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ミクロワールドサービスが顕微鏡の世界を伝えるコーナーです。
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2023年3月31日




きょうの画像は子どものころ過ごした公園の花。梅が咲いたあとで桜が散る前に咲く花なのですが,画像として見ると冬景色な感じがしますね。ふしぎです(画像/MWS)。








2023年3月30日




きょうの画像の小説家・医師は感染症の専門家でもなんでもなく,医学博士でもなく,論文を書いたこともなく,週に一回だけ父親の医院でアルバイトして,ツイッターではミソとクソのような情報を垂れ流していることを以前,本ページで紹介しました。この1978年生まれの方は相変わらずのようで,事実確認もとらずに自分に都合のよいことを垂れ流しているようです。こういった人を信じて情報源とする人たちがいるというのは本当に不思議です。きょうの画像の出典は こちら です。WHOの見解については こちら もご参照下さい。人のいうことを丸呑みにするのでなく,自分で調べて自分で判断する習慣をつけましょう(画像/MWS)。








2023年3月29日




きょうの画像は当店特製のタルタルチキンです。だいぶ前にカミさんが,フレンチシェフ監修・タルタルチキンなるものをぶら下げて帰ってきたのです。それをつまみに一ノ蔵を飲んでいたら,ん?コレは簡単に作れるぞ,となってすぐに作ってみたら遜色ないものができました。以来,材料が揃うと作ってみるかな,という候補にあがるようになっています。

鶏もも肉はそのまま,あるいは塩コショウで薄く下味をつけます。これをテフロンの鍋に皮目を下にして入れ,ごく弱火で焼きます。皮から脂が染み出てきて素揚げのような状態にできます。皮がぱりっとしたら裏返して身側を焼き,軽く焼き目がついたらもういちどひっくりかえして皮目を焼き,引き上げます。

濃縮ダシつゆに醸造酢を加え水で薄めたものに片栗粉を入れ,別のフライパンなどでかき混ぜながら加熱します。出汁酢あんのできあがりです。ゆで卵とタマネギのみじん切りをあわせて,塩,コショウ,マヨネーズでタルタルソースを作ります。

あら熱をとったもも肉を適当なサイズにカットして皿に盛り,出汁酢あんを塗り,タルタルソースをかければ当店特製のタルタルチキンのできあがりです。この方式ではフライドチキンを作る手間が省ける上に,油も一切使わないし,それどころかもも肉の脂分も抜けるのでさっぱりと食べられます。

もも肉を焼いたフライパンには染み出た鶏油が残っています。電子レンジで加熱したもやしを放り込んで塩,コショウで調味して,フライパンの掃除をすると同時に一品増やしましょう。すべての食材を無駄なく消費することができます(画像/MWS)。








2023年3月28日






27日の都内の様子はこんな感じ。桜が一気に散るかと思ったら気温が下がりまだまだ見られます。画像2枚目はコスモス?に見えますが秋が来たわけではありません…(画像/MWS)。








2023年3月27日




















24日に引き渡しした顕微鏡(S-Ke初期型)は,じつはとんでもない整備不良のものだったのでした。きょうはそのお話しをしましょう。まずこの顕微鏡がウチに来た経緯ですが,もともとは こちら のカレー屋さんが仲間からもらったという物でした。そしてこのカレー屋さんがいろいろなものを処分する中で,この顕微鏡も処分リストにあがることとなりました。

この時点でこの顕微鏡は視軸にズレがあって要修理品であることは確定していました。このため,カレー屋さんはヤフオクに流すよりも効果的な活用法はないものかと機種名で検索し,当サイトにたどり着いたというわけです。そしていちばんきちんと活用できそうな筆者に送料も含めて無料で恵与下さったのです(こちら)。なんという素晴らしい心遣いでしょうか。治せるかどうかもわからないしヤフオクに流して壊されるよりは,この顕微鏡をきちんと整備して使えそうなところに渡す。その筋の通った考えにしびれます。カレー屋さんには心から感謝しています。

さて到着して状態を見ようと電源を入れ光軸調整をしようとすると何をしても光軸があいません。筆者が15分かかって無理だったので,他の人では手も足も出ないと思います。到着時は双眼鏡筒だったのですが左右の視軸が大きくずれており,これはプリズム調整不良の感じがあったので手持ちの三眼鏡筒に交換することにしました。

それからしばらく放置して,今月に入り確定申告も終わったので気分一新と分解整備をはじめました。すると整備をすすめるほどに,信じられないほどの重症案件で歴代でもたぶん最高レベルの重修理となりました。

起きていた現象はこうです。

まず,ランプホルダーの軸出し機構の金属プレートが誤って5mmずれて固定されていました。さらに軸出しネジを固定する金属板を止めるネジがバカ穴になっていて軸出しネジが動作不良を起こしていました。これでは照明の光軸があわせられません。まずホルダーを分解して金属プレートを正しい位置に戻し,バカ穴に合うネジを探して交換し,ランプ軸出しの問題は解決しました。この時点で,可動式フィールドレンズを外した状態でのケーラー照明が正常に可能になりました。

よしこれで治ったかと思い,対物レンズを4xにして,可動式フィールドレンズを挿入するとケーラー照明になりません。視野絞りを絞ると視野絞りの片側が赤,反対側が青に色づき,まるでプリズムを見ているかのような盛大な色収差が出ています。コンデンサを上下すると視野絞りが動きます。この症状は典型的な光軸ズレです。しかし心出し機構は使えて,視野絞りを中央に持ってくることはできます。にも関わらず視野絞りが色ずれしているのです。

何が起きているのか理解できませんでしたが,フィールドレンズ以外は正常なので,この可動式フィールドレンズが怪しいと思い分解してみました。すると恐るべきことが判明しました。

この可動式フィールドレンズをアリ溝のホルダーに設計通りにネジ止めすると,視野絞りの光軸調整ができないほど大きく軸ズレしているのです。そのままでは軸出しできないので,なんとフィールドレンズとアリ溝の間にスズ箔が挟んであり,軸ズレしたビームを傾けて無理矢理に光軸調整の範囲に持ち込んでいるのです。

これは「やってはいけない」調整法です。現場の組み立て工がケーラー照明の原理を理解していないことを示しています。ビームを傾けるのですからそりゃ,視野絞りには盛大な色収差が出て当然です。ケーラー照明が絶対にできないように改悪したようなものです。

しかもご丁寧にスズ箔も固定ねじもネジ止め剤が塗られたままの状態で,出荷時から一度も分解された形跡が見られません。…ということは,当時の日本光学の顕微鏡組立ラインは,光学設計を無視して現場の判断で素人調整していたということになります。そして不良品のまま出荷したのでしょうか…。

ここまでわかれば修理は可能です。まずスズ箔を除去してフィールドレンズの傾きを修正します。次に固定ねじを全部外して光軸調整可能な位置を探します。その位置が判明したらネジ止めできるようにネジ位置をケガキ線でマークします。そしてあとはダイヤモンドツールで取り付け穴を削り落として光軸が出る位置まで広げます。ずらして金属を取り付けることになるので,はみ出た部分も削らないと飾り輪が入らなくなります。はみ出た部分は大型の金属ヤスリで削り落とします。

このような大作業の結果,光軸修正量は約3mmにも及びました。顕微鏡のような精密光学機器にはあり得ない修正量です。いったい何をすればこんなに大きな加工ミスが起きるのかとふしぎで仕方がありません。

しかしこの大修理の結果,可動式フィールドレンズ軸ズレは解消し,視野絞りの盛大な色収差も消え,低倍から高倍率まで切り替え式のケーラー照明が問題なく機能するようになりました。この顕微鏡は出荷されてからはじめて,設計値通りの性能を発揮することができるようになったのでした。まさか間違った組み付けで光軸不良が起きているとは思わなかったのですが念のため分解してみて正解でした。このレベルの修理ができる人は研究者や趣味レベルではまずいないと思います。光学の専門家でも難しいです。もしカレー屋さんが当室に送っていなかったら,永久に不良品のままだったろうと想像します。

このように考えると,カレー屋さんが当方を捜し当ててくれたことは恐るべき慧眼で,そしてこの出会いは僥倖といってよいものだろうと思いました。

光軸が完璧に調整できると顕微鏡使いとしては嬉しいものです。がぜんやる気が出て,フィールドレンズもバラして清掃し,鏡基についている断熱ガラスの曇りは磨き落として透明にして,その直下にあるミラーを外してぴかぴかの状態に拭き上げます。コレクタレンズは三枚玉なのですがこれも外して清拭して戻しました。粗動微動,ステージ,フィールドレンズなどの操作部は細かなブラシなどを用いて永年のよごれを落としクロムメッキのぴかぴかが出るようにします。接眼レンズH.K.5x,HKW10x,H.K.15xはすべて分解して清拭してあります。各種フィルターも取りそろえ,対物レンズも手持ちのものからバランスのよい組合せにしました。

拡散板を切り出し,遮光リングもつけて暗視野照明ができるようにもしてあります。アッベコンデンサでの暗視野照明ですので,フロントレンズの傷が光って背景を汚します。そこで13mmφのカバーガラスを切り出してフロントレンズに接着して傷を消しました。カバーガラスはホウケイ酸ガラスなので傷が付きにくいので好都合です。

撮影用に別に接眼レンズを2つ用意して,撮影システムも在庫から引っ張り出し,ほか数々の消耗品もつけました。トランスは汚れを落としたあと,電源コードは事故が起きないように新しいものに付け替えました。

こうした恐るべき重修理の結果,完璧にチューニングできた新品同様の素晴らしい見えの明視野・暗視野・偏斜照明の顕微鏡に生まれ変わりました。先ほど引き取り先から電話をいただき,設置先での正常運用が確認できたので一安心です。これからいろいろなミクロの世界がこの顕微鏡から開けます。そしてお子様,ご家族と楽しい世界が広がるはずなのです。

最後に,カレー屋さん,ありがとうございます。貴方の有効活用してくれる方に無償譲渡という心意気に打たれました。そして頂いたS-Keはパーフェクトな顕微鏡に生まれ変わりました。この顕微鏡を喜んで使ってくれる人に引き渡すこともできました。約束を果たせた気分です。今夜はささやかに祝杯をあげたいと思います(画像/MWS)。








2023年3月26日
















2022年4月27日の本ページでは,筆者の料理をカミさん以外の女性にも食べて欲しいなぁとの思いを表明したわけですが,この記事には結構な反響があり,食べたいーというお言葉をメールでも手紙でも頂戴しました。有り難いことです。その中で一着だったのが旧知の教え子から届いたメールです。

>たぶん筆者の料理を食べたいと思っている人がほかにも 私ですね。 >その中の「女性」に限定して、ゴハンを食べに来てくれないかな〜、などと 完璧に私ですね。 >「ゴハンできてるよ〜」 こんなん言われたら泣いちゃいます。
こういった便りをいただくとうれしいですよねー。本ページはツイッターでもなくLINEでもなく独立したただのホームページです。でもそれを日々みてくれて女性からこんなメールを頂くと,ネコパンチで犬ノックアウト状態(笑)になりますよね…。そして人生とは不思議なもので,この機会が偶然にもほんとうに訪れることになるのです。

その日は各自,弁当持参でという予定だったので筆者はいつものようにあり合わせの作り置きおかずを詰め込んだ,男飯的な見た目の悪い茶色い弁当を作っていました。そうしたら,その女性は筆者のために簡単なお弁当を用意してくれたのです。お弁当がダブルになるのですが一応,自分のものも持っていき,両者の弁当を開陳となりました。こういうの,なんだか恥ずかしいですね…

幸いなことに両者の用意した中身は,ご飯以外は全部違っていたので,おかず交換的な感じでご飯以外はすべて消費することができました。その女性が筆者のために握ったであろうおむすびは生涯忘れられないかもと思う絶妙な握り加減と味噌海苔の新体験で目から水が出そうになるのをゆっくり噛みしめることで回避しました。。ちょっとしたカット野菜と絶妙な加減のゆで卵,デザートのイチゴ,お忙しいだろうに優しい準備の数々に言葉を失いました…

とても恥ずかしいのですが,せっかくの機会でもあるので,男飯的な筆者のお弁当からおかずを引きはがしてその女性の副菜としてお召し上がりいだきました。中身は岩手豚のバラスペアリブを煮込んだチャーシュー的なもの,昆布とダイコンとキノコを軽く煮たもの,塩漬けの鶏ときのことねぎを酒蒸しにしたもの,油揚げとピーマンを出汁酢にからめたもの。それだけです。


でもまあ,そんなに害毒のあるものでもありません。お弁当を覆っていた茶色いおかずは丁寧に除去されてその女性が食べてくれたのでした。ううう。きょうの画像はその女性から「これはどうやって作ったのですか」というご質問へのお返事。

ダシをとった早煮昆布は千切りにしてどんぶりの底へ。次にダイコンの皮と中身を千切りにしてかぶせます。さらにきのこをのせます。ブナシメジ,エノキダケ,マイタケがおすすめです。具材がそろったらフタをして電子レンジでじゅうぶんに加熱します。

加熱が終わったら日本酒,しょうゆで調味してよくかき混ぜ,その上に油揚げの千切りをのせます。油揚げは混ぜません。この状態で酒,しょうゆの水気がなくなるまで電子レンジでチンします。加熱後に全体をよく混ぜたらできあがりです。電子レンジだけでできるのでとても簡単です。

このような調理法にする意味はいくつかあります。早煮昆布は出汁をとり終えた段階ではまだ固いので煮込みたいのです。そこでどんぶりの底へ。そしてダイコンやきのこをのせてチンすることによって素材から出た水分で昆布を加熱調理することになります。これで昆布が柔らかくなります。油揚げは水分を吸収してふやけるので酒・しょうゆを加えてすぐに混ぜてしまうと,ほかの素材よりも油揚げだけが濃い味付けになってしまいバランスが悪くなります。ので,油揚げは素材の上に混ぜずに置いてチンするのです。きのこ,こんぶ,ダイコンに味がじゅうぶん染み渡ったあとで混ぜ混ぜするとちょうどよい具合になります。

素材を選ぶときにコツがひとつだけあって,油揚げは油の質がよい銘柄を選ぶことです。そうすれば油抜きをする必要がありません。筆者は数日前に本ページに掲載した「(株)むつみ」の製品をよく使っています。

こうして出し殻の昆布もおいしい一品になりメデタシなのです。その女性とは「砂糖食べない仲間」なのですが,そのこともあって筆者の味付けがお口に合ったのかもしれません。ちょっとした春の日の出来事でした(画像/MWS)。








2023年3月25日










24日は自動増殖した顕微鏡の引き渡しの一日でした。顕微鏡を取りに来てくれたのは13年前の筆者の顕微鏡集中講義をフルで受講した現・博士です。予定が一日延びましたが,雨も上がったので近所の花見スポットで桜を愛でながら写真技法の初歩をコーチ。そのあと桜の下でいっしょにお昼ご飯。接写や望遠撮影,ホワイトバランスや色設定,HDRなどいろいろアドバイスしながらの楽しい時間です。

当室に戻れば顕微鏡技術の厳しい講習時間です。顕微鏡は一にも二にも照明が命です。照明法,軸出し,暗視野,偏斜,偏光といろいろ実習して頂き時間が消えていきます。最後は研ぎの時間です。包丁一本,ハサミ二本を超速で仕上げて戻します。包丁はグローバルのとても良いものでした。

労働的にはスゲー大変な一日でしたが職人としてはコントロール可能な一日でした。職人というのは持てる力を存分に発揮できる日がストレス解消の一日なのです。24日は写真,マクロ,料理,顕微鏡,ピンセット,拭き,光学,といろいろこなしてニコニコの受講生と過ごして,本当に幸せな,奇跡のような時間を頂きました。

大荷物の引き取りなので大変ですが,受講生が大きな顕微鏡とともにタクシーに乗り込み,両手でばいばいしてくれました。ここまでくればまず問題ないでしょう。顕微鏡をうれしく持ち帰れば,あとは可愛がって,新天地で光を得て様々なミクロの世界が広がることでしょう。そしてきっとお子様もその世界を覗き,顕微鏡は親子共通の遊びとなり,小さなものをレンズを通して見ることは「当たり前」のこととなるのです。こうして次世代の研究者・探求者の卵が孵化するのです…。

本ページの読者の皆様も顕微鏡が自動増殖してお困りのこともあろうかと思います。ヤフオクなどで処分するのも一法ですが,完璧に整備して知人にプレゼントするのも良いものです。ぜひ次世代の顕微鏡観察家を育成することにご協力いただけたらと思う次第です(画像/MWS)。








2023年3月24日




なかなか秀逸な自販機。どこからどうみても西東京バスとわかるデザイン。これ,同じ塗料を使っているのではないかしら。そして運転席と最後尾が空き缶入れになっているところもすばらしい。これ,デザイナー案件なのでしょうか,それとも社員の発想でしょうか。いずれにしても,つい買いたくなる面白デザインだと思います。この自販機は武蔵五日市駅のバス乗り場近くに設置されています(画像/MWS)。








2023年3月23日




げんざい整備中の日本光学S型顕微鏡(初期型)はフィルタ受けだけが欠品していました。フィルタ挿入部分はフィールドレンズ下,フィールドレンズ上,コンデンサ入射面の三カ所にあるので実用上の問題は皆無といって差し支えありませんが,これだけ状態の良い完璧な整備ができてくるとすべて揃った欠品なしの状態に持ち込みたいところ。そこでガサガサと在庫あさりをしていたら,なんとフィルタ受けが発掘されました。

このフィルタ受けは知るかぎり2種類あるのですが,その両方が出土しましたので,これで無事にS型はすべての部品がそろった状態になったのでした。めでたしめでたしです(画像/MWS)。








2023年3月22日






カバーガラスを先玉に貼り付けるとレンズの厚みが増しますし焦点面も変化します。コンデンサをめいっぱい上にあげたときにステージ平面よりも出っ張ってしまいます。こうなるとスライドグラスと衝突してろくなことはないので対策が必要です。ごく簡単な対策は,コンデンサをめいっぱい上げた設定でコンデンサを装着して,目視しながらコンデンサを抜き差しして,ちょっと引っ込めたところで固定することです。この方法は簡単なんですが,ついつい忘れて奥まで差し込んでしまうと衝突事故が起きます

事故防止が何より大事なので,こういった場面ではコンデンサがステージ平面より上にあがらないようにストッパーを工夫するのが根本的解決です。そのことを示したがきょうの画像。もともとのピンを除去して,少しリーチの長いネジを固定しています。これでぎりぎりコンデンサのフロントレンズがスライドグラスと衝突しないようになっています。

画像二枚目はテスト撮影。撮影システムの関係上,無効拡大気味になりますが変なことは起きていません。こうして深夜のチューニングは続くのです…(画像/MWS)。








2023年3月21日








コンデンサの先玉が傷だらけだと特に低倍率での観察で目障りです。明視野でも絞り込むと傷が見えますし暗視野では光ってノイズになります。油浸で使えば傷は目立たなくなりますが面倒です。そこで次善の策として,カバーガラスを先玉と同じ直径に切り出してきれいに洗ったあとに貼り付けてしまいます。こうすると空気面の傷はなくなり,内部の傷も空気面ではないのでコントラストが低下して目立たなくなります。このような修理はこれまでも行ってきましたが単玉コンデンサばかりでした。今回は日本光学のS型についていたアッベコンデンサの修理です。先玉の直径が13mmなのでカバーガラスを13mm径に切り出して貼り付けです。画像3枚目でわかるように表面の傷は消えています。これでちゃんと固まってくれれば以前よりはよくなるはずです(画像/MWS)。








2023年3月20日




ふと思いついて季節の出会いものをあわせて見ました。のらぼうとホタルイカのパスタです。パスタは茹で上げたらバター一かけをからめてしょう油を適量加えて味付けします。そこに目玉と軟骨を除去したホタルイカと,のらぼうを加えます。どちらも加温しておきますが味付けはしません。

お味の方は… 組合せとしては間違っていないはずなのですが,パスタが2分ゆでのもので食感が悪すぎました。ざらついてぼそぼそするのです。しっかり9分くらい茹でるパスタか,マカロニで作った方がもっと上等なものになったかと思います。日々べんきょうですねえ(画像/MWS)。








2023年3月19日






18日はひさしぶりに顕微鏡の午後でした。12年半前の大学院特別講義の受講者さんが当室まで来てくれました。こんなに嬉しいことはほかにありません。受講生と10年以上も仲良くできるなんて,講師としては舞い上がるような嬉しさです。早速,究極チューンしたS型顕微鏡を前に,顕微鏡の経歴から操作法,応用的な照明法を一通り体験してもらいました。標本はもちろんJシリーズ。ニコニコと顕微鏡を覗いている姿を見るだけでじつに幸せな時間が過ぎゆきました。そのあとは一緒に顕微鏡関係者と歓談の午後となり,一生のうちに何回あるかというような楽しい夢のような時間を過ごしました。あまりに楽しくて深夜に帰宅してもニヤニヤが止まらない感じでした。

きょうの画像はそんな話題と少し関係のあるS型顕微鏡の修理の様子。あらゆるところに不具合が発生していて大規模改修となった案件です。この時代の顕微鏡はほぼ例外なく,断熱ガラスの窓が曇っているのでケーラー照明時に視野絞りが濁ってしまいます。拡散板を入れているようなもので本来のケーラー照明にはなりません。ので,断熱ガラスを交換するか,曇っている部分を除去する必要があります。筆者は研磨剤で曇りを取り除いてしまいます。画像一枚目は曇っている様子,二枚目は研磨後の断熱ガラスを透かして向こう側を見たものです。薄い曇りは残っているのですが実用十分になっていることがわかります(画像/MWS)。








2023年3月18日




ひさしぶりに(株)むつみの前を通過。これまで何千回と通過してきたのですが都区内に住むようになってからは遠い存在となりました。しかし製品は遠い存在ではなく,ここの豆腐や油揚げ,厚揚げ,こんにゃくは都内でのどこでも見られます。八王子のきれいな空気と豊富な地下水に支えられ,ここの製品は品質良好です。何しろ何千回も前を通過したのです。きょうは豆を蒸してるなーとかきょうはこんにゃく作ってるなーとか臭いでわかります。近年は知りませんが,むかしはあたり一面よい豆の香りが漂っていたものでした。…ということで当室でも(株)むつみの製品は常用しています(画像/MWS)。



*1 豆腐をつくるとおからなどの産業廃棄物が出ることになります。(株)むつみも例外ではありません。でもこの会社は,この産廃を河川敷に近いヤードにストックして,搬出は24時頃に行っていました。筆者が大学院から深夜に帰宅するときに産廃の搬出によく出くわしました。近隣住民に迷惑がかからないように腐敗臭の強い産廃は人が寝静まった深夜に搬出していたのです。食品加工業の苦心を見た感じがしました。




2023年3月17日






やっと初入荷。今年は暖かいので2月から出ていたはずなのです。しかしあまりの忙しさに買いにいけませんでした。今年の初物は八王子産ののらぼうです。五日市の特産品ですが,地域的には行政区分とは関係なく,八王子西部から秋川,五日市方面でむかしから広く栽培されてきたものです。八王子でも西側の丘陵地帯や山沿いではふつうに栽培されています。

のらぼうはあらゆる野菜の中でもトップクラスのおいしさだと思っています。きょうは3分30秒茹でて冷水にとり,食べる分以外はすぐにジップロックで密封してチルド室にしまいました。その数6束。でも一日ひと束食べると6日で消えてしまうんですよ。感覚的には,白菜一個を一週間で消費するという感じですかね。

今年は気温が高く日射も多いのでのらぼうはだいぶ伸びています。この時期だけの野菜です。皆さん,のらぼうゲットに急げ急げ(画像/MWS)。








2023年3月16日




これこそ「顕微鏡写真」です(笑)。日本光学が開発したケーラー照明内蔵の生物顕微鏡,S-Keの初期型です。じつにかっこいい。2軸粗微動なので耐久性に優れ,可動式フィールドレンズと大口径コンデンサの採用で,ハネノケなしに4倍対物から油浸100倍まで使用可能です。この顕微鏡はケーラー照明の仕組みを理解している人しか使えません。ランプハウス,ベース部,フィールドレンズの三カ所に心出し機構がある上に,拡散板が内蔵されていないのでフィラメントの照明ムラを消すために対物レンズごとのランプハウスのフォーカス操作が必要になります。それらの調整機構を自由に操れる人には,メカメカしたじつにいじり甲斐のある可愛い機種となるのですー(画像/MWS)。








2023年3月15日(2)




またの機会が来たようなので(笑),昨日の続きを書くことにいたしましょう。きょうの画像はじつに面白い案件となっているので紹介させて頂く次第です。東北大の室月淳先生のところに匿名の怪文書がFAXで届いたというものです。大きな画像は こちら で読めます。

室月先生はこの怪文書を見て「反ワクチン」が「村中璃子先生を誹謗中傷する」内容と判断したようです。そして怪文書をツイッターにさらしてくれたわけです。じつに有り難いですねー。

この「怪文書」を筆者が読むと,まあそうだよね,その通りだよねという感想しか抱きません。怪文書どころか「事実の指摘」に近い文章と個人的には判断します。なぜなら,村中璃子はこれまで一度も本名を開示したことがなく,生年月日も,住所も一切不明です。医師を名乗っていますが医師免許検索しても確認がとれません。どこの医局で何を専門にしたのかも不明で,診療実績や医師としての活動が痕跡すら見つかりません。

裁判記録や論文検索して探すともとの本名は中村理子で偽名は村中璃子で裁判で明かされた名前は加茂理子となっていますが,生年月日や住所は不明なままです。

過去に製薬会社(現・ファイザー)に勤務した経歴は判明しているので製薬サイドの人間であることは明らかです。博士号は所有しておらず,論文は過去に一本あるだけです 。グーグルスカラーによれば被引用数「5」です。この経歴で何かの専門家を名乗ることは相当な無理があります。不良研究者崩れを自認する筆者ですら被引用数は こんな 感じですから。

村中璃子については怪しいと思った人も多くweb上にはいろんな情報が転がっています。 こちら とか こちら とか こちら とか こちら とか。

室月先生は事実確認もとらずに「事実の指摘」と読める文章を「誹謗中傷」と断定して「怪文書」扱いしてツイッターにさらす…。ここにもまた,調べ物1つせずに「オレ様が正しい」と思い込んでいる医師がいたのですね…。

そして面白いことに,この怪文書をデマと断じてツイッターに放流したことにより,村中璃子がいちばん流して欲しくない情報を公開することになっています(笑)。室月先生は村中璃子を心から尊敬しているのに,村中璃子の悪質性を自ら拡散しているのです。ここまで間抜けな人も珍しいでしょう。筆者個人の意見ですが,この程度の判断力の医師には絶対かかりたくないですし,情報源としても最低ランクなので参照することはないでしょう。

村中璃子は偽名で活動し,年齢も住所も秘匿し,医師としての勤務実態が不明で本当に医師免許を持っているのかどうかもわからない。研究者でもなく,論文執筆は過去に一件のみでほとんど引用されていない。知人の講座に呼ばれて90分の授業を一年に二回行っただけで「京都大学非常勤講師」を名乗り,しかし非常勤講師契約を行っていたかは不明。

ジャーナリストとして書いたウエッジの記事は名誉毀損で訴えられ全面敗訴。常軌を逸脱した汚い手法で薬害被害者に接近して取材し現実に起きている被害を「なかったことにする」強引な記事制作。web上では都合のよい情報を支離滅裂にばらまいて,言うことがころころ変わり,しかし自分の考えに同調しない相手には口汚く罵る。

もっとまともな人がいくらでもいるだろうに。なんでこんな阿呆がテレビに出たりできるのか。そしてこんな阿呆の言うことを聞こうとする人が絶えないのか,筆者にはまったく理解不能です(画像/スクリーンショット)。








2023年3月15日












ツイッターという面白ネタの宝庫の第二弾がきょうの画像。画像をみただけで支離滅裂なので,すでに寝酒で脳みそが麻痺している筆者には記事を書く気がしない案件です。睡眠時間を削って書くほどのものでもないので,きょうはここまでにして,きょうの画像の怪しさの真偽は読者への宿題にいたします。ちょっとだけ付け加えれば,きのうの記事にしてもきょうの記事にしても,このようなことを書くからには「年単位の」調査をしてのことです。村中璃子に関しては9年以上追跡調査をしています。

ほかの記事でもそうです。ツイッターを使っている連中は十分にしらべもせずに,時事ネタを次々とばらまくバカが多いのです。本ページは毎日更新でSNSと勘違いしている人がいるのかもしれませんが,日々の記事は年単位での経験や裏づけをとったものが主です。当たり前です。商売の情報を発信する命綱ですから信用が第一です。

きょうの画像の 自称医師 ジャーナリストについては 過去10年の観察から いいたいこともいろいろあるのですが書き出すと大変な分量になるのでまたの機会があれば書くことにします(画像/スクリーンショット)。








2023年3月14日








ツイッターというのは面白ネタの宝庫なのでそういった目で眺めるのがたぶんもっとも良い姿勢で,生命にかかわるような事象に対する情報源として使うのはもっとも愚かな姿勢かもしれません。きょうの画像はその一例を示してみたもの。画像一枚目は面白ネタとして優れています。が,同時にこの投稿者の無知をさらけだすことにもなっています。本ページの読者であればこの画像一枚目をみて わはは と笑うだけでしょうが,世の中には理科嫌いの人たちがたくさんいて,この投稿者の書き込みを医療情報として信じてしまう人もいるかもしれません。

画像二枚目はこの投稿者の素性が見え隠れするもの。もしまともな人格者であればこのような投稿をするはずがないのですが,ご本人はこの投稿内容にいささかの疑念もないようです。この「自分が気に入らない人たちには暴力・暴言も辞さない」という傾向は自己愛性の強い人によく見られるものです。公衆衛生の敵という言葉を使っていますが,そこも大きな問題です。実際に感染症の拡大・増悪に寄与していることを証明しないかぎり,「自分が気に入らない人」ではあっても「公衆衛生の敵」とはいえません。

画像三枚目は,ワクチン接種後まもなく亡くなってしまい遺体で発見された家族の死体検案書を,事実関係も確認せずにデマだと断じた投稿です。この投稿者は死体検案書を死亡診断書と勘違いした上に,遺族が証拠書類として提示した死体検案書の内容をデマと断じて拡散したのです。「すーさん事案」に対する北里紗月の反応とまったく一緒です。

この二人の医師で小説家という人たちは自己愛が肥大して自分が全知全能の神か何かと思っているのか,事実確認もせずに相手をデマ呼ばわりし「オレ様が正しい」といった行動をするのです。北里紗月の件はすでに裁判沙汰になっていますが,この死体検案書の件も裁判案件になっています( こちら )。北里紗月も知念も負けるでしょうね。

この投稿者は小説家で医師を名乗っていますが,医業は週に一回,父親の経営する医院で診察にあたるだけで残りの時間は小説家として過ごしているとのことです。医学博士は所有しておらず,医学に関する論文を書いた経験もない小説家です。COVID19の専門家でも感染症の専門家でも何でもありません。こういった方がペンネームでCOVID19に関する情報をばらまいているわけなので,その情報を有り難がって参考にする方がおかしいと筆者には感じられます。

ご本人は善意から一生懸命,情報を発信しているのだろうと思います。しかし筆者がこの3年,この投稿者をウオッチしてきた経験からいえば,投稿内容にはきわめて強いバイアスがかかっていて,「ミソとクソをばらまいている」という例えが適当かと思います。ミソとクソを峻別できる人なら,この人をフォローしても害は少ないかもしれませんが,そのような有能な人は少なくともこの投稿者よりもまともな思考能力なので,この投稿者を参考にする意味がありません。その一方でミソとクソの違いが判断できず,医師の言うことだからと信じてしまうような人たちは,ミソとクソを同時に飲まされてぐだぐだの偏った情報に翻弄されることになります。

事実確認もせずに相手のことをデマ呼ばわりするような振る舞いでは,情報の質は高くないと判断できます。生命にかかわるような事象に対する情報源として使うのは愚かなことでしょうね。この投稿者は小説家としてはとても優秀で多数の作品を高頻度で上梓しています。のでファンであればその小説群を読んで楽しむのがいちばんよい関係性だろうと思います。フィクションの世界ですからね(画像/スクリーンショット)。








2023年3月13日




これを見ているだけで一日ニコニコと過ごせるのです。筆者はごく単純なニンゲンなのですー 本ページにはときどきくまモンが登場するのですー わはは(画像/MWS)。








2023年3月12日






サクから刺身を切り出すには繊維を断ちきる方向にカットするのが教科書の教えです。筋に直角に切るのです。でもこれはおかしいなーと日頃思っていて筆者は刺身を切るときには繊維と平行に切ることが多いです。その一例がきょうの画像です。筋で区分されている身質を切り分けるのですから,赤身,中トロといった食味の違いがクリアカットに分割できます。見た目だけでなく食味もぜんぜん違います。好みの問題なので何が正しいということはありませんが,教科書がつねに正しいということはないだろうね,ということは申し上げておく必要があろうかと思います。そのくらい,この方法で切り分けられたメバチマグロは味わい深いですー(画像/MWS)。








2023年3月11日






あれから10年以上の日々が過ぎましたがあの日のことを忘れたことはありません。2階の真ん中まで濁流がきてどうやって逃げるのでしょうか。2011年の終わりに釜石で撮影した画像です(画像/MWS)。








2023年3月10日




ちかくの先生にお取りはからいいただき私有地の広大な敷地で自然観察のひとときをいただきました。いつみてもかわいいですねぇー。カクテイシンコクも当社比で3日ほど早く終わり気分良くかわいいケロちゃんたちを鑑賞しました。お世話になった先生には感謝ばかりでございますー(画像/MWS)。








2023年3月9日




きょうの画像は企業秘密の一コマ。超精密なJシリーズではスライドグラスのいかなる欠陥も許されないので研磨基板や特注基板を使用して無傷・欠陥のない視野を達成するように努めています。このような超高ハイレベルになるとハンドリングも極端に困難になります。ラベルを貼るという単純な作業でも考えることは無数にあるのです(画像/MWS)。








2023年3月8日














マイタケはバラして手で縦に裂きます。きのこは基本手で裂くのです。ちくわは細長く切ってマイタケの上にのせます。ブナシメジは石突きを切り落としてから,マイタケとちくわにと同じサイズになるように適当に割いてのせます。これを600wで5分くらいチン。

山盛りのきのこも加熱でしぼみます。そこにコショウをひき,藻塩で味付けします。バターを一かけ。そのあとに600Wで3分くらいチン。これで当店オリジナルのちくわキノコバターの できあがりです。

本ページの読者で「MWSきょうの料理」を真似する有り難い方々がおられるのですが,きょうのメニューはけっこうおすすめかもしれません。きのこは脂に合いますし,ちくわの燻香にもあいますので,得も言われぬおいしそうな香りがします。料理は香りが第一なのでおいしそーな香りになった時点で勝利は確定しています(画像/MWS)。








2023年3月7日




おとといの記事で「すーさん」の夫の死亡被害が国の救済制度に認定されたことを書きましたが,きょう公式に当事者の「すーさん」から発表がありました。筆者は当事者の発表を待たずしてここで記事にしたわけですが,すーさんをデマ扱いした人間のクズ,ゴミなどとは違いきちんとした確証を得た上で書いています。ので間違えるはずがありません。ツイッターをみていると情報を読み解く能力が異常に低い人たちが見られますが,証拠なんてそこいらへんに大量に転がっています。きちんと調べ物をする能力のない人がツイッターを使うと,真偽不明の情報を自動拡散することになりかねないので注意が必要ですし,読み手の能力も問われます(画像/スクリーンショット)。








2023年3月6日




きのうの棋王戦は白熱した終盤で手に汗にぎる展開でした。なんとか渡辺棋王が勝ってくれてほっとしています。棋王戦の中継ブログは こちら です。読んでいてふと気になったのは将棋メシのところ。竜王の昼食を見ると養殖ブリ,養殖サーモン,たぶん養殖マダイ…。養殖物は供給安定で脂ののりもよく使いやすいのはわかります。でも棋戦はスターが地方巡業するショーでもあるので,地物か日本海の魚を使うことはできなかったのかなーと思いました(画像/MWS)。








2023年3月5日








きょうの河北新報を見ると,本ページで以前紹介した「すーさん」の夫の死亡事例が国の救済制度に認定されたようです。ほかに該当する事例はないので確実でしょう。当然です。健康な何の問題もなかった若い人が注射一本で直後に体調を崩し三日後に死亡したのですから因果関係を疑うのが自然です。次はPMDAにて因果関係の認定をして公表していただきましょう。

さて「すーさん」を笑いものにしたり殺人犯であることをほのめかしたりした人間のクズ,ゴミどもはこれで完全に窮地に立たされましたねえ。たっぷりの賠償金をもぎとられた上に社会的地位を剥奪され,さらには地獄に落ちて欲しいですねえ。このゴミクズ人間どもは「すーさん」に直接の危害を与えただけでなく,多くの閲覧者にきわめて不快な情報を意図的にばらまいたのです。これだけ悪質な人間に立ち直りを期待することは困難なので,どっかに島流しになり,そこで人との接点を持つことなく寿命をむかえていただきたく思います。

国が予防接種の救済制度を機能させた上で接種事業に踏み切ったことは,従来の薬害の反省を踏まえた上での制度設計を重視したという点で評価できます。しかしその制度設計が知られていないこと,医者がPMDAへの報告を嫌がること,病院が被害認定を嫌うこと,大規模接種会場で接種してかかりつけ医がいない人は相談先が見つからないこと,届け出ても認定が遅いこと,救済制度の認定と医学的な因果関係の認定が乖離していること,給付金が年齢にかかわらず支給されることなどは改善の余地があるだろうと感じます。ぜひ改善をお願いしたいところですし,旧来守られてきた予防接種の安全基準を超えたときには接種事業を中止して被害状況の精査も国として行って欲しいところです。

また給付金にも問題があります。死亡者の多くは高齢で救済制度に認定された中では80代90代の方もおられます。一方で「すーさん」の夫は36歳です。同額の給付金ではバランスがとれないでしょう。「すーさん」のような小さな子どもが3人で暮らす家庭では4420万円の一時給付金ではまったくどうにもならないことでしょう。被害者の死亡年齢や家族構成も加味した細かな算定額を設定・給付するよう求めたいところです(画像/スクリーンショット)。








2023年3月4日




ようやくホタルイカがすこしずつ並ぶようになりましたがまだまだ小さいし最盛期のような味わいにはなっていません。それでもひさしぶりにつまみにできるのは有り難いものです。富山湾では漁が解禁になりましたが,ホタルイカは絶不漁だったようです。代わりにスルメイカが満杯( こちら )。うーんいったいどうなっているのだろうか。それにしてもうまそうなスルメイカ。これも東京まで届かないのだろうか…(画像/MWS)。








2023年3月3日






ツイッターは自己洗脳装置でもあり社会分断装置でもあるので筆者はアカウントを持っていません。ツイッター的な利用はしていません。しかし検索窓としては,相場を知る上でこれほど有用なものも少ない気がします。ネットにアクセスできる,ツイッターを使用している,という偏ったサンプルながら生の声を聞くことができます。その一例がきょうの画像。人間としてごく当然の感覚をお持ちの方々が多数おられることが一目でわかります。ので,筆者はツイッターをもっぱら検索窓として情報収集用に利用しています。素性のよくわからない人を多数フォローして情報を取得したと思っているのは錯覚で自己洗脳です。流れてくる味噌とクソを一緒に飲み込んでいるのです。それよりは,常にこちらから情報を取りに行った方がダマされることは少なくなります。ネットなき時代に,一ヶ月で平均60軒の古本屋をはしごする生活を10年続け,大学図書館で5年ほどカウンターのアルバイトをして情報収集ばかりしていた中年オッサンの作法です(画像/スクリーンショット)。








2023年3月2日




きょうの画像は こちら から拝借しました。政府がサイエンスに基づかない狂気集団であることを示す内容の画像です。この改正案が正しいとすれば,原発は停止中には一切の劣化が生じないことになります。そんなバカなことが起きるはずもなく劣化は日々進行しています。当サービスの顕微鏡ユーザーならばお分かりでしょうが,機器というのは日々使用してメンテナンスしているときがもっとも劣化しにくく,数年〜10年と放置するとバランスの悪い劣化が起きて事故につながるものです。

ただでさえ日本の原発の大半は老朽化が激しく,個人的には再稼働すら事故のリスクがあると感じています。原発動かして電気代下げろという意見があるのは承知していますが,実際に動かすと現場ではいろんなことが起こっているのです。 こちら と こちら に詳しい説明がありますのでぜひごらん下さい。高浜の件は,原子炉のことがわかっている人には身震いするような恐ろしい内容です。そしてこういった事故が隠されて,国民が電通に仕掛けられたかもしれないコオロギ食の騒ぎに気を取られている間に,国家をぶっ壊しかねない法改正が密かに進行する…。日本はいつまでたっても民主主義国家ににはなれないのかもしれません(画像/スクリーンショット)。








2023年3月1日




いつもこの時期になると思うのですが何故,確定申告は年度末のいちばん忙しい時期になっているのでしょう。ゴールデンウイーク明けくらいにしてくれると各種予算の動きの関係もあって余裕ができる気もするのですが。生産性を上げるのに大事なことはコストを要して何も生み出さない作業を極限まで減らすことです。税金関係の事務作業など,生産性を奪い取る何物でもありません。ましてやインボイスなど,国力を喪失させるための経済型兵器のような気さえします。

有能な政府なら国民や産業が円滑に機能するようなスキームを作るでしょうが,統一教会に汚染されて国民を洗脳してカネを巻き上げることしか考えていない自民公明型の政府では「いままで通りに」国家は破滅への道を進むしかないでしょうね。すでに国民のほとんどは洗脳されており,「野党は批判ばかり」などという洗脳型の文句にころっとダマされているのですから。「与党は利権ばかり」「与党は詐欺ばかり」をやってきてこの30年のデフレ,社会の衰退があるんでしょう? このからくりが見えない,見ようとしない人たちは,何を考えているのかさっぱりわかりません。とりあえず既得権益にすがっていれば生きていられただけで,そこから弾かれた存在にならなければ問題意識を持てない阿呆なのかもしれません(画像/MWS)。









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