本日の画像
ミクロワールドサービスが顕微鏡の世界を伝えるコーナーです。 日々の業務メモやちょっとした記事もここに記します 【2018年】 1月 2月 3月 4月
2018年4月30日
29日は材料の調製で一日過ごしました。筆者の仕事は遅れに遅れていますが,新幹線のように「回復運転」はできませんので,1ミリずつ前に進むのみです。仕事が遅れている原因は色々と複合的なものですが,大きな障害は減ってきたので,あとは春の不眠まつりが終わるのを静かに待つばかりです。ここ数年,4月のどこかで全く寝られなくなっていて,たぶん温度順応が原因なのでしょうが,じつにつらい…のです。 2018年4月29日
28日は画像処理装置の修理ご相談で神奈川方面に出張でした。いつもお世話になっているエキスパートエンジニアさんに色々と講釈を受けて,機器修理や診断の手際の良さを見ほれながら午後の時間を過ごしました。その際,貸したことすら忘れていた書籍が返却されてきて,それがきょうの画像。本ページの読者であれば,この本を知らない人は少ないと思います。この本にはこんな一節があります。 2018年4月28日
この二枚の画像はどちらも見た目を反映していない。一枚目は,空の感じはいいのだけれども,モミジの下が暗くなりすぎている。二枚目はモミジ周辺の感じは見た目通りなんだけれども,空がこんな色ではない。この辺りがデジタルカメラのダイナミックレンジの限界なのかもしれません。カラーネガフィルムだと,もっとラチチュードは広くて見た目に近かった印象があるのだけれども,そういった絵はデジタルカメラでは難しい。 2018年4月27日
むかしはカメラといえば一生もの,という感覚で購入し大事に大事に使ったものだったのだけれども,時代が進むにつれて消耗品のようになってしまいました。フィルム時代はニコンFGでもそこそこいい写真がとれて,それを20年使ってニコンFM3Aに乗り換えて,それで筆者のフィルム撮影はほとんど終わってしまいました。問題はそこからで,この18年間に,ニコンCoolPix990,995,4500,リコーGX-8,Nikon1J1,J2ときて現在はJ5。仕事用の機材はほとんど二重化しているので合計12台のカメラが手元にあることになります。いくらなんでも多い…気がします。 2018年4月26日
世間的には春というのは暖かくなって花も咲いて緑も芽吹いてよい季節…なんですけど,個人事業主的には,所得税を引き落とされ,各種税金をむしりとられ,年金という名の懲罰的課金を持ち去られ,年度末を過ぎると法人からの発注はぱったりと途絶え,懐の寒くなるようなことばかりです。 2018年4月25日
一ヶ月前はちょうど,日本プランクトン学会の春季シンポジウムの日でした。時間の経つのは早いものです。桜は散り,もう4月も終わりに近づいています。。 2018年4月24日
物体はどのような対物レンズを使うかによって見え方が異なってきます。レンズを並べて同じ物体を検鏡してみるとそのことがよくわかります。自分が表現したい構造に適したレンズ,というものが存在する場合もあるので,「このレンズならいけるだろう」という読みだけで仕事をするのはちょっと危険です。ほとんどの場合は予想通りになりますが,たまに外れます…。ので,珪藻プレパラートをセットして,「このレンズだとこのように見えるのか」という経験をしておくことは大事なのです。 2018年4月23日
鳥は翼をもっているんだから都心に鵜が現れても少しも驚かないんだけれども,そこいらへんの水たまりみたいな池にスッポンが泳いでいるというのは納得しがたい。昔からの生き残りとは到底思えないし,かといって誰かがスッポンを飼っていて放流した,ということも想像しにくい。謎だ(画像/MWS)。 2018年4月22日
Gyrosigma高解像画像(画像/MWS)。 2018年4月21日
ポップコーン容器にぜひとも採用したいクモノスケイソウ画像…。いつもと違ったテイストで(画像/MWS)。 2018年4月20日
クモノスケイソウ高解像画像…ではなくて,これはポップコーンの容器なのだそうです。。舶来品らしいですが,なぜこのデザインなのか理解の手がかりさえありません。こういった素敵な絵がたまに送られてくる。当サービスの密かなじまんです(画像/MWS)。 2018年4月19日
Pleurosigma被殻その2。高解像画像(画像/MWS)。 2018年4月18日
Pleurosigma被殻表面。高解像画像(画像/MWS)。 2018年4月17日
Climacospheniaの骨格接合面。高解像画像(画像/MWS)。 2018年4月16日
当サービスのお客さまはとてもレベルの高い方々が多く,いつもその創意工夫から学んでいます。きょうはお客様から頂いたレイメイRXT203の活用報告です。 2018年4月15日
新青梅街道沿いにターャジスの秘密要塞を発見(画像/MWS)。 2018年4月14日
でも天然サファイアを表現するなら,断然こっちだなー。ニコンのコンテストには向かないかもしれないけど(画像/MWS)。 2018年4月13日
せっかく金属顕微鏡の構成にしてあるのでサファイアでもと取り出したら,ぶちまけてしまいました。床にまで転がったものは洗浄が必要なので掃除機で吸い取ることとして,机上に散らばったものはFontax Taxal No.3で回収しました。Fontaxは筆者の手の延長なので回収には時間がかかりません。。。 2018年4月12日
これは2光束干渉法でみた,オプチフォトのディヒューザー。ガラス製ですが,個々の凹凸は球面でできていることがわかります。この特性によって拡散性と指向性と明るさを確保しているものと思われます。バイオフォトのランプハウスに入っている拡散板も同じような細工がしてあってしかも球面ガラスなのです。こういったところがさすがはニコンと感じさせる気もします。ので,このような下品な絵を撮影して,ニコンのコンテストに応募してみるのもよいかもしれません…(画像/MWS)。 2018年4月11日
位相差対物レンズは,多くの場合,目で見てもほとんど見えないような低コントラストの物体に対して使います。このときに正しい明暗のコントラスト生成が起こり,鞭毛が見やすくなったり,刺毛がはっきりしたり,繊毛がよく見えたりするようになります。ところで,当サービスで販売している珪藻プレパラートでは,ほとんどのもので透過明視野でよく見えます。この場合は位相差を適用するとかえって見づらくなることもあります。きょうの画像はクモノスケイソウに位相差のDM対物レンズを使ってみたケース。コントラストが強くなりすぎて,なんとなく,おどろおどろしい感じが出てきてしまっています(画像/MWS)。 2018年4月10日
いつも見慣れたクモノスケイソウも,照明をいじるとがらっと感じが変わります。斜めに絞った環状の光束をある角度で当てるとこんな感じになります。もはやガラスの質感はなく,樹脂か木工かという感じのコントラストです。同じ種をたくさん並べているわけですが,コントラストの出方が微妙に異なっていて,珪藻の厚みや,微妙な構造の違いを反映しているようです。こういった表現法にどのくらいの実用性があるかは分かりませんが,テクニックの一つとしては知っていてよい気もします。本ページの読者で当サービスのユーザー様であれば,いつでも顕微鏡写真集出版のオファーを受ける可能性があるのですから(画像/MWS)。 2018年4月9日
きょうの画像はお客様から頂いたもの。リクノカノマがたくさん並んだ豪華なスライドを撮影したものです。このスライドはお客様の手により作成されたもので,原料は市販の珪藻土を使ったそうです。これだけの数のリクノカノマを集める苦労はもちろん,傷の少ない個体の選別,奇形の探索,微妙な向きを制御しながらバランスのとれたデザインに持ち込む作業,どれをとっても大変だったことと思います。プロの目で見ても申し分のないスライドで,拍手を送りたい気分です。 2018年4月8日
7日は多摩地区方面に自力回送の用事があったのですが,用務先の都合によりキャンセル。そのまま帰宅するのも面白くなかったので北東に進路を取りしばらく移動してのらぼうを探しました。ありました。先週ののらぼうは中心の軸まわりを摘んでいましたが,6日後のものは,脇からでた「かき菜」に相当するものが売られていました。どちらもおいしいのですが,後者で露にあたって柔らかなものが風味もよいような気がします。 2018年4月7日
6日の関東方面は春の嵐でした。ずーっとごうごうと強風が吹き荒れてよろしくない…。何がよろしくないのかというと,干潮の時間帯に強風が吹き荒れたので,汀線が荒れてしまい海藻などはひとたまりもないだろうということが予想されるからです。今年こそはいろんなところにサンプリングに出向いてと思っていましたが,この嵐でほとんどの場所は壊滅的にやられる思うので,影響を受けにくい湾内とか岩陰とかで細々とサンプリングの一年になりそうです。そういう年はあまり収穫が見込めないので,サンプルを増やすという意味では面白くないですね。 2018年4月6日
5日も相模湾方面でサンプリングで,新しい現場を探し求めて計200kmほどさまよい,まともな成果は何一つなく引き上げました。現在通っている現場でもまだ全容はまったくわかっていないので,新しい現場を探す必要があるかというと微妙ですが,通い続けている現場では同じような種ばかり採取してしまうという悪循環から抜けられないので,気分転換的に探してみたものです。なかなかよい場所は見つかりませんね…。 2018年4月5日
4日は相模湾方面でサンプリングでした。自然と戯れること自体がほんとうに久しぶりで反省です。あまりにも久しぶりだったので,まずはオープン戦みたいな感じで,体を慣らすことが第一。ちゃんといつも通り歩けるのか,海岸を飛び回ってもバランス感覚は平気なのか,現場でのカンは生きているのか,往復して帰宅してからの疲れ具合はどうなのか,など,試運転の感覚です。 2018年4月4日
夕暮れそして夜… (画像/MWS)。 2018年4月3日
2日は大潮でしたが,春恒例の不眠まつりが始まったようでぱったりと寝られなかったので外出は控えました。代わりに応用光学研究センターでのお仕事。電子産業関係の材料の検鏡です。材料の光学的性質を調べる検鏡なので,当サービスの保有する各種機材を総動員して,可能なコントラスト法を次々と試すというような,大がかりな仕事となります。出番がそれほど多くない紫外線用のレンズや大出力のUV-LED照明装置なども操りつつ,対物レンズ箱をひっくりかえして数十本のレンズと格闘してイメージングします。 2018年4月2日
日曜日の午後は「のらぼう」を探す旅でした。八王子西部で育った山猿である筆者は,春にのらぼうを食べないと弱ってしまうので,どうにかしてのらぼうを探し出すのです。昼過ぎに外出して秋川駅に向かい,スーパーオザムの産直コーナーにいったところ,のらぼうがない…,やられたー。急遽,東急あきる野に行き産直コーナーを覗くも,群馬のカキ菜があるだけでのらぼうはない。。。絶体絶命のピンチです。そこいらへんに植わっていて伸び放題なのに店先にだけ,ないのです。。 2018年4月1日
きょうの撮影対象はビー玉の表面。直径は16.5mmですからきつい球面です。これの頂上を金属顕微鏡を用いて,2光束干渉で撮影したのが一枚目の画像。干渉縞が等高線のように分布しているのがわかります(じっさい,これは等高線と解釈できます)。この画像では白色光を使っているので,光の干渉性がよろしくなく,干渉縞がそこいらへんにうじゃうじゃしているような状況にはなっていません。 Copyright (C) 2018 MWS MicroWorldServices All rights reserved. (無断複製・利用を禁じます) 本ページへの無断リンクは歓迎しています(^_^)/ トップに戻る |