えます。CCDのノイズは冗談かと思うくらいにひどいのですが,カメラ側で変な味付けをしていない印象で,ノイズに埋もれながらも細部の像はCCDに乗っている,そんな感じです。ISO64設定なら風景でも使えないことはありません。

画像2枚目のNikon1 J1は何とも眠い写りです。これで何枚も撮り直したものの一つです。シャッター速度は1/1000以上で十分速いので手ブレの心配はありません。にもかかわらず細部が消え去ったかのような,きわめて劣化した画像になっています。推測ですが,手ブレ補正用の駆動ユニットが高レスポンスで,手から発生する振動の周波数よりもずっと高速で動くために,手ブレしない条件でも,カメラブレ発生装置として働いたのではないでしょうか。手ブレ補正をOFFにして撮影した画像3枚目は,像に芯があって細部が再現されています。

ということで,暗いところでの手ブレ補正は有り難いのですけど,そうでもないケースがあるということは知っておいた方がよさそうな気がします。2011年発売のミラーレスカメラが2005年発売のコンパクトデジタルカメラよりも劣化した像になってしまうのは大損失と言って差し支えないでしょう。マクロでの高倍率撮影や,遠景を高精細に撮影したい場合などは,振動を完全除去して手ブレ補正はOFFにした方が良い絵になる場合もありそうです。押せばきれいに写る時代になってもカメラの設定はやっぱし大切だなぁと思ったのでした(画像/MWS)。








2013年4月26日


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OAタップのスイッチが破損しました。まだ5,6年くらいしか使っていないのにスイッチ部分がポロリと取れてしまいました。よくよく見るとスイッチを支持している部分が両側ともポッキリ折れています。明らかにごみ箱行きの症状ですが,スイッチ以外はどこも壊れていないので修理してみることにしました。力がかかる支持部分にもかかわらず,ここがポリスチレンの突起たけでできているというのは設計不良ですね。樹脂の脆化とともにポッキリ行くに決まっています。高々数千回のON/OFF操作で破損したことがそれを物語っています。つまりこの破損は「設計通り」というわけです。

さて修理ですが,設計通りに負荷がかかる部分が折損したわけですから,その部分を製造時よりも強く接着すればいいわけです。そこで手元にある二液性エポキシ接着剤(アラルダイト)を使うことにします。完全硬化すれば,少なくとも脆化したポリスチレンよりは強度があるでしょう。接着剤はチューブから出して適当なプラスチックで作った使い捨てのヘラで錬り錬りして,プラスチックの細片を使って塗りつけ,折れた破片をFONTAX No.3のピンセットでつまんで慎重に接合します。アラルダイトは20℃以下では硬化しないので修理部品は湯たんぽの上に置き,さらに電気釜の上に置き,最後は袋に包んで湯船に一晩放置しました。こうすることにより常温硬化よりも早く固まり,強度の面でもしっかりと硬化します。

硬化が終了したらスイッチを本体に戻します。押し込めば入ると思っていたのですが違いました。画像の黒い部分がソケットみたいになっていて,これを引き出してスイッチを仕込み,この黒い部分を本体に戻すことでスイッチの支持部分がしっかりと押さえられる仕組みのようです。残念ながら超音波溶着のようで分解できないので,上から浅い溝を掘ってスイッチを仕込みました。見た目がぼろくなりましたが一応は機能するように修理できました。耐久性は劣ると思うので「常時ON」専用のタップとして利用することとします(画像/MWS)。








2013年4月25日


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打ち合わせの用事があって近所の大学に出向きました。東京都心はコンクリートで塗り固められた都市空間ですが,伝統ある大学の敷地内には緑が残されていて,この季節はなかなか見栄えがします。戦後に一度まるぼうすにされてから植樹された都市近郊の丘陵地や山よりも,都区内の大学の方が樹齢の古いものがあったりします。新入生が不安げに学内を歩いていたり,観光客が建物をカメラに収めていたりして,なんとなく春らしい雰囲気でした。筆者も新緑に映える有名な池にレンズを向けました。本ページをご覧の読者には,懐かしいと感じる方もおられることでしょう(画像/MWS)。








2013年4月24日


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きのうの画像は背景が白で,どうやって作ったのかと思っている方もおられるかもしれません。これはImageJというソフトのバックグラウンドサブトラクションというコマンドを用いたものです。珪藻はJシリーズの技術で個別にマウントしておき,それを油浸,透過明視野中央絞りでやや絞り気味にしてコントラストをつけて撮影します。この画像に対してImageJのコマンドを適用するとけっこうきれいに背景が抜けます。あとは明るさとコントラストを調節すれば出来上がりです。このような処理をすると珪藻を切り抜く必要がなくなるので,多種類を並べた図版などを作成するときに便利です(画像/MWS)。








2013年4月23日


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これは東京湾にいたタラシオシーラの仲間です。これも泥の中から拾い出しました。珪藻は海水中の珪酸(岩石の主成分SiO2が水に溶けたもの)を吸収して自分の殻を作ります。この殻は,薄いものは速やかに海水に溶けてしまうのですが,分厚いものは海底に到達します。そして一部は海底の泥に埋もれつつも溶けずに残ります。つまり珪藻は,溶けている珪酸を岩石に戻すという,岩石が雨で溶かされるという化学反応の逆反応を行っているのです。そして海底の珪藻は地質学年代を経て再び陸上に顔を出し,また雨に溶けて海に流れ…とぐるぐる回ります(画像/MWS)。








2013年4月22日


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同じ種だと思う画像をもう一枚。この珪藻は東京湾の泥の中で数十年埋もれていたものを筆者が拾い出しました。きのうのは乾燥系の暗視野ごまかし画像でしたが,きょうの画像はモノクロの明視野,油浸対物レンズによる画像を暗視野風にして見やすく表現しています。全体の形はややつぶれた感じになっていて別種?という感じがしなくもないのですが,微細構造は同じようなパターンで,中心類特有の放射状点紋列が見えていて,それを覆うような網目構造があります(画像/MWS)。








2013年4月21日


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この珪藻はJシリーズにもよく使う重要な種なのですが,じつは,名前を知りません。これがちゃんと記載された文献を持っておらず,何となくこれかな?と思う程度の段階に留まっています。きっとTriceratium pentacrinus forma quadrataだろうと思うのですが,いかがなもんでしょうか。本ページはプランクトンのプロフェッショナルがご覧のはずなので,もしかしたら教えてもらえるかもとの予感がしつつ,「こんなことも知らんのかぁー!」とお叱りを受ける場面も想像しつつ,つつしんで掲載する次第です…。相模湾のサンプルからも,北海道のサンプルからも見つかる分布の広い種です。もし種名が当たっていたら,本種は354と略記できそうな,変な名前ですね。だってTri- Penta- Quad-ですから(画像/MWS)。








2013年4月20日


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このようなデザインは一見,作りやすそうに見えるかもしれません。筆者も作る前はそう思っていたのです。材料はたくさんあるし…。ところがいざ製作をはじめると,大きさを揃えるのが大変で苦しい作業の連続となりました。クモノスケイソウはだいたい4種類の大きさで揃えているのですが,並べているとあちこちに隙間があいてしまいます。かといってもう一個詰め込む余地はありません。並べ方を変えつつ安定する条件を探します。最終的には画像のように整然と仕上がるのですが,これ,中央の珪藻を取り囲む数が「9」ですよね。最初は「8」で組めると思っていたのです。こうして,Jシリーズのデザインは当初の予定から少し離れて仕上がることがあります。珪藻の形に導かれて最終形がきまるのです(画像/MWS)。



*1 先月はこういった作業の連続でヘビーな毎日でした。それで指先をダメにしてしまいました。人差し指,中指,薬指の一部が痺れてしまい,一ヶ月経った現在は日常生活には何の問題も感じませんが,若干の指先の違和感と,肩のこりと,腕の(筋の)張りはとれません。指先がマヒしたとき,何時間もの連続作業で手も握れないほどだったので,「指」がおかしくなったのだろうと思っていましたが,どうやらそれは違うらしく,指がおかしいときは指を動かしている肩から腕にかけてがおかしいようです。一ヶ月で治らないということは,まぁ完治は一年コースの覚悟がいりそうですね。中年オヤジはここにきて無理は禁物を学んだのでした。




2013年4月19日


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対物レンズは一定の厚みのカバーグラス(通常0.17mm)に対して収差補正してあるので,決まった厚さのものを用いるのが原則です。厚さの測定にはマイクロメータが便利で,素性のわからないカバーグラスを使うときにはこのようにして測定します。きょうの画像は海外製の丸カバーを測定したときのものです。厚さは0.153mm。これなら開口数0.8程度まではそのままで使えます。開口数0.95であれば補正環でベストの像を出せます。生物検鏡では通常0.17mm厚さのものを使いますので,No.1を指定すればたいていは大丈夫です。No.1は0.12〜0.17mmと記載があり,実際には0.14-0.15mmのものがほとんどという印象です。珪藻ばかりみている個人的な経験の範囲内では,カバーグラスは薄いときよりも厚いときの方が像の悪化が大きいように感じています。なぜなのでしょう(画像/MWS)。








2013年4月18日


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ツリーの画像は暗視野ばかりを掲載しているので,明視野の画像も紹介させていただきます。標本はきのう掲載したダブルツリーの方です。地下に珪藻化石を敷きつめているのは明視野でコントラストが出やすいというのが第一の理由です。10倍対物レンズ(NA=0.25)を用いて少し絞り込むと,くっきり鮮明に珪藻化石が浮かび上がります。化石種の仲間は現生の珪藻よりもずっと厚い殻を持っているものが多いので,敷きつめれば高いコントラストで見えて地盤の安定感が出やすいのです。また,化石珪藻は多かれ少なかれ破損しているのでツリーのスライドの場合は主役と言うよりも脇役が向いているようにも思います。軽く色が出る種もいて,なかなか良い感じです(画像/MWS)。








2013年4月17日


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きょうの画像は先月製作したツリー二つです。片方はダブルツリーの構成として枝と幹の部分で異なる色が出るように製作しています。もう一つはオブジェを横に配置して,その天辺に平行四辺形の珪藻を配置することにより独特の雰囲気を醸し出すことに成功しています。基礎部分は同じ構成で,現生の珪藻でフラットな地面を出して,珪藻化石で地下の厚みを出して安定感を生み出しています。簡単なようでいて,バランスのとれたデザインというのは難しいです。その点,この二枚は上出来といってもいいような気がします。デザイン以外にも珪藻被殻の状態や封入剤の浸透具合などの面でも極上です。暗視野でのバックグラウンドは徹底的に暗く,その効果で珪藻の美しさが際だちます。

この2枚,よくみてください。同じ5段ツリーなのに高さが違います。にもかかわらず釣り合いは同じに見えるように製作してあります。珪藻は分裂を繰り返すとだんだん小さくなるので,並べる材料は各種のサイズから選べることが多いのです。そこで,小さなツリーをつくるときは小さな珪藻,大きなツリーをつくるときは大きく長い珪藻を選ぶといいのです。そういった工夫を施せば,10倍対物レンズ視野数20程度で全景が見えるツリー(画像一枚目)や,4倍対物レンズ視野数20で全景が見えるツリーなどを作り分けることができます(画像/MWS)。



*1 このレベルの珪藻ツリーは古今東西,現在過去を見渡しても世界最高の品質であると思っています。なお画像のツリーは特注品です。すでに手元にはありません。

*2 品質こそ特級品ですが,オリジナリティーとしては二番煎じ以下です。過去100年にわたってこのようなものはつくられてきました。最初に珪藻を並べることを思いついた人は誰なのでしょうか。その人こそ,真のオリジナリティーを持つ探検家だと思っています。そのアイデアが作品となって現代に受け継がれているのですから,先人たちが製作して残してくれた作品にも感謝です。

*3 ツリーの材料となる珪藻在庫が減ってきています。サンプリングを繰り返さないと目的の種が入手できないかもしれません。やばいやばい。





2013年4月16日


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一枚目の画像はDitylum属の珪藻を多数枚撮影し,CZMを用いて全焦点画像としたものです。微分干渉でコンデンサ開放で撮影していますので,個々の画像は光学的切片像になっています。それを画像処理で積み上げるからか,出来上がりの画像も光学的切片像に似た雰囲気になっています。この画像は確かに全焦点画像ですが,厚みのある珪藻がまるで薄っぺらい生物のように表現されていて違和感があります。画像2枚目は元画像の一つで中心部にピントを合わせたものですが,前後のピンボケを含むこの画像のほうが,本物らしい気がします。画像表現はむずかしいものです(画像/MWS)。








2013年4月15日


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ちょっとした接写を行うときでも割と気を遣うのが照明です。物体よりも大きな光源で拡散光照明ができればいいのですが,狭いデスクの上にそのような光源を置くのも大変なのでいつもは拡散板を使っています。物体の上に拡散板をかぶせてしまい,それで撮影するのです。影が少なくなって均一な照明ができ,特に金属部品などでは見やすい画像になります。昼間であればもっと手軽なのが障子です。窓際の障子近くに物体を置けば,障子は拡散板に他なりませんから,マイルドな照明になります。きょうの画像はそうして撮影したジャンク腕時計です。素性のわからないジャンク腕時計がいくつも転がっているのですが,動くのかどうかも,電池は何なのかもわからずにそのまま放ってあります。勿体ない気もするのでたまに眺めるのですが時間の方がもっともったいない気もしてすぐに仕舞い込んでしまいます(画像/MWS)。








2013年4月14日


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100円ショップに小物を買いに出かけたら磁石がパワーアップしていました。ネオジム磁石がこの大きさでこの価格というのは驚異です。筆者は十数年前からネオジム磁石を収集していて,主に不要になったハードディスクから取りだしていたのです。むかーしのHDDからは巨大なネオジム磁石が出てきてよかったのですが最近は集積化が進んで機器が小型化し,出てくる磁石もだんだん小さくなっています。それにジャンク品でもHDDは100円はするのです。ですから,この大きさのネオジム磁石が4個で100円というのはコストパフォーマンスとしても最高なのです。磁力は強力で10個重ねると真ん中で5個ずつに分離しようとしてもできないほどです。さっそくケースの開閉を磁石式にして遊んだりしています。磁石が好きな方,筆者が買い占める前に100円ショップに走れ走れ(画像/MWS)。








2013年4月13日


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12日は生物試料を分析する会社に出向いて顕微鏡技術に関しての講義を行いました。プランクトン分類に関しては国内有数の人材を持つ企業です。ここの代表取締役から半年前に顕微鏡イメージングについての講師依頼を受けていましたので火だるまになりながらサクサクと準備を進めておりました。経験豊富な方々を相手にするので最初は比較的,専門家向けの言葉遣いで話をしていたのですが,何となく雰囲気の調和具合が足りないので方針変更し,『NA=n×sinθ』を講じることとしました。あるレベルに到達するには,どのような理由があろうとも,『NA』は避けて通れない道なのです。その後はコンデンサやチャンバの話,イメージングの留意点と画像処理を重点的にお話しして,準備された時間を使い切りました。さすがにプランクトン分析の専門家集団で,スケレトネマ,アンフィプレウラ,Chaetoceros socialis,ニッチア・ディシパータなどといった種名で話がそのまま通じるので感激しました。時間は短かったのですが(3時間15分),実践に役立つ情報を多くお届けできたことと思います。

仕事のあとは代表取締役や他企業からの参加者と歓談し,さらに軽く一杯ごちそうになり,今回の仕事は終了となりました。ひとけのない電車に乗り込み静かに滑り出す列車に身をまかせるひとときは,何ともいえないホッとした気分です。好きな顕微鏡の話を存分にさせてもらい,標本を紹介し,たくさんある画像を披露して処理法を実演する。それが皆さんの役に立つ。仕事ってのはこうでなきゃいけません(画像/MWS)。








2013年4月12日


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『ショートランチャー9』に拡散キャップを仕込みました。キャップは秋月電子で売っている5φLED用の安価なものです。LEDの光は輝度ばかりが高く目に宜しくない上に,このようなライトの光は細いビームでコヒーレント照明になってしまいます。それでは顕微鏡用によくないので拡散板の併用を強く推奨してきました。本体に拡散キャップを仕込んでしまえばこのまま顕微鏡用の光源に使えます。高NAの照明にしたければ近づけて,低NAでよければ遠ざければよいのです。拡散キャップにより点光源が面光源に変化するので,遠くを照らすライトとしては使えません。けれども,近くをぼんやりと照らす用途には最適で,マイルドな光が視認性をアップさせます。暗順応した目には優しくて好適です。皆さんも枕元に一ついかがでしょうか(画像/MWS)。








2013年4月11日


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ホタテガイから採取した試料を検鏡していると他にも見たことのない珪藻っぽいものがいます。きょうの画像がそれなのですが何でしょうこれは。不勉強で名前がわかりません。現生の珪藻かもしれませんし,ひょっとすると化石珪藻かもしれません。沿岸の試料では現生の珪藻と化石珪藻が混じっていることがあります。相模湾でも三浦半島付近では化石珪藻を見かけたことがありますし,北海道の日本海側のサンプルにも化石はたくさん入っていました。根室半島はどうなのでしょう(画像/MWS)。








2013年4月10日


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大先生からメールが届き,きのうの巨大なホタテは稚貝を地撒きして育てたものなのだそうです。ですから正確には「育ちは天然」というわけです。まぁシャケなどもふ化放流したものが大きくなって帰ってきても「養殖物」とはいわないので,このホタテも「養殖物」とは異なるわけですが,水産教育を受けたものとしては正確な情報を流さなくてはいけません。改めて書き記す次第です。さて,きょうの画像はこのホタテに付着していた珪藻です。ホタテに付着していた海藻は丁寧に外して容器に入れ,水で置換したあとに塩素系漂白剤を入れて強く振ります。そうすると珪藻がはがれおちてくるので集めます。砂も大量に出てきますが沈砂して除きます。画像一枚目の珪藻,見たことありません。どうみても,トリゴニウム(ミスミケイソウ,筆者がオニギリと呼んでいる種)の双極型に見えます。この珪藻は3角形,4角形,5角形は見たことありますが,こんな形になるとは想像しませんでした。こういうものが入っているとわかると,まじめに処理して珪藻並べの材料にしたくなりますね。画像二枚目はおなじみの三角形の姿です。というわけで,思いがけなく根室半島の珪藻試料が入手できたのでした(画像/MWS)。








2013年4月9日


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北の国から巨大なホタテが届きました。都内ではまず見かけないようなサイズです。平らな片面だけに海藻が付着しており,この面を上にして砂地で育ったことは明白です。つまり北国の天然ホタテなわけですね。こいつはひと味もふた味も違うのです。こういった食材はあまりカッコつけずに調理してガブリとやるのがうまいに決まっています。ということで活きホタテ定番のバター焼きにしました(シソ風味)。ホタテ2個でパスタ皿が埋まってしまう巨大さで食べ応えがあります。身の弾力もすばらしく,根室の海底にはいいものが泳いでいるんだと感動する夕べとなったのでした。送り主の大先生には感謝感謝でございます(画像/MWS)。








2013年4月8日


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今年はさむーい冬が一気におわって急に暖かくなったので,植物もあわてて花を咲かせたり新芽を出したり忙しいようです。わずかばかりの鉢植えからも,サルナシは芽吹き,モミジも新芽が出て,ブルーベリーは花芽が大きくなり,ハナユズも新芽が出てきました。近所のスーパーで買ったセリの根っこを植えておいたらずいぶん育って,一度くらいは野草の風味を味わえそうです(画像/MWS)。








2013年4月7日


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自作のアダプタでカメラと顕微鏡を正しい投影距離で接続するには,微調整できる機構があった方が何かと便利です。こういった目的にはBORGのシステムがひじょうに便利です。きょうの画像は最近Jシリーズ撮影に多用している撮影システムです。Nikon1J1をボーグのリング類,ヘリコイドを介して顕微鏡に接続しています。リレーレンズは1×TV Relay lensです。等倍での転送なら直接焦点が良さそうですが,鏡基の設計上,大幅な改造が必要なのでそれはやっていません。このシステムはヘリコイドがありますので投影距離を厳密に調節できて便利です。リレーレンズはCマウントカメラ用なのですが,ニコン1はぎりぎりCマウントの内径に入るサイズのCMOSなので利用可能なのです(だからNikon1を導入したわけです)。

1xTV Relay lensには専用のCマウント筒がありますから,Nikon1−Cマウントアダプタを使えば簡単に接続できます。しかしそうすると露出上,不便なことがあるのでカメラとBORGシステムの間はFマウント(純正品FT1)を使っています。このマウントを利用するとオート露出で撮影できるので便利です。また,中央部のライブビュー拡大もできるので顕微鏡写真撮影では重宝します。価格はお薦めし難いほどに高いですが,手元にあれば便利に使えるので持っていても良いと思っています。欠点は,FT1を装着すると長時間露出ができなくなることです。マニュアルモードでも約1秒以上のシャッターが切れません。KIPON社などのNikon1−Cマウントアダプタ,Nikon1−Fマウントアダプタなどを使うと露出はマニュアルのみで撮影が面倒ですが,一秒以上の露出も可能です。結局は両方揃えるのが正解ということでしょうね(画像/MWS)。








2013年4月6日


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ニコンが供給しているBR-2Aリングを用いると簡単にニコンFマウントのカメラアダプターが自作できます。接写用品としてひじょうに有名なリングなのでご存じの方も多いでしょうし,顕微鏡用に活用している方もおられるかもしれません。筆者とBR-2(A)リングの関係は古く,中学生のときに一眼レフ小僧になってすぐにこのリングを購入しました。理由は簡単で,最も安価にレンズを一本増やす方法だったからです。中学生にニッコールレンズは高くて買えません。でもレンズを逆付けすれば接写用に使えるので,少ない小遣いで買えるこのリングを選んだのでした。もちろん,一眼レフなど買ってもらうはるか以前に,カタログを穴があくほど眺めて本当に穴があいたりしたのです。だからこんな小さなアクセサリも頭に入っていたわけです(中学生の記憶力はたいへんなものだ)。

と,話がそれすぎましたが,このBR-2Aリングなどを使って顕微鏡とカメラをつなぐとき,投影用のレンズとカメラの距離が重要です。顕微鏡メーカーごとに投影距離は決まっていて,いい加減な長さで顕微鏡とカメラをつないでしまうと,レンズの像が正しく伝達されません。きょうの画像はわざと失敗例をつくってみました。画像一枚目は投影距離が非常に短いカメラアダプタです。ここに直接Fマウントのカメラをつけてしまいます。画像二枚目はこのシステムで撮影したDL-TESTの珪藻(ジュウジケイソウ,スタウロネイス)です。レンズはNCF PlanApo40x 0.95 160/0.11-0.23を使っています。双眼光路ではきわめて鮮明に見えていますが,カメラ側ではまともに結像していません。ピント位置も眼視位置から大幅にずれています。補正環を回してもまったく修正できません。

このような投影距離の問題は自作のときに起こりやすいですが,自作の場合は適当な珪藻プレパラートを検鏡しながら最適な像の距離を求めてアダプタをつくれば良いので,結果的にはよいものをつくれます。問題は,投影距離が正しくないカメラアダプターが流通していることです。カメラアダプターなんだから正しくつなげるんだろうと疑いもせず使ってしまうからです。投影距離が正しくないと低開口数の対物レンズでは問題を感じないのに,高開口数の対物レンズではどうも写りが甘い,ということになります。中途半端な投影距離の場合は像の甘さがそれほどでもなく,高解像の撮影をしないと気がつかない場合もあるかもしれませんが,そのようなシステムを使うと決して限界性能は引き出すことができません(画像/MWS)。








2013年4月5日


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なぜ都電がもなかにならなければいけないのか,なぜこのもなかは都電かバスか見分けがつかないくらいに簡略化されているのか,なぜ,このあんこと餅が入ったもなかが厚生大臣賞を受賞し,それを今なお誇らなければならないのか,世の中はわからないことだらけだー(画像/MWS)。



*1 筆者は基本的に菓子等の砂糖が加えられた甘いものを食べません。お土産等で甘いものをもらっても食べないので,一部の相当に吟味された品物を除き,誰かにあげてしまいます。このもなかもそうなのですが,一応は記念撮影しました(笑)。




2013年4月4日


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カボチャは刃物と密着して締め付けが強く,切りにくいものの代表格です。どれほど鋭利に研ぎあげた包丁でも,けっこう力を必要とします。そうして力を入れて切ったカボチャの切断面を見ると,切れていなくて割れていることがわかります。包丁をクサビとして使っているわけです。これは本来の使い方ではないし,力を入れるというのは危険なことでもあるので,うまい切り方はないものかと思っていました。そこでふと,土佐の国で入手した刃長5cm程度の超小型包丁を使ってみました。するとサクサク切れるではないですか。接触面積が少ないので締め付けの力はそれほどでもなく,刃を食い込ませることができます。そこで適当に切れ込みを入れてパキンと割れば大きなカボチャも簡単に切り分けられます。適当な幅にできたらあとは一口サイズにするのも楽チンです。少し前に発見した方法ですが,なかなか良い感じなのでお知らせする次第です。でも,この包丁を入手するのが面倒かも。ネットで探してみてください(画像/MWS)。








2013年4月3日


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きょうの画像はNikon1 J1 です。このカメラは顕微鏡写真撮影にそれなりのレベルで使えることがわかりましたので,バックアップ用+一般撮影用途として二台目を購入しました。なぜ二台目が必要になるかというと,最大の理由はCMOSに投影されるゴミの問題です。顕微鏡写真用のカメラを一般撮影用に用いるとレンズの付け替えが必要になり,またカメラの向きも上を向いたり下を向いたりといろいろで,チリが付着する機会が多くなります。このため筆者はCCDやCMOS面が見えるような機材は顕微鏡専用と一般用に分けています。顕微鏡用のカメラはどのように扱うのかというと,購入後空気のきれいな日に,CMOS面を下を向けてキャップを外し,マウントアダプタ+顕微鏡用アダプタを付け,顕微鏡に接続します。このカメラは二度と上に向けることなく,下に向けたまま基本は顕微鏡に付け,外すときはマウントごと新しいビニールに入れて包みます。カメラにはつねにホコリよけをかぶせておき,使用時のみ外します。このような運用方法でCMOS面が汚れるのを最小限にしています。8月に購入して以来,まだ一度も上に向けていませんし,レンズも装着していません。CMOS面はきれいです。

そういうわけで,二台目を購入してはじめてNikon1に普通のレンズをつけて使うこととなりましたが,サクサク撮れてなかなか面白いカメラですね。おもちゃのような,まともなカメラのような,不思議な雰囲気の漂うカメラです(画像/MWS)。



*1 Nikon1を導入した主な理由は,FマウントでもCマウントでも使えるCMOSと考えたときにこの機種が該当したからです。コンパクトカメラ,一眼レフカメラを買ったという気分は皆無で,産業用CCD,CMOSを導入したような気分なのです。だから顕微鏡用CMOSとして使い,持ち歩く用途には一切使用しなかったのです。

*2 かつての名機,クールピクスE9xx系,E4500はCCDが内部に入っているので汚れる恐れがなく顕微鏡写真撮影にも一般撮影にも使えて便利でした。





2013年4月2日


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たまには塩焼きそばでもと白菜を切っていたら見慣れぬものが出てきました。白菜はこれまで食べた量を積み上げれば軽トラ一杯分くらいにはなるはずですが,花ははじめて見た気がします。恥ずかしい。アブラナ科ですからキャベツもブロッコリーも白菜も似たような花ですね。もちろん食べられるわけですから,記念撮影のあと,フライパンに放り込みました。ニンジンと生姜少々,レンジで加熱したエノキダケと,ちくわの薄切りを加えてゴマ油で炒め,レンジで加熱した麺を加えてオイスターソースと藻塩で味付け。手抜きもいいところですがあっさりとした味付けで食べやすい焼きそばの出来上がりです(画像/MWS)。








2013年4月1日


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31日は相模湾〜浦賀水道方面でサンプリングの予定でしたが,雨のため中止して,代わりに『ショートランチャー9』を買いに出かけました。収穫が上の画像ですが,同じ店舗で購入したにもかかわらずパッケージが異なり,連続点灯時間が以前の40時間表記のものと,新たに30時間表記のものがありました。しかし中身は全く一緒ですので,印刷内容だけが変化したようです。簡易用途ですから連続点灯時間が30時間でも40時間でも構いませんし,確かめもしませんから,どうせなら誇大広告の方が有り難い気もします(笑)。連れ帰ったものを詳細に比較すると,金具に一部変更があるものが3個ありました。同じメーカの同じ製品を同じ店舗から購入しても,ちょこちょこ小改良があるようです(画像/MWS)。









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