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ミクロワールドサービスが顕微鏡の世界を伝えるコーナーです。
日々の業務メモやちょっとした記事もここに記します


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2014年12月31日


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放散虫と取り組んだ一年ももう終わろうとしています。4月に深海底の試料を一目見て,そこに広がる珪藻と放散虫の遺骸を見ているうちに,今年は放散虫の一年にしようかと思ったのです。微化石研究集会に出席するために放散虫化石プレートを製作したのも伏線となっています。それで思い切って,手持ちの堆積物試料を放散虫用の処理を施して,愚直に放散虫を拾い出して収集した結果,顕微鏡をはじめたばかりの方々にも高いコントラストでご覧いただける立派な放散虫を集めることに成功したのでした。これならばいけると思い,殻の薄い放散虫の拾い出しもすすめて,5〜6月には検討用標本群,7月には最初の販売用標本が誕生しました。のちに耐久試験をくぐり抜けた封入剤を採用して12月半ばまでひたすら標本製作作業に勤しみました。

この過程で生まれた副産物も多く,放散虫の内部構造を検鏡する方法は,放散虫業界の方々には有用な手法になるはずで,放散虫初心者の筆者が放散虫業界の方々に少しでもお世話になったご恩を返すことができてよかったと思っています。また南極の放散虫を処理する過程で,明視野で絞り込んで発色する珪藻の濃縮方法が明らかになり,新たな珪藻種として珪藻在庫に追加することが可能になりました。厚封じのスペーサーについても,解決のヒントは珪藻土試料にあったのでした。

いろいろな出会いもありました。春には微化石業界の方々にたいへんお世話になりました。初夏の頃には放散虫の専門家に詳しくご指導を頂きました。盛夏を過ぎる頃には,筆者の研究成果に関していろいろなディスカッションを頂戴しました。来客も多くありました。晩秋にはたくさんのプロとの出会いがあって大いに刺激を受けました。そしてJシリーズの販売を通じて,新しいお客様との嬉しい出会いがありました。いつも熾烈な争いを勝ち抜いたものだけが入手できるJシリーズになってしまったので,新規参入された方は本当に大変だったことと思います。

皆様への感謝の気持ちで,この一年を締めくくりたいと思います。大変お世話になりました。ありがとうございます(画像/MWS)。








2014年12月30日


ps

Jシリーズもすべて皆様のお手元に届き,ほっと胸をなでおろしています。皆様からの反響のメールも頂戴していまして,放散虫の世界に魅了されている様子も伝わってきて,嬉しく思っています。Jシリーズに魅了されたとの有り難いご意見も例年頂戴しておりますが,これはJシリーズというよりも,「対象物以外のものが何も見えない」というプレパラートですから,「対象そのもの」が観察者を魅了したのだと思っています。対象物とは,もちろん,珪藻と放散虫です。

こんかい供給した放散虫プレートには,ここ数年で新種記載された複数種が含まれています。その多くが国内の珪藻土(中山層)から拾い上げた放散虫のようです。こうしたことが起こるのは,とてつもない量の試料を処理して,放散虫を高度に濃縮して,そこから種ごとに拾い出しを行っているからだと思います。これまで目につかなかった種も,濃縮することによって見つかるようになります。新たに供給開始した放散虫プレパラートは,きれいなことはもちろんですが,希少な種もマウントできています。お楽しみいただければ幸いです(画像/MWS)。








2014年12月29日


ps

年末恒例の大忘年会が終わりました。17時から呑み始めて23時半にお開きになり,そのあとも25時までだらだらと続く耐久的な忘年会です。30年のつきあいが続く悪友どもが集結して,狭い当室で延々と一年の出来事を語らい,飲み過ぎて翌日には全て忘れてしまうという,本格忘年を行うのです。今年は,石巻直送の最高級ささかまと,霊峰富士山の湧水で仕込んだ,絞りたての新酒が忘年会開始3時間前に届くという素晴らしいタイミングで,6時間を超える忘年会は,「あれっ」と思う間に,瞬く間に過ぎ去ったのでした。いやー飲んだのんだ。

こうした悦楽を過ごせるのも,日頃に交流頂いている研究者の皆様,HP読者の皆様,プレパラートをお買いあげの大切なお客様,たまに筆者を思い出して下さる方々,視線をあわせて尻尾を振ってくれるそこいらへんのワンコちゃん,みなさまのお陰でございます。この大忘年会でまた,来年へのエネルギーを充電し,パワーを溜め込むのです。画像は,そんな話題とは関係のないJシリーズ。鳥獣戯画的な絵を実現できれば最高と,いつも思っているのですが,先は遠いようです。でもこのスライドはなかなか雰囲気があって,お気に入りの一つです(画像/MWS)。








2014年12月28日


ps

ここのところ放散虫の画像たくさんアップした日々でしたが,それを盛り上げるような素敵な画像が北のプランクトンのプロから届きました。この先生は天然のプランクトン群集を永年にわたってモニタリングされていて,幅広い分類群についての観察経験が豊富な第一人者です。モニタリングの合間なのに,さすがは素晴らしい絵を残されています。放散虫はこのように,ひじょうに細いトゲを伸ばしているわけですが,明視野での適切な絞り込みによって,バランス良く表現されています。今回Jシリーズとしてお届けしたのは,この細いトゲ(*1)や細胞の中身が消滅したあとのシリカ骨格で,それを洗ってきれいな殻にして並べたわけです(画像/S先生)。



*1 「細かいトゲ」は軸足と呼ばれる原形質の仮足で,シリカでは無いです。この軸足こそが放散虫の語源です。とのコメントを専門家より頂戴しまして,本文を修正しました(28日0時57分)。






2014年12月27日


ps

21日に販売しましたJシリーズは,FTPによる更新作業が終わって1分6秒後から注文が舞い込み,最初の5分で約10件の注文が怒濤のように舞い込む状態となりました。売れ筋のプレパラートは,最初の30〜40分で売れてしまい,日付が変わる頃にはメールも少なくなって,今年の戦いが終了しました。重複したご注文も多く,希望する品物が注文できなかったお客様も多かったことと思います。誠に申し訳なく思います。今期製作分は,とにかく全力を投入して,放散虫約1100個体,珪藻1800被殻,合計で約2900パーツを並べました。今後も安定供給できるように続けて参りますので,どうぞよろしくお願い申し上げます。

きょうの画像は,J331にマウントされている南極の放散虫。じつに優雅な姿で,これを美しく表現するにはどうしたらいいか,いろいろ考えてしまいます(画像/MWS)。








2014年12月26日


ps

放散虫を並べたプレパラートはきわめて希少ですが,ヨーロッパ方面では,ごく少数ながら製作されてきました。たいていが数個から20個くらいを載せたもので,今回ミクロワールドサービスで提供したような50個クラスとなると目にする機会がありません。また,これまで作られてきたものでは,主に厚みのある放散虫がマウントされていて,殻の薄いタイプがマウントされた標本は,ほとんどみかけません。これは試料入手と処理が共に困難なことが原因でしょう。当サービスでは,薄くて壊れやすい珪藻でもマウントできるように技術を磨いてきましたので,殻の薄い放散虫についても多くの種について取り扱いが可能になっています。きょうの画像がその一例ですが,シリカの薄膜が風化でさらに薄くなっているという代物で,触れる場所を間違えれば破片が飛び,置き方を間違えれば割れ,整列するのもきわめて難しいというものです(画像/MWS)。








2014年12月25日


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放散虫スライドは,これまでのJシリーズ(珪藻)と同等に,完璧にクリアな見えを追求しています。しかしながら,大きさが異なるので,厚みをもった封入にせざるを得ず,これが様々な問題を生み出します。封入剤は固まるときに縮むので,放散虫が載っている部分と何もない部分で収縮率が変化して,内部応力が残存します。これがひどければ,将来的に剥離の原因となることもあります。また固化が均一に進まなければ脈理の原因となります。こういったトラブルの制御は本当に難しく,これからも研究の日々となることは間違いなさそうです。

今回,放散虫Jシリーズを手にした方々は,末永くご利用いただくためにも,どうか優しく取り扱っていただければと思います。特に注意すべきは拭き取りのときに力をかけないことと,レボルバを回すときにカバーグラスにぶつけないことです。J334より若い番号では低屈折率の封入剤を採用しているものがあります。きちんと固まっていますが,かなりデリケートなので,剥離の事故は起きやすい可能性があります。部分的に剥離が進んでいる場合は,溶剤拭きや油浸などで一気に剥離が進むこともありますので,注意が必要です。何かおかしいと感じたら,筆者までご連絡ください(画像/MWS)。








2014年12月24日


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Jシリーズの発送作業が終わりました。世界各地から筆者のもとに集まった放散虫や珪藻たちは,きれいにおめかしして,今度は日本各地の方々へと巣立っていきます。きっと行く先々で,おめかしした放散虫や珪藻たちは,人々を振り返らせることになるのかもしれません。整然とした世界は人間が機械で作り上げるものと思っている人が世の中の大半ですが,生物学者は知っているように,顕微鏡を覗いていて幾何学模様や周期構造が現れたら,まず生物の存在を疑います。生物というものは,顕微鏡下では,整然としているものも多いのです。その最たるものが珪藻や放散虫であるわけです。

きょうの画像はJ330にマウントされている放散虫リクノカノマ。この放散虫は一個体でも見応えのある立派な形をしていますが,これを一方向に並べると流麗な感じになって,何ともいえない雰囲気になります。透過明視野でも美しいですが,偏斜照明にして,放散虫のエッジが光るようにしてあげると,きょうの画像のようにガラス細工が並んでいる感じが出てきます。こういった照明の使い方の練習にも向いている素材だと思います。早く,無事に,皆様のお手元に届くことを願っています(画像/MWS)。








2014年12月23日


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Jシリーズ第9期販売分(珪藻・放散虫)について,一日中,発送準備作業を行っています。まずは保管用ケースから,お客様への輸送用ケースにプレパラートを移さなければなりません。これが大変な重労働でして,まだ終わりません。高々40数枚程度のプレパラートを収納するだけですが,『完璧な拭き』が必要ですので,高度な手技を駆使しながら一日を過ごすことになります。まずプレパラートを実体顕微鏡でよく観察し,危険な粒子を毛先で取り除き,キムワイプでスライドグラス面を清拭して,また検鏡。そしてカバーグラス面をレンズペーパーで溶剤拭きにします。一枚のJシリーズについて,5〜15回の清拭工程が必要になります。そうやって,観察面は完璧にきれいにして,素早くケースに収めるのです。Jシリーズの製品価格には,そういった作業代金も,web掲載の画像取得も,本ページの毎日更新作業も,サンプリングも,製作も,すべてが含まれていますから,実はこれでも相当に安いのです。

きょうの画像J317にマウントされている放散虫。殻が割れているものを選び,割れている面をカバーグラスに向けています。このため,二重構造の内部を鮮明に見ることができます。選んでマウントしなければなかなか見られない光景で,けっこう貴重品です(画像/MWS)。








2014年12月22日


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Jシリーズ第9期販売分(珪藻・放散虫)は,

こちら

に掲載しましたのでご覧下さい。ご注文はメールでのお申し込みで,品番をお知らせ下さい。確認メールは返しません。お申し込み時点で,先着順で注文確定となります(画像/MWS)。








2014年12月21日


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21日は20時30分頃にJシリーズを掲載の予定です。もし21時30分になっても掲示されない場合は何らかのトラブルですので,アナウンスの上で販売を延期します。最終段階の詰めの作業を行っていますが,今回はB品が多く発生している印象があります。やはり新しい取り組みには新しい不具合がつきもので,封入剤とにらめっこして悪あがきした一年となりつつあります。それでも,とてもきれいに封じられたものも多く,皆様に見てもらうのが楽しみでもあります。どうぞよろしくお願い致します(画像/MWS)。








2014年12月20日


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こんかい販売予定の放散虫プレパラートについては,専門家のご協力を得まして,『鑑定書』もつけられる予定で準備が進んでいます。真のプロフェッショナルに種同定いただき,ほとんど誰にも名前のわからない放散虫にも種名が付されています。画像による診断なので間違いのある可能性もありますが,ひじょうに正確度の高いデータとなっています。種名リストつきの放散虫標本は希少中の希少といってよく,このようなプレパラートを紹介できることを嬉しく思っています。きょうの画像はその一例です。専門家達による,どれほどの技術・経験・知識が注ぎ込まれたものであるか,伝わりますでしょうか(画像/MWS)。








2014年12月19日


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パーツを少し変えるだけで,お顔の印象は違ったものになりますね。耳を目立たなくして,髪の毛にふさわしい珪藻の組み合わせをみつけて,クチビルケイソウをクチビルに使うのをやめた結果,より普通の人に近い印象になりました。こんな顔の人,どこかで見たことある…という感じがします。こういうプレパラートは,位置決め精度が求められる上に,決まった珪藻の種類で,大きさも全て適当なものを揃えないといけないので,製作はひじょうに面倒なものになります。たまにしか作らないのはそのためです(画像/MWS)。








2014年12月19日(2)


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18日午後は編集者とデザイナーさんをお迎えして仕事の打ち合わせでした。とうぜん,筆者のところで仕事をするわけですから顕微鏡の午後となりました。製作中のJシリーズを3種類の顕微鏡でご覧頂き,Jシリーズの精密さ,照明による見え方の違いなどを実感して頂きました。これでまた,「珪藻を見た」人が世の中に増えたわけです。よかったよかった(画像/MWS)。








2014年12月18日


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このようなデザインは,最初ある程度の素案はあるものの,完全に配置が決まっているわけではありません。配置を決めても,珪藻の個々の大きさがそれを満たさないので,詰まってしまったりスカスカになったりします。そういうわけで,並べながらデザインが決まっていくことも多いのです。この辺りは,『手術』だと思っています。狭心症でCABGを行うときなど,トラブルは山ほどあるでしょうが,執刀医は経験で乗り切ります。網膜硝子体手術でもそれは同じことでしょう。筆者はJシリーズ製作時は,絶対に患者さんを守るという心構えで臨んでいます。トラブルは数え切れないほどありますが,そのたびにあらゆる経験と知識を投入して,最終的には封じます。珪藻が教えてくれるデザインに導かれつつ,最終形に持ち込みます。途中で投げ出したことは,まだありません(画像/MWS)。








2014年12月17日


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残る時間で一枚でも多く珪藻を並べようと戦いの時間です。明視野をテーマに,色の出る珪藻を探しては封入しています。顕微鏡のプロにとっては,透明でほとんど見えないような物体こそ,照明を工夫して目を鍛えて微細構造をとらえる面白い対象ですが,「珪藻? 何それ?」の世界にお住まいの方々には,コントラストが不足して面白くないことでしょう。夜空に浮かぶ花火のように,暗視野で見せれば抜群のインパクトがありますが,明視野でも同様の効果をできないかと思っているわけです。過去に製作してきた色の出る珪藻はいずれも好評でしたので,ぜひともミクロワールドサービスのウリにできればいいなぁと(画像/MWS)。








2014年12月16日


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Jシリーズは21日の20時30分頃の販売とさせていただきますので,皆様よろしくお願い致します。今回は,放散虫スライドがメインになります。現在25枚程度を供給できるように準備中です。放散虫は珪藻と比較してとにかく数が少なく,また種類を集めるのに膨大な時間がかかります。今季のJシリーズ製作のために,4月頃から延々と放散虫の処理,拾い出し,ストックを続けてきました。半年以上にわたる作業の結実を披露させていただくわけでもありますので,ぜひとも,本ページをチェックしていただければと思います。珪藻スライドは少数の供給となります。今回はデザインものを中心に製作しております。多種類系のプレパラートは,来年の春頃までに供給できればと思っております。合計枚数としては,例年通りの供給が出来る予定ですので,画像も賑やかになります。世界中探しても入手できないようなものもありますので,「どれどれ」と覗いてやってくださいませ(画像/MWS)。








2014年12月15日


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明視野で色の出る珪藻は種類が少なくて,持ち合わせもあまりないのですが,南極の珪藻でも色が出るものがいることがわかり,少量を使うことができるようになっています。この画像右上のまだらに発色している円形のものが南極の珪藻です。画像右下の厚みがある感じのものは,化石珪藻で,佐渡島の珪藻土から拾い出したものです。もう少し色のバリエーションが欲しいですね(画像/MWS)。








2014年12月14日


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珪藻を並べているとニンゲンの勉強にもなります…。ほんの少し目尻をいじったり,目幅を変えたり,クチビルの向きを変えたりするだけで,表情が刻々と変わるのです。もっとも,本当のところは珪藻が並んでいるだけで,それを表情と思ってしまうのはニンゲン側の問題でもあります。しかし,こんな些細な変化を見て,人の表情を感じ取っているんだなと思うと,ちょっと不思議な気分にもなります(画像/MWS)。








2014年12月13日


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珪藻は基本的にはモノクロームの世界ですが,珪藻を並べていると色つきのものが欲しくなることがあります。暗視野ならカラフルにできるので,これまでは暗視野での発色を考慮した設計をしてきました。しかし今年は「明視野」を念頭に製作しているので,明視野で色が出ないか考えていました。そこで生まれたのが必殺技「珪藻二枚重ね」です。豊富な在庫と十分な検討,そして永年の経験がなければこうした発想自体が生まれないだろうと思います。実際に作ってみて,狙いが当たったときは,「よしっ!」という気分になります(画像/MWS)。








2014年12月12日


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Jシリーズの製作では,毎年,ある程度のテーマのようなものを決めて取り組んでいます。今年は顕微鏡の基本に立ち返って,「明視野」をキーワードに製作しているつもりです。放散虫は明視野観察が基本ですからテーマ通りですが,珪藻はそうもいきません。珪藻を明視野で見せるには,デザインで惹きつけるか,コントラストの出やすい珪藻を選ぶといった工夫が必要になります。もちろん明視野でみて面白いものは,暗視野ならばまた見事な眺めになるので,一粒で二度おいしいスライドになるわけです。こういった大方針を念頭においておくと,それにそったアイデアが育つので結構有用な気もしています(画像/MWS)。








2014年12月11日


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Jシリーズはいつも完全無欠を目指して製作していますが,たぶん,これまでで完璧なものは一度も作れていないような気もします。完全に透明な基板に,完全透明な封入剤,欠陥のないカバーグラス,無傷で汚れがなく封入剤が完全に浸透した珪藻,そして破綻のないデザイン…。これらの条件が揃えば完璧なものができるはずですが,実際には,珪藻のどこかが小さく欠けていたり,どこからか落ちた製作時には見えない粒子が存在したり,封入剤が入らなかったり,固めている途中で謎の気泡が出来たりして,どこかに何らかのマイナスポイントが存在するのも事実です。完全無欠なものが出来ると思っていること自体が間違いなのですが,目標はそこに設定しないとレベルの高いものはできないので,むずかしいところです。

きょうの画像もそんな例で,多数の珪藻が美麗にマウントされていますが,製作時には全く気づくことができなかった気泡のようなものが見られます。こうした現象をシビアに排除すると使える珪藻種が減りますので,一つの被殻で1〜2個の気泡は許容範囲と考えて製作することもあります。どこまでならOKかというのはうまい線引きはないように感じています。DL-TESTでは一つでも不良個体が入っていると規定の数を満たさなくなるので,選別は非常に厳しく行っています。一方で多数を並べることを優先する場合は,多少の不良個体でも種数優先で並べることもあります。作っているときは精神状態のモードが人間ではなくなっているので(笑),あとで完成したものを人間の目で見ると,「なんでそんな判断したんだかな〜」と思うこともあります。むずかしいもんです(画像/MWS)。








2014年12月10日


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これは状態のよろしくない珪藻を封じたもの。コスキノディスクスやトリケラチウムに気泡ができています。どうにも封入剤が入っていかないようで,非常に困った現象です。どこにいるかも分からないところから採集して,時間をかけて処理して,何万分の一という確率の希少な個体を拾い上げても,最後にこのようになったらお仕舞いです。この現象の不思議なところは,処理後まもなくの間は,問題なく封入できるのです。それが拾い上げて数ヶ月から一年くらい経過すると,封入剤が入らなくなる種がいるのです。珪藻の表面にあいている穴ぼこは,ウイルスさえも通過できないほどの小さなものですが,これが何らかの原因でふさがるようです。もし,この穴ぼこ近傍の成分が大気中の成分と反応するような現象の場合は,液体中に保存するしかなくなるので,面倒なことになります。きわめて浸透性のよい別の封入剤を使うという手もあるかと思いますが,経年劣化や材料との相性をすべて検討し直しになる上に,完璧にクリアな現在のJシリーズを維持できなくなる可能性もあるので,現在の路線を維持したいと思っています。それにしても,以前から見られた現象ですが,困った困った(画像/MWS)。








2014年12月9日


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今回販売を目指している放散虫は,すべて化石・堆積物試料を原料としています。手持ちの種類はおそらく100種強程度かと思いますが,細かい分類がわからないので(専門家でもわからない場合もある),実際に区別して並べられるものは70種程度になっています。産地は様々で,国内各地の珪藻土に含まれているもの,南極の海底泥,地中海方面の珪藻化石,アメリカの珪藻化石,産地不詳の海底泥(おそらく太平洋)などとなっています。これらの中に入っている放散虫は大まかに分けて,殻の分厚いものときわめて薄いものがいます。きょうの画像は薄い殻のものの例です。細い針金細工のような構造で,中心部を幾重にも取り巻くような複雑な形をしています。これを毛先で取り扱って並べるわけですが,ハンドリングを誤って毛先が放散虫に刺さってしまうと,それを抜くときに,かなりの割合で破損してしまいます。個体によっては珪藻よりも壊れやすいと思うくらいで,少しでも力を入れて押すと破片が飛んでいきます…。こういったデリケートなものは取り扱い困難物なので,それを封じた標本は貴重なものと言えるかと思っています(画像/MWS)。








2014年12月8日


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生物顕微鏡は透過明視野中央絞りが基本となる照明法です。この照明法によれば,照明開口数の制御によって,インコヒーレント照明からコヒーレントな照明まで無段階で制御でき,それによって解像限界の変化と低空間周波数成分のコントラスト制御もできます。また低空間周波数成分の色情報も有効に取り出すことができ,特に染色標本の照明法として有用です。

ところで,放散虫はガラス質ですから,これを表現したいと思えば,暗視野光束による散乱光の成分が必要です。きょうの画像に示すように,透過明視野中央絞りでは,B/Wの物体に見えるだけで,ガラスっぽさがわかりません。画像二枚目に示すように偏斜照明を施して,放散虫の輪郭で光が反射するようにして,はじめてガラスっぽさが出てきます。こういった練習にも放散虫は有用かと思いますが,ホンネを言えば,「練習」というよりも,このキラキラを眺めていたいというところです。

プレパラートの紹介では透過明視野での,キラキラ感のない画像を紹介することも多いですが,それが本当の見えだと思ってはいけません。見え方は,光の当て方によって,いくらでも変化するのです(画像/MWS)。








2014年12月7日


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現在,東京ミネラルショーが開催中です(こちら)。筆者も少しだけ覗いてきましたが,押すな押すなの大混雑で子どもから大人まで様々な方が石ころに群がって,じつに楽しい雰囲気でした。今年はけっこう品揃えも豊富な感じで,どこの店舗を覗いても見飽きない感じです。筆者はいつも光学結晶を探しにいくのですが,透明な大結晶はほとんどない印象でした。特に方解石の品薄感は異常とさえ言えるほどで,5年前にはたくさん並んでいたのですが,今年は全体で数個?といった状態でした。磨いた石ころはかなり豊富な感じで,今年は箸置きに適した石ころを求めてさまよいました。なかなか面白い催しなので,皆様もぜひご覧になってはいかがでしょうか(画像/MWS)。








2014年12月6日


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きょうの画像はSaturnalis circularis Haeckelと思われる放散虫。手持ちの南極海底の試料と,太平洋の海底試料から,破損のないものは6個体しか見つかっていません。深海に住む種とも言われており,入手そのものが非常に困難です。その貴重さもさることながら,名前の通り,土星を思わせるリングが,これ以上ないシンプルさで本体を取り巻いています。本来は中央部の殻は二重構造ですが,溶解消失しやすいとのことで,画像の個体でも二重構造には見えません。

こうした構造がガラス質(生物ケイ酸)で出来ているのですから自然というのは不思議です。本種は今後も集める努力を致しますが,今回は数枚だけ供給できる見込みです。中には殻が若干汚れているものもあることは予めご承知下さい。世界中の標本コレクターでも,コレを持っている人は少ないと思われますので,欲しい人はこの土星の姿を覚えて下さい。きょうの画像もニコンS型のアクロマートコンデンサによる偏斜照明で撮影しています。二枚の画像を合成しています(画像/MWS)。








2014年12月5日


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今季のJシリーズは,現在のところ,21日の夜に販売を目指しております。今月も様々な用事があって,うまく日程を合わせられるかどうかわかりませんので,現時点では仮決めの段階だと思ってください。また近くなりましたらご案内いたします。きょうの画像に示すような,本当に貴重な,入手のむずかしい放散虫を販売の予定ですので,どんなものができあがっているのか,当日はぜひチェックしていただければと思います。きょうの画像はニコンS型による撮影です。ニコンS型のアクロマートコンデンサによる偏斜照明が放散虫にはじつにマッチしていて,NA=0.25〜NA=0.4程度の対物レンズで観察すると,すばらしい輝きになります(画像/MWS)。








2014年12月5日(2)


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4日は機材引き渡しの関係で珪藻研究者が来室しました。筆者の知人研究者の中では,顕微鏡に対する愛情の深さで最上位に位置する人で,この人の検鏡の様子(手慣れた操作)を見ているだけで,職人の無駄のない動きを見ているような,そんな感じがします。ちょうどJシリーズ製作中ですので,4枚ほどご覧頂きましたが,「時間があればいつまでも覗いている…」とつぶやきつつ,時間切れとなりました。。一枚20分は覗いていたでしょうか。じっくり覗いて頂くというのは,製作者としては,ほんとうにうれしいものです。画像は検鏡に使ったニコンS型と簡易顕微鏡。ほかにオプチフォトの微分干渉でもご覧頂きました(画像/MWS)。








2014年12月4日


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これは電車内でみかけた広告。あまりに興味深い内容だったので,メモ代わりに撮影してしまいました。水,自由電子,NMR…。見ているだけで頭が混乱します。NMRは,あのNMRなのです。なぜNMRでパイプ内の赤さびが防止できるのか,理解が進みません。水の振る舞いはおそろしく複雑で,鉄のケミストリー,特に酸化鉄や水酸化鉄のそれについても恐ろしく難解な世界なので,分からないことは仕方がないのですけど,でもNMRでサビ防止…,メーカーさんのHPを見ながら,ぐるぐると(無駄な)想像が巡ります(画像/MWS)。








2014年12月3日


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これは珪藻・放散虫在庫の保管の一例。ホコリよけにステンレスの容器をかぶせています。Jシリーズの製作練習を開始した頃,何も知らずにポリスチレンの容器をホコリよけにしたのです。すると次の瞬間,珪藻の姿はありませんでした。理由はお判りですよね…。紛失したのは苦労して見つけた星形の珪藻だったのでがっくりしましたが,この「がっくり」が大事で,二度とこのような事故を引き起こさないぞとつよい信念で考え抜いてステンレス容器という対策が生まれたわけなのでした。失敗に学ぶことは本当に大事です。Jシリーズを製作していると,本当にいろんなトラブルがありますが,できることなら,可能性のあるトラブルには,できるだけはやく遭遇したいとさえ思います。そうすれば対策を考えることができるのですから(画像/MWS)。








2014年12月2日


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仕事が早く終わってしまった関係で,最終日は十分な時間ができました。急いで新幹線で帰っても,その日は標本製作には取りかかれないので,のんびりと旅情を楽しみつつ日常モードに復帰することとしました。出張先へは急いで行く必要がありますが,旅先からは時間をかけて帰った方が,頭の中身がスムースに切り替わります。

まずは食品館でお買い物。旅先の買い物は,土産物屋よりも地元スーパーを優先というのが筆者流です。よさげな味噌があったので買い込みました。手荷物には5〜6キログラムの顕微鏡があるというのに…。

さて余った時間を有効活用。会津鉄道へ。ここの路線を通しで乗車したいと思ったのはウン十年前のことでしょうか。なかなか機会がなく,会津若松までの用事は何度かあったのですが,いつも磐越西線での帰宅でした。念願叶って,うれしい。。画像で示すように,素晴らしい車窓風景なのです。日本の農山漁村を眺める時間は,筆者にとっては何者にも代え難いのです。途中で土産物を買う時間もあり,ふつうの人は買わないようなきのこの乾物などを買い込んで,直通列車に乗り込み,鬼怒川沿いを下って大谷川を渡れば下今市。そこからゆっくりと,日常の都会風景に引き戻されます。

会津鉄道の車窓風景は素晴らしいです。途中駅のそばで流れる細流で,こりゃぁイワナが泳いでいるだろうという感じのところもあります。まさにマウントエクスプレス。皆さんもぜひ乗ってみてください(画像/MWS)。








2014年12月1日


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お休み期間中の仕事の一つは出張でした。放散虫研究集会2014(会津若松)への出席で,夏頃からお誘いを受けていたものです。今年は放散虫標本の製作を本格的に始めたこともあって,関係者との交流を重視して出かけることにしました。この出張では,1)Jシリーズ製作並びに研究活動に関する口頭発表,2)放散虫の内部構造の可視化方法に関するポスター発表,3)放散虫標本の顕微鏡観察デモ,4)知人の分類屋さんの顕微鏡整備,と色々な仕事を抱えていたのでした。

そういったわけで,通常の出張に加えて,顕微鏡2台,照明用小物類,ポスター,メンテナンス用具を持っての移動となりましたが,あいにくお天気が悪くて,顕微鏡が濡れないように抱えての移動でもありました。仕事は順調で,講演は15分間,午前中のトリを命じられていたので,質疑応答は顕微鏡のデモ時間を利用することとして,15分間フルに使った発表を用意しました。スライドは34枚で,これを一太郎の全画面表示でスクリーンに映して,タイマーの残り時間をチラ見しながら時間調節して,余すことなく話し終えたと同時に「チーン」とベルが鳴る,発表者にとってはちょっとうれしい15分00秒の時間だったのでした。

昼食の時間は顕微鏡のデモも行い,新しく製作した放散虫スライドを専門家の方々にご覧頂きました。ご参集の方々は,プロ中のプロの方々なので,どういった「指導」が入るかと楽しみにもしていたのですが,皆さん感心されるばかりで,具体的な指導は少なかった気がします。しかし良い標本であることは間違いのないようで,どの方からも,ほとんど絶賛に近いお褒めの言葉をいただきました。中には,何十年と放散虫を研究している方から,「この放散虫のこの構造は初めてみた」という意見も頂戴しました。筆者は力業で放散虫を集めていますから,専門家ですら見たことのないものを集められているようです。

ポスター発表の時間はわずかでしたが,日本プランクトン学会で発表したポスターを使って放散虫の観察法についてお話しさせていただきました。素人の筆者が,放散虫の専門家に向かって放散虫の観察法を発表してしまうのですから,普通なら恐ろしいところですが,内容は顕微鏡光学に関することですので,内容が光学に基づく根拠のあるもので少しも揺らぐところがないので,安心して皆さんに新しい観察法をお勧めすることができました。

懇親会でも顕微鏡を持ち込んでJシリーズの展示を行いました。一杯やってアルコールが回った方々には,珪藻や放散虫がさぞかしキラキラと(ゆらゆらと?)見えたことでしょう(笑)。

最終日にはビジネミーティングの後に,優れた発表に関する授賞式などが行われました。なぜか筆者のポスター発表(+顕微鏡デモ)とRC GEARさんによる驚異的な放散虫模型が,特設された「感謝状」に該当することとなり,有り難く拝受いたしました。今回発表した放散虫観察の方法が広く役に立つ方法であることは間違いないと筆者も思いますので,理解されてよかったと思うとともに,試してみる方が増えればいいなと期待しています。

研究集会が終わった直後に,微化石の一般向け講演会があり,これに出席して勉強しました。じつに素晴らしい内容の講演で,地質系研究者の,微化石を用いた熱い取り組みに感じ入りました。知人を誘ったのですが,「とても面白かった」と好評でした。

研究集会関連の全日程を終了すると,こんどはすぐに顕微鏡メンテナンスです。検鏡室に直行して,ダイアフォトの点検作業に入ります。この顕微鏡は今から8年前に筆者が「顕微鏡指導」を行って,なるべく高性能の倒立顕微鏡ということで購入を勧めたものです。その責任から,購入時に筆者が一度分解メンテナンスしています。それから時が経ち,見えも悪くなってきたということで,再度メンテナンスということになりました。調べてみると,内部のプリズムとミラーが汚れていて,動物の毛まで付着していました。何千日という日数が経過すると,ほんの少しの隙間から入ったホコリでも沈積・堆積していくので,定期的なメンテナンスは必要です。

結局,プリズムとミラーを取り出して清拭し,コリメート法用のリレーレンズを清拭して,接眼ミクロの清拭,対物レンズ5本の先玉を清拭して作業終了となりました。あとはJシリーズを微分干渉や明視野や暗視野で紹介して,時間切れとなりました。そのあとに会津の郷土料理をご馳走になってしまい,恐縮しながらも楽しい夕べでした。

そんな感じで,わっせわっせと仕事をこなした出張となったのでした。画像一枚目は研究集会の会場となった福島県立博物館。すばらしい設備です。画像二枚目はポスター発表会場の様子。画像三枚目は懇親会での一コマ。RC GEARさんの放散虫模型の横で,顕微鏡で実物の放散虫を見られるという趣向です。画像五枚目はメンテナンス中のダイアフォト。何だかんだいって,研究用顕微鏡の前に座ると,ホッとします…(画像/MWS)。



*1 このように書くと,大成功で輝かしいお仕事の日々のようにも見えますが,実際はそうでもなく,気分的にはかなり敗北のような感じでした。重い課題を背負うことになった気もしています。その主たる原因は顕微鏡のデモです。きれいに洗って光り輝く放散虫の標本を持って行ったわけですから,放散虫の専門家の皆さんなら喜んでくれると思ったのですが,顕微鏡を覗きに来られる方々があまりいない…。出席者で,結局一度も覗かずに帰られた方々が多くいらしたようでした。これは「本業」を優先することからポスター発表などに時間をとられた結果でもあるでしょうが,顕微鏡を覗くこと自体に親和性の低い方々もおられるでしょうし,講演で「見た気になってしまい」顕微鏡を覗かなくてもいいやと思った人を筆者が作ってしまったかもしれません。あるいは筆者の人相が悪くて近寄りがたかったのかもしれません。いろいろな理由があるでしょうが,放散虫を並べたスライドなんて,デモで見られる機会など,ふつうは一生に一度もない貴重なものです。それでも関心持ってもらえないというのは想定外で,これから時間をかけて反省材料探しをしなければなりません。

*2 見る,という行為の重さが時代とともに変わってきているというのも,最近感じるところです。色々なところでJシリーズを紹介していて思うのですが,30代より若い人で半数くらいの人が,5秒以上は覗かないのです。そういった方々はだいたい3秒くらい。短い人では1秒しか覗かず,もう一度見ようとはしません。しかしそれらの方々も,「すごーい」「きれいー」「これはヤバイ」と感動or感心しているご様子なのです。ある程度の年齢になると,じっくり検鏡する人が増えてきます。どちらもイメージを脳に叩き込んでいることは同じですし,瞬間のイメージが焼き付いていることも確かだと思いますが,数秒で満足してしまう,二度は覗かないというのでは,そのスライドに込められている命を賭けて投入している技術を丹念に味わうことはできないわけで,少しもったいない気もします。もっともそう思ってしまうのは製作者のエゴなのでありますが。というのも,瞬間で人を感動させたとすれば,その時点でスライドの価値の一部は伝わっていて,汚い散布スライドでは決してできない仕事ができているという意味では,十分に評価されていると言っていいからです。






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