本日の画像
ミクロワールドサービスが顕微鏡の世界を伝えるコーナーです。 日々の業務メモやちょっとした記事もここに記します 【サイトトップ】 【9月】 【10月】 【11月】 【12月】 【2008年1月】 【2月】 【3月】 【4月】 【5月】 【6月】 【7月】 【8月】 【9月】 【10月】 【11月】 【12月】 【2009年1月】 【2月】 【3月】 【4月】 【5月】 【6月】 【7月】 【8月】 【9月】 【10月】 【11月】 【12月】 【2010年1月】 【2月】 【3月】 【4月】 【5月】 【6月】 【7月】 【8月】 【9月】 【10月】 【11月】 【12月】 【2011年1月】 【2月】 【3月】 【4月】 【5月】 【6月】 【7月】 【8月】 【9月】 【10月】 【11月】 【12月】 【2012年1月】 【2月】 【3月】 【4月】 【5月】 【6月】 【7月】 【8月】 【9月】 【10月】 【11月】 【12月】 【2013年1月】 【2月】 【3月】 【4月】 【5月】 【6月】 【7月】 【8月】 【9月】 【10月】 【11月】 【12月】 【今月】 2014年1月31日(2)
30日は研究プロジェクトのグループリーダー他をお迎えして珪藻談義となりました。エンジニアリング分野で珪藻を活用しようという動きは,10年ほど前からさかんになっていますが,当サービスでも,それに関係した打ち合わせなどがポツポツとあります。来訪者は様々な経験を積んでおられましたので非常に話がしやすく,喜んで珪藻をみてくれたので筆者としても嬉しい時間となりました。話題は様々な事項に及びましたが,培養や分類,観察,顕微鏡,洗浄法,取り扱い法などについて意見を交わしました。時間が足りなくなるだろうとの予想はありましたが,実際あっというまに5時間強の時間を使い切り,またの機会ということになりました。2名の先生方には心より御礼申し上げます(画像/MWS)。 2014年1月31日
きのう中央のマスコミがまともな報道をしていないことを書きましたら,きょうの画像の通りです。まったく困ったものです。筆者などはそれを嗅ぎ取ることもできますが,世の中の大半の人は,『原発は絶対安全』を信じて,五重の壁で放射能は漏れないとする噴飯ものの説明でも信じてしまうのですから,今回の知事選でも,多くの人が洗脳されて,間違った判断に誘導されるのでしょうね。画像の出典は 2014年1月30日
都知事選の話を続けて書いていましたら,読者から次のようなメールをいただきました。 2014年1月29日
きのう篠原孝さんのお話をとりあげたので,きょうの画像ではご本人に登場いただきました。昨年秋に,TPPと原発問題の勉強会に出席したときのものです。ご本人に許可はとっていませんが,許してくれるでしょう。この講演で篠原さんは,「小泉は本気だ」ということを述べておられました。篠原さんはずっとむかしから,原発問題をウオッチしてきた人で,チェルノブイリにも2回,足を運んでいます。小泉氏は,その篠原氏の話に注目しているというのです。 2014年1月28日
この本は現職の国会議員が書き下ろしたもので,2012年4月20日の発行です。著者の篠原さんは,原発事故当時,農林水産副大臣として,種々の問題への対応を行いました。この本には,政権内部から見た原発事故対処の様子が詳しくかかれており,一見に値します。また特筆すべきことは,ソ連のチェルノブイリ原発事故と,日本の福島第一の事故をくわしく比較して,日本の対応のまずさを浮き彫りにしている点です。多くの皆様に読み継がれることを希望しています。 2014年1月27日
買い物と運動をかねて外出しましたら,ちょうど選挙演説がはじまるところに出くわしたので,予定外でしたが聞いてきました。筆者は都民でもありますので,都知事選候補者がどのようなことを考えているのかは知っておく必要があります。演説の概要はネットで検索すると全文が出てきますので省略しますが,候補者の本気は感じることができました。候補者の隣にいるライオンのような人も,拳を振り上げての応援演説でした。 2014年1月26日
筆者は子どもの頃から魚が大好きで,小学生の頃に,誕生日祝いの夕飯にニシンの塩焼きをねだった覚えがあります。刺身も好きでしたが,小学生の頃にはすでに白身の刺身が好物でした。グチ,メバル,カサゴ,ハゼ…,そうそう食べられるものではありませんでしたが,楽しみでしたね。そういえば,大学も魚に関係したところだったのでした。。そんな魚好きが好む刺身は何かというと,たとえばきょうの画像です。ヒラスズキは,鮮度のよいものだと,得も言われぬ,ほんのりとした甘みとうまみがあって,白米との相性もよく,最上級の刺身と思います。淡い味わいなので,濃い味好みの方には向かないかもしれません。ほかに似ているのはオナガダイですが,両者は,そこいらへんのデパ地下程度ではなかなか置いていないので巡り会うのがむずかしいですね。画像のヒラスズキは3年ぶりくらいに見つけたものですが,残念ながら身が割れていて,流通に要した時間での積算温度も高く,イマイチの味わいでした(この魚は,寝かせてもそれほどうま味が増えないように思います)。でも,自分で釣るのは大変なので,このくらいの価格なら,買って味見をしてしまうのです…。相模湾にも泳いでいるのですが(画像/MWS)。 2014年1月25日
この画像はJシリーズユーザー様から届いたもので,トリケラチウム属の珪藻に存在する微細構造をとらえたものです。乾燥系の対物レンズによる撮影だそうです。この構造は注意深く観察しないと見つかりにくいものですが,さすがに当サービスの開業当初からのお付き合いであることもあってか,素晴らしい絵に仕上がっています。このような微細構造は,そこに何かがあるかもしれない,と思いながら種々の検鏡法で可視化を試みて発見するものです。はじめての珪藻を見るときは特に注意深く観察します。そういった経験を積むと,自然に技術が身に付きます。珪藻プレパラートの検鏡は検鏡技術の向上やハイレベルの技量維持に有効です。時折いただく画像を拝見すると,Jシリーズのユーザー様は,そのようなことを自然に行っている方々のように思います(画像/MWS)。 2014年1月24日
名古屋駅構内で濃硝酸のびんが割れて異臭騒ぎが発生したようです。ことの詳細はわかりませんが,不要になった濃塩酸,濃硝酸を輸送する途中だったとのこと。指定された数量以上のものを列車内に持ち込むのはもちろん禁止ですが,今回の事件はそれ以前にあまりにもお粗末としかいいようがありません。割れて困るびんは,割れないように梱包しなければならないのです。 2014年1月23日
レンズというものは,それを知っている人には大事な宝物ですが,知らない人にとっては何かの部品程度,という認識でしょう。そうすると,研究室の引っ越しや,プロジェクト担当者の入れ替え,古い機材の整理などのときに,「何かの部品」として正体不明の扱いを受け,場合によっては捨てられる運命のものもあります。画像のレンズもその一つで,あやうく捨てられそうになっていたところを拾われて,管理を命じられた筆者が受け取りにいったものです(要するにタダでもらった…)。中年オヤジになると不思議な現象がいろいろおこるのですが,想像もしなかったレンズがある日突然に転がり込んでくることもあるのです。レンズや顕微鏡というのは,最初はなかなか集まりませんが,ある一定数を超えると,吸い寄せられるかのように,自然と集まってくる,そんな気がします(画像/MWS)。 2014年1月22日
古本屋の愉しみは,思いもよらなかった本に巡り会えることです。ランダムとしかいいようのない組み合わせておいてある書籍を高速スキャンして,自分の脳みそが反応した活字に反応します。まったく予期しなかったことでも,脳みそが反応してしまい,数千冊の本から秒速で興味深い本が見つかったりします。じぶんの脳が何を考えて何を期待しているのか自分でもわかりませんが,古本屋はそれを教えてくれる機会でもあります。画像の本は,大きな古本市でみつけたもの。このような本があることも知らなかったし,このような本を探していたわけでもありません。しかしある本屋の店先で,数十秒で見つけ出し,数分後には連れて帰るわけですから,人間の行動というか,能力というものは,不思議です。「日本刀職人職談」,大変なタイトルですね。「職人談義」ではないのです。「職人」の「職談」なのです。猛烈に勉強になります…(画像/MWS)。 2014年1月21日
1枚目の画像の真ん中に写っているのはクチビルケイソウの一種です。富士山麓(富士吉田市)から採集したものです。この珪藻は1枚目の画像で見るように,NA=0.75程度の簡易な検鏡では,抜群のコントラストで全体の姿形,周期構造などが見えます。これを油浸で高分解能イメージングをしてみると,だいぶ印象が変わります。画像二枚目は被殻の内側にピントを合わせたもので,丈夫な裏打ち構造のような感じで,低開口数で見られるものと似た周期構造が見えます。ところが被殻の表面にピントを合わせると,複雑な突起が出た四角い開口という感じで外界と接しているようです。この構造はどちらかといえば,ディディモ(ディディモスフェニア属)の特徴です。なんだか不思議な気分です(画像/MWS)。 2014年1月20日
きのうの画像で左側に写っているナビキュラを油浸で拡大したものがきょうの画像です。被殻の表面にピントをあわせても,整然とした周期構造があるのみで,特別な形で開口している様子はありません。被殻の内側にピントをあわせても,同じように整然とした周期構造が見られます。構造にクセがないので,テストプレート用にもよさそうです(画像/MWS)。 2014年1月19日
画像左2つの種はナビキュラで,画像真ん中の種もナビキュラです。いっけんすると,画像中央のナビキュラは,画像左のナビキュラの大型のもの,という感じがします。実際,NAが0.65以下で検鏡していると,それほどの違いは感じなくて,珪藻を拾い集めているNA=0.2程度の検鏡では,まったく違いがわかりません。大きいか,小さいか,だけの違いです。しかしきょうの画像に見るように,暗視野撮影して,その色を見ると,左の二つと,中央のナビキュラは色が違います。色が違うということは構造から生じる回折光や干渉色が異なるということで,違う種であることを暗示しています。そして実際,油浸で見ると,左の二つは同じ構造を持ち,中央の種は異なる構造を持つのです(画像/MWS)。 2014年1月18日
先月末に販売開始した第8期Jシリーズも少なくなり珪藻関連はあと4枚です。多くの皆様にお求めいただきまして心より感謝申し上げます。今月,来月といろいろな仕事が詰まっていて,プレパラートの製作にはほとんど時間を使うことができない見込みになっています。次回販売できるのは当分先になりますので,Jシリーズを見てみたい方や,法人様の年度末予算で魅力あるお買い物を考えている方…は,せひこの機会に入手して下さいませ。いつも,全力を投入して製作したものが売れ残る不思議現象は今回も健在です。覗いてみればオドロキの世界が広がります画像/MWS)。 2014年1月17日
16日は光合成研究のトップランナーの訪問を受けました。すぐ近くで会議があったとのことで,合間の時間を使っていただきました。大変話題豊富な方で貴重な情報を居ながらにして得ることができ,いつもながら有り難く思うばかりです。淡水産の藻類培養の話や佐鳴湖のプランクトン組成,瀬戸内海の適正栄養塩供給に関する話,バイオマスエネルギーと藻類など,話題は尽きることがないまま,約3時間の滞在時間を使い切り,また今度,となりました。勉強のヒントになる話をいくつかもらい,とても刺激になったので,先生が帰られたあとに早速,関連書籍を買いに走りました。 2014年1月16日
きのうパーフェクトなプレパラートを紹介しましたが,そうでないものを作ってしまうこともあります。今日の画像がその一つで,すべてが完璧にできたと思って検鏡してみたら,クモノスケイソウの陰にゴミが一つあったのでした。。このゴミは真っ黒なので,硫化鉄か炭素か何かでしょう。製作時は暗視野照明を多用するので,小さなゴミも見逃さないのですが,こうした黒いゴミが照明の陰に入ると見えないことがあるのです。そんな現象は滅多に起きないのですが,忘れた頃に起きてしまうのも事実です。がっくりとするような現象ですが,これも経験の一つとして,次回からはこのようなことが生じないように対策を考えなければなりません(画像/MWS)。 2014年1月15日
昨秋頃から続いていた慢性的な忙しさもようやく区切りが見えてきました。ちょっとした対応や特注品の製作でも,どんどん時間がなくなっていくので,Jシリーズ製作期間はわっせわっせの生活が続くのです。ここにきて,やっとこさつかの間のオアシスが見えそうな気配なので,そういう時期を利用して,新しい試料起こしをしたいと思います。淡水産の比較的小型の珪藻や,在庫がなくなってきたツリーの枝や飾りを集めなければなりません。新しい珪藻との出会いもあるので,楽しみもあるのです。画像は昨年末に製作した特注品です。同じ種類の珪藻のサイズがすべて合わせてある,こういったパーフェクトな珪藻プレパラートを,これからも供給できるように日々努めなければなりません(画像/MWS)。 2014年1月14日
この珪藻は,アウラコセイラ(Aulacoseira)属の一種で,湖などで見かけるものです。Jシリーズとしては,まだ供給できていない種で,次回からマウントできればと思っています。画像に写っているのは二つの被殻で,途中でつながっていますが,その境目にギザギザ模様で噛み合っている様子が,かすかに浮かび上がっています。微細構造のイメージングとしてはけっこう難しい構造です(画像/MWS)。 2014年1月13日
画像1枚目の珪藻は,今期から少数ながら供給できるようになったFrustulia vulgarisです。2枚目の画像はこれまでも供給していたFrustulia amphipleuroidesです。両者ともに形態が似ていますが,大きさが大人と子どもくらい違います。それだけ大きさが違うのに,微細構造や基本構造が似ているということは,この構造が力学的に意味のあるもののように思えてなりません。珪藻を観察していると,最小の材料で最大の強度を確保しているように思えますが,実際のところはどうなのでしょう(画像/MWS)。 2014年1月12日
画像1枚目の真ん中に写っているのは,今期から供給できるようになったナビキュラ属と思われる珪藻の一種です。多種類系のJシリーズにマウントしています。この珪藻も構造がおもしろく,条線内部を拡大して,被殻の内側にピントを合わせるとシマシマの周期構造が現れます。ところが,被殻の表面にピントを合わせると,なんといったら良いのか…,小さなチョウチョのような模様によって開口しています。こういうのを見つけると,なんだか良い種を入手したような気分になって,うれしいのです。Jシリーズを製作する作業というのは,体力も精神力も要求される,本当に大変なものなのですが,こういったちょっとしたうれしさというのもあって,一人で「おおっ〜」と喜んだりもしています(画像/MWS)。 2014年1月11日
さいきん,ミクロワールドサービスというと「Jシリーズを売っているところ」という感じになりつつあるような気もします。確かに,人気は絶大で,評判も良く,多くのお客様からお褒めの言葉を頂戴しています。そういう意味では「Jシリーズのお店」は正しいのですが,その製作を支える根幹技術は高分解能イメージングです。もともとミクロワールドサービスは,顕微鏡下の世界を多くの人に紹介したくて,珪藻を材料として開店したのが始まりですが,同時にテストプレートも販売開始しています。珪藻はむかしから顕微鏡のテスト試料として使われてきましたが,その使われ方は相当に怪しいものだというのが筆者の認識です。 2014年1月10日
Jシリーズは一度覗くとやみつきになり,また欲しくなるということになるらしく,販売開始とともに常連さんの争奪戦になります。しかし,そこに食い込む新規のお客様もいらして,とてもうれしく思っています。きょうはそんなお客様から届いた画像です。WEB上の情報で勉強して顕微鏡を注文し,自分で撮影システムを組み上げるという高いセンスの方です(ここまでやられては顕微鏡販売店も真っ青でしょう)。画像1枚目はJ270の明視野画像で,2枚目は暗視野画像。画像を一目見てわかりますが,ただものではありません。画像1枚目はNA=0.30での撮影だそうですが,この絵を見るとコンデンサ絞りはNA=0.2-0.25の間にあるように思います。ここで踏みとどまり,解像感を活かしつつ,さらに露出をプラスに振って全体のクリア感を表現し,コントラストの高い珪藻が潰れないように配慮しています。いっけん何気ない画像に見えますが,これはプロの領域の絵ですね。暗視野の方も同じセンスで,ヒストグラムをチェックしているように思われます。なお,原画は大きなサイズで頂戴しましたが,筆者の責任で縮小しています(加重平均)。アンシャープマスク(半径0.80,強さ80, PaintShopPro8)のみかけています(画像/J270ユーザー様,縮小加工MWS)。 2014年1月9日
先月22日に販売開始したJシリーズも残り少なくなってきました。ツリーはあと一つ,宝石デザイン系も,多種類系も数枚ずつの在庫です。次回まとめて販売できるのは当分先になりますので,Jシリーズを見てみたい方は,まずはこの機会に入手してみると良いかと思います。どの在庫品も覗けば納得のクオリティーであることは製作者が保証いたします。背景は完全にクリアで,選別された珪藻たちによって自然の造形を満喫できます(画像/MWS)。 2014年1月8日
今期からメロシラ・バリアンス(Melosira variance)という淡水珪藻も安定供給可能になっています。ゆるやかに流れる河川などできわめてふつうに見られ,自然の浄化機構を担うきわめて重要な珪藻種といえます。この珪藻,つるつるのガラスの容器に見えますが,油浸で解像限界付近を狙うと,一面に微少な孔があいていることがわかります。通常は電子顕微鏡で見る構造ですが,光学顕微鏡でもイメージングできる領域です。本種は今期製作分のJシリーズで多種類系の標本の多くに入っています。DL-TESTでマウント指定することもできます(画像/MWS)。 2014年1月7日
画像1枚目の真ん中に写っているのは,今期から供給しているナビキュラ属珪藻の一種です。中央部分を拡大して,被殻の内側にピントを合わせるとナビキュラ独特の整然とした周期構造が現れます。ところが,被殻の表面にピントを合わせるとビックリ。開口部は被殻内部の周期構造そのままではないのです。ふしぎな形の模様で開口しているようにみえます。珪藻を検鏡していると時々このようなことがあるので,気を抜けません。なお画像は油浸・波長400nm・輪帯照明等の種々のテクニックを用いて,画像は平均化,ヒストグラム調整などをしています。相当に微細な構造なので簡単には見えません(画像/MWS)。 2014年1月6日
Jシリーズ販売での悩みは,Webサイト掲載の画像程度では,繊細かつ雄大なこの製品の価値が伝わらないことです。人によっては,「ふーん」で終わってしまうかもしれません。一つの珪藻を全体像と微細構造を両立して表現するだけでもある程度のサイズが必要になってきますので,全体像を表すには画像そのものが巨大化してしまいます。きょうお届けするリンク先画像は,そんな巨大画像を作ってしまう先端的ユーザー様から送付いただいたものです。 2014年1月5日
今期製作のJシリーズではナマコの骨片もいくつか封入しました(まだ残りが二つあります)。この骨片は鮮明な偏光色が観察できるので,偏光顕微鏡ユーザーにはおすすめのものです。Jシリーズのユーザー様のなかには,本格的な偏光顕微鏡使いの方もおられまして,さっそく検討を開始されています。以下のリンクをぜひ参照いただければと思います。 2014年1月4日
Jシリーズのユーザー様は全国に広がっていて,ご自身のサイトで素晴らしい画像を公開している方もおられます。きょうの画像はJ287タイプの暗視野画像ですが,この標本を用いてまともに撮影するとこうなる,という絵を公開されているユーザー様がおられますので,ぜひ次のリンクを参照いただければと思います。 2014年1月3日
きょうの画像もユーザー様から頂戴したもので,J282,淡水の小型珪藻ばかりを詰め込んだものです。すっきりと抜けたバックに,色とりどりの珪藻が浮かび上がり,軸上色収差,さらには倍率色収差が感じられないという驚異の画像です。自作の撮影システムの場合は,対物レンズと投影レンズの相性,CMOSまでの投影距離などのマッチングを相当に詰めないとこのような画像にはなりません。こういった画像がいとも簡単に送られてくる,これはJシリーズのユーザー様にとってはふつうのことです。なぜなら,Jシリーズのプレパラートは標本そのものから生み出される収差が皆無なので,経験豊富な人が検鏡しながら調整していけば,最終的にはきれいな絵になるのです。検鏡技術を極めたい人にこそ手元に置いて欲しい,それがJシリーズでもあります(画像/J282ユーザー様)。 2014年1月2日
きょうもユーザー様から頂戴した画像を紹介致します。J241を撮影したものです。J241は高コントラストのクモノスケイソウやクチビルケイソウが周囲に配置され,低コントラストの珪藻が内部に存在していて,それでいて中央部は高コントラストのアクチノキクルスを配置してありますから,露出がむずかしいのです。しかしさすがの写りです。中央部の飽和ぎりぎりの露出が絶妙で,この部分とクモノスケイソウの部分で白飛びを防いで,低コントラストの珪藻を映し出しています。ガンマ補正すればより多様な表現も可能ですが,この硬い光の感じでこのように表現するのは,それなりの経験がなければ,手にすることは難しいでしょう(画像/J241ユーザー様)。 2014年1月1日
年末恒例大忘年会もアンコウで盛り上がり,忙しかった昨年も過ぎ去り,気持ちも新たに一年が始まろうとしています。みなさま,今年もよろしくお願い申し上げます。 Copyright (C) 2014 MWS MicroWorldServices All rights reserved. (無断複製・利用を禁じます) 本ページへの無断リンクは歓迎しています(^_^)/ トップに戻る |